まだ結婚できない男

正に孤軍奮闘！
女医もいない、金田も、高島礼子もおらず、英次まで、あんな訳の分からない女と結婚するなど、総崩れの続編で、辛うじて形になったのは、阿部さんだったから。
まともだったのは桑野ファミリーと棟梁くらいで明らかに前回より劣る共演者ばかりで、阿部さんが気の毒だった。

いつ何度見てもこの独特の空気を醸し出してくれる演技に、思わずにやけてしまいました。役になりきる力がずば抜けて優れていると思います。

些細な動きやコミカルな動きとひねくれすぎる性格から出る言葉が本当にツボでした。ひねくれていて人づきあいができない中でも、自分なりに変わろうとしている心境が表現されていて、回を重ねるうちに応援したくなる気持ちも芽生えていました。

出だしからあの人に対して関わろうとしなかった桑野信介が結婚したくてたまらない男に見えて違和感しかなかったです。もともと怪しかったのですが、今回は以前にも増して滑舌が悪くなったように見えます。そして唐突な最終回の告白には全くついていけませんでした。

桑野の偏屈さが増す演技がよく出来ててよかった。
やっぱりこの役は阿部さんにしか出来ないでしょう。
今回は周りのキャラと脚本が残念すぎただけ

久しぶりに阿部さん演じる桑野さんに会えるということで楽しみにしていましたが、なんだか「歳を重ねた」というよりは、ただただ「歳をとった」という感じで、また「結婚しない」ではなくタイトル通り「結婚できない偏屈なおじさん」になってしまった印象を受けてちょっと残念でした。

前作が面白すぎたのでどうしても比べてしまうけど、阿部さん演じる桑野も、トシを重ねたせいかすべてにキレがなかった。ドブ色みたいな服装が多くて、桑野の年齢以上に薄汚れた感じが強調されてたし、いかにも覇気のない感じ。一流建築家というポジションで、お金を持ってる独身なんだから、もうちょっとすっきりした身なりでも良かったのでは？

前シリーズより今回の方が偏屈でした(笑)。
でも今回の方が（歳を取ったのか）素直な部分や、相手の事を考えているな、ってシーンが多かったと思います。
ラスト前では、あの前シリーズのデジャヴが甦りましたが（汗）。
最後に明るい終わり方だったので良かったです。
もう人を小ばかにした様な「フッ」が見られないのが悲しいですね。

最高！
前作に引き続きこじらせ独身男ながらスペックはバリ高い
阿部さんの顔や態度で桑野さんが何を思っているかが分かる
喋り方、歩き方、目線全てがいかにも！って感じで本当に上手い

阿部寛さんしかこの役は出来ないと思います。

15年の年月がたち桑野という人の変化をよく表現していると思います。カフェのオーナーの女性や姪の為に行動し、ありがとうと感謝される事やSNSで誹謗中傷していた人に対して穏便に解決したり他人に素直にお願いする姿等は相変わらずの中に可愛らしさを感じます。

実は設定の年齢と同じです。私は運よく結婚できましたが。同世代、同年代から見たら、あの言動は羨ましいとも言えます。当たり障りのない言動をする人が多い今の世の中で、自分の中で筋の通った考えを持って、それを外に示すことはなかなかできることではないです。私も、多少傷つきながら、自分を出そうとしています。

『偏屈男』の桑野を演じるのはやっぱり阿部寛さんしかいません。
ドラマの中で13年前の映像が出て、若干薄汚れた感じがしますが・・
キメる時はばっちりとキメ、ときに優しい。
人を馬鹿にした様な「フッ」と笑う時の顔。
すべてが上手いな、と思います。

SNS用の写真撮影にライティングまで設定してしまうとか、どうでもいいような事にまで徹底してこだわるのが、いかにも桑野さんらしい感じ。久しぶりのお料理も本格的でしたし、やっぱり面白い人ですね。エイジ君の結婚披露宴でのスピーチでは、深い思いのこもった「おめでとう」の一言に、結構本気でジーンと感動してしまいました。

