もみ消して冬 ～わが家の問題なかったことに～

波瑠さんのドSお姉ちゃんは最高でした。毎回きつい口調で罵倒する姿はとってもかっこよかったです。普段はおっとