新米姉妹のふたりごはん

ドラマのアヤリの変化がすごくしぜんで、料理する姿や、説明もいつも楽しく、ほんとに続編が見たいです、最終回は思わず泣いてしまいました。

原作だと、もっとキツイ目で人見知りが激しい印象でしたが、ドラマでは敬語が逆に新鮮な感じでした。
可愛いらしく、相手が女性でも奥ゆかしい対応的に見えて「男の人は好きだろうな」と(笑)。
料理を作る時に急に自信がある表情になるのも良かったです。

毎回見せてくれる料理をしている時の生き生きとした表情と普段のシャイな姿のギャップが魅力的でした。最終回付近からキャラ変？！というくらいサチへの依存が強くなっていて驚きましたが、決して別人には見えず、サチという姉が出来たことであやりの本来持っている弱い一面が表に出てきたのかなと感じられたのも良かったです。最近は寂しそうな表情を見せることが多かったので、サチとクリスマスを過ごす楽しそうな笑顔がよりキラキラ輝いて見えました。

正直、ちょっと違和感が。
大友さん、有名なのかもしれませんが、個人的にあまり良いと思えない演技でした。
申し訳ないけど他の子でキャスティングしたものを見たかったです。

感情を表に出すのが苦手みたいだけど、料理を作るとなると人が変わったように饒舌になるという変わり様をうまく演じていたなって思います。いろいろな調理専用の器具を彼女がドラマの中で説明するシーンが何度かあったけれど、まるで某長寿アニメの猫型ロボットが異次元ポケットから『ひみつ道具』を取り出してくる感じがして毎回面白かった。その時の決めゼリフや決めポーズもコミカルで人付き合いが苦手そうな普段のキャラとの対比で際立っていた。

サチに会えなくて寂しそうな姿や「ちゃんと食べてるかな」と心配する姿が健気でいじらしくて、絵梨やなおが気に掛けてあげる説得力がありました。見た目も大人っぽいし普段からしっかりしている分、心細そうにしていると余計に手を貸してあげたくなりますね。ピザを作っている時の楽しげな笑顔は相変わらず生き生きしていて綺麗で、バーナーを銃のようにかまえてポーズを決める姿もお茶目で可愛かったです。

食材に失礼のないようにと、真剣な眼差しで材料と向き合って調理する姿がとても美しく、食いしん坊のサチが料理そっちのけであやりばかり撮影する説得力がありました。キリっと緊張感が漂っていたり、「どうかな？」とワクワク顔で調理過程を確認したり、満足そうな笑顔を浮かべたり、サチの台詞にもありましたが、料理をしているあやりは本当に表情が豊かで良い顔してるんですよね。何も台詞がなくても料理が大好きなんだなって表情だけでちゃんと伝わってくるところが良かったです。

賄いの天丼をサチと取り合いしている時の笑顔が印象的でした。いつもは控えめなはにかんだような笑い方なんだけど、今回は目がなくなるくらい顔をくしゃっとさせて凄く楽しそうに笑っていて、仲の良い本当の姉妹に見えました。あやりがこんな笑顔を見せるようになったのはサチの影響が大きいと思うし、2人が出会えて本当に良かったなと親のような気持ちになりました。お勧めしたあおさ塩をサチが絶賛した時の興奮した喜びようもお茶目で可愛かったです。

絵梨に「友達でしょ」と言われた時の驚いた表情から徐々に嬉しさを噛みしめているような笑顔に変わっていく姿が可愛かったです。絵梨との初対面の時はガチガチに緊張していたし笑顔も控え目だったけど、随分感情を素直に表現出来るようになってきたなとあやりの変化を実感しました。絵梨とのデートの時も、絵梨がしっかりしていてガンガン引っ張っていくタイプだからすっかり身を任せているというか、サチといる時より妹っぽく見えたのも新鮮でした。普段の制服を着たナチュラルな姿も可愛いですが、流行りの洋服を着てメイクを施した姿も華やかでとても美しかったです。