直前に「結婚できない男」を全て見返してからの今回のドラマなので、１３年経ったとは思えないそのまんな桑野さんでかなりテンション上がった！性格もやっかいだけど、着てるシャツが普通のおじさん臭さをアップさせてて最高。猫背とか歩き方とか店員さんへの対応も、リアルにこういう人いたら近づきたくないな～と思う。笑
桑野さんの嬉しいことがあった時の笑い方が気持ち悪いけどツボ。

女性の気持ちがわからない、偏屈男を演じたら右に出るものはいないというくらい、役にマッチしています。さりげなく結婚していない女性が気にしているようなことをグサッと言う時の表情が憎たらしくてたまりません。

いかにも絶対結婚できないと思わせる言動が上手すぎる。端正なルックスで見た目は問題ないのに、皮肉屋で上から目線、自分のこだわりが強すぎるキャラを演じているので、逆にたちが悪い感じが際立って面白い。変人っぷりが増してて、可愛らしい時もありたまにイラっとする(笑)

どうしても前作と比較してしまいますが、桑野さんも５０代になって結構常識的になったような感じですね。何よりちゃんと謝れるようになったし、妙な我を張ることもなくなったような。別に疲れてるわけでもないのに、猫背で歩いてる姿の前かがみ具合がどんどん進行してますね。あの姿だけ見てるとものすごく面倒くさくてややこしい人柄を想像しますが、実は全然まともになってきていて、偏屈変人の桑野さんファンとしては多少物足りない感じです。

１３年前の前作に比べて、あまり自宅で凝った料理を食べてるシーンがないなと思ってたら、自宅のあのキッチンで北京ダック２匹もお料理してしまうとか、相変わらず食べることへのこだわりとマメさは健在ですね。そして、桑野さんが謝れる人になってたことにも感心。ジムの薬丸さんにも、まどか弁護士にもちゃんと謝ってましたね。１３年分ちゃんと成長してるんですね。

最高！
もう言うことないでしょw

なんとも言えない皮肉屋な表情、コミカルな動きやこだわりの強さが何度見ても笑えます。言いたいことを口に出してしまうくせにどこか気にしいな部分もあり、アンバランスさも絶妙です。特に好きなのが、パグ犬と見つめ合うシーンで毎回ツボです。この役は阿部寛の本当に当たり役だと思います。

ブルブル震えるエクササイズマシンに乗ったままミルクを飲もうとしてこぼすとか、ジムで隣の男性に張り合ってトレッドミルで奇妙な動きをしてしまうとか、相変わらず細かい挙動のすべてが面白い。パグを見て、ケンちゃんと勘違いして声をかけた時の驚きと感激の表情なんて、演技とは思えませんでした。やっぱり上手いですね。

阿部さんが演じるからこそ、クスッと笑えて毎回楽しませてくれます。変わり者で周りから煙たがれる役をあんなに自然に演じられるのは阿部さんだけだと思います。ただ、前作よりも恋愛に関して積極的になっていると感じたので、また違った目線で楽しませてくれそうです。

これぞ阿部寛という演技でした。外国人モデルのようなルックスを持ちながらも、それをいい意味で感じさせない、どこかダサくて不器用な男の演技、とても上手でした。台詞や仕草うんぬんではなく、ダメ男の心の動きを演じられていたと思います。ある意味、人間中身が大切だと感じさせてくれるほどでした。

演技云々の前に台詞がめちゃくちゃ聞き取りにくい！ボソボソした早口は役造りだとは思うのですが、元々滑舌が良くない方なのでホント何言ってるか分からなくてイライラします。ノソノソした歩き方や猫背気味の姿勢、嫌味な表情など、見た目の表現力は素晴らしくて桑野の偏屈な変わり者ぶりが十分伝わってくるので、本当に台詞まわしだけ何とかして欲しいです。吉田洋さんとのテンポの良い会話が脚本の魅力でもあると思うのですが、今のところそれが活かされていない気がして残念です。

偏屈でこだわりの強いクセのある性格と、けど何故だか憎めないキャラクターの演じ方がとてもうまいと思います。
ぶっきらぼうで結構冷たいように見えて、うれしい時は照れ隠しをしつつも、結構わかりやすく喜ぶのが愛らしいくらいです。

桑野さんも５０代になってやっぱり老けたな～という印象だけど、中身が何と言っても阿部寛さんなので、奇妙なファッションをしても笑いに持って行けないというか、着こなしてしまうのが別の意味で面白いところですね。興味ないフリしながらも結構熱心に婚活したり案外普通なんだとその点ガッカリですけど、バナナを手土産にしたり、ジムでの奇妙な動き具合などやっぱりその挙動は興味深いですね。

マドンナ役との雰囲気も違うからかもしれませんが、前作の方がお一人様を楽しむ所や異常なまでのこだわり感が強かったのに、少しトーンダウンした印象で残念です。相変わらず活舌は悪いけれど、ぼそぼそと何気なく酷い暴言を吐く所は、演技も上手いし役にピッタリ合っていると思いますが、やはりちょっといい人感が出ていて、もっと徹底したひどい奴だった前作の方が面白いと思ってしまいます。

クセが強い！！まぁあれだけ高身長でスタイルが良くて仕事もちゃんとしている男性なら個性を強くしなくちゃ結婚できちゃうもんね。心の中で思っておけばいい悪口が口からダダ漏れの役。見てるとほんとはこんな人なのでは？と思ってしまうほど自然だよね。

相変わらず、いや、より磨きがかかった桑野には拍手ものでした。無表情な感じといつもどこか不満げな様子が何だか笑いを誘います。色々な役をされてきた阿部さんですが、この役は当たり役ですね。妙に親近感が湧きまくってます。

なんだか年齢以上に薄汚れた感じで登場されたのが意外。いくら偏屈で変わり者でも、部屋や生活ぶりはあんなにきれい好きで几帳面なんだから、自分の身なりももうちょっと小ぎれいにしては？、と思いました。　
人に興味がないふりをしながらもしっかり観察していて、皮肉を言うときの口をゆがめた喋り方など桑野の性格がよく表現されていて、クスっと笑ってしまいます。

13年のブランクを感じさせない、変わらぬ曲者っぷりがお見事でした。片頬を上げた嫌味な表情や人を小馬鹿にしたような口調が良い感じにイラっとさせてくれてますね。泣いている岡野を気にかけたり、ペットショップでパグに釘付けになったりと桑野の優しさやチャーミングさも自然に演じていて、ただの性格の悪い変わり者に見せないところがさすがだなと思います。ただ役柄のせいもありますが、ボソボソ早口気味に喋るのでいつもより余計に滑舌が残念なところだけが勿体ないです。

続編となるとパワーダウンするドラマが多い中、阿部寛の桑野信介は健在でした！嫌味ったらしい言い回しとか、神経質なところとか、また見たいと思っていたキャラがそのままで楽しく見られた。マイ箸をちょこちょこ組み立てたり設計した建物がカブトガニみたいだったり笑いどころも随所にあって1時間あっというまだった。

キャラクターが一貫していて素晴らしいと思います。『下町ロケット』でもそうでしたが、何かコミカルさの中に本質を見抜く役柄を演じられる俳優は、阿部寛さんをおいて他にいないと思います。また、同世代の男性から人気がでる理由として、憎めなく、共感できるセリフがピッタリはまって心に響くからではないかと思います。見た目もまだまだ老いを感じず前作との違和感を感じることもありませんでした。

いやぁ～阿部寛さん、１３年経っているとは思えないほどの桑野の完成っぷりです。
それどころかおひとり様暮らしや仕様がパワーアップしている様な・・
前回は確かドラマの後で結婚したので、今回大丈夫かな、と思ったけれどなんの問題も無し！完璧です！お見事！