30分で晩御飯を作るシーン、急いでいるんだけど手際が良くて無駄な動きが一切なくてあやりの効率の良さと頭の良さが感じられました。姉のような妹というよりお母さんみたいですよね。料理コンテストに出場しているのかというくらい時間を気にしながら真剣な表情で作っている姿も、サチに温かいものを食べてもらいたいというあやりの愛情が伝わってきました。サチにヘアアレンジをしてもらった時のはにかんだような嬉しそうな笑顔に幼さが感じられ、姉に甘える妹のような可愛らしさがあったところも良かったです。

まずセーラー服がとてもよく似合います。無口で表現が難しいと思うけれど、細かい喜びが随所に見られるところが好きです。髪を結び直して料理に取りかかるシーンでは、顔つきが引き締まったように変わり、見ているこちらがドキッとします。集中して料理している姿はとても魅力的です。

1話から少しずつ自然な笑顔が増えてきて、口調はまだ丁寧なままだけど堅さが取れてリラックスしているのが感じられ、サチに心を開いていく過程が自然で上手いです。あやりを子供の頃から知っているみのりが「こんな笑顔するんだね」と驚く説得力がありました。最初の頃の食事シーンではサチが料理を食べる様子を緊張して反応を窺うように見ていましたが、最近はサチの感想を聞くのを楽しみにしているようなワクワクした表情を浮かべていて、2人の距離の近さを感じさせるところも良いと思います。

サチのお弁当メニューを考えている時の楽しそうな表情が印象的でした。いつものクールな雰囲気と違って口元に笑みも浮かべていて、誰かのために料理を作ること、その相手が喜んで食べてくれることがあやりにとって何よりの喜びなんだなと感じられました。なおに話しかけられた時の挙動不審ぶりや、つい味噌玉について熱く語ってしまうところもお茶目で可愛かったです。ミステリアスな美少女ぶりも健在で、同性のなおが思わず見惚れてしまう説得力があって良かったです。

サチの部屋に入るのを躊躇ったり、サチと絵梨の仲の良さに気おくれしたり、絵梨に遠慮して自分が作ったクッキーを隠したり、随所であやりの気ぃ遣いで人見知りな性格が垣間見れる表情の変化が上手かったです。絵梨に呼び捨てにされた時は気にも留めずすんなり流していたのに、サチに初めて「あやり」と呼ばれた時には、驚いたような、照れたようなはにかんだ笑顔を浮かべていたのも印象的でした。サチに「姉さん」と呼びかける時の意を決したような真剣な表情も初々しくて可愛かったです。

サチとのお出かけに何を着ようか迷う姿が初デートに行く女の子みたいで可愛かったです。サチから貰ったゴムをいつも大切に使っている姿も健気だし、ソーセージメーカーを得意げに披露する姿も普段の真面目キャラとギャップがあってチャーミングだし、あやりのただのクールでお堅い女の子ではない一面をキュートに演じていると思います。

大友さんは、このドラマではじめて知りました。あやりちゃんの一見ぶっきらぼうでしっかり者、でも誰よりもデリケートな感じが、私まで守ってあげたくなりました。料理するシーンは吹き替えの部分もあるかもしれませんが、所作が美しく研究されてる感じが伝わりました。他の作品でも観てみたいです。

クールで表情に感情が出にくいような役の女の子を演じているのが新鮮でした。言い回しもなるべく単調にしているのかなと感じられて、工夫されていると思います。無表情の中にも心情の変化が表れているのがお見事です！でも、まだ少し不自然な感じも否めないですね。

ローストビーフを食べるサチを緊張気味に見つめる表情が可愛かったです。美味しいと喜ぶサチを見てホッとした顔になるところも、おかわりしたいと言うサチに「お勧めの食べ方があるんです！」と意気込む姿も、サチに美味しいものを食べて欲しい、喜ばせたいというあやりの思いやりと優しさが伝わってきて微笑ましかったです。落ち着きのある声で台詞も聞き取りやすいので、調理過程の説明が分かりやすいところも良いと思います。

生ハムをカットする職人のような姿や味見をして興奮気味にウンチクを語る姿が、クールで近寄りがたい雰囲気とギャップがあってチャーミングでした。サチから飾りゴムを貰った時の驚きと喜びが入り混じったような反応が初々しくて可愛らしく、大人びたあやりの年齢相応の素顔が垣間見れたところも良かったと思います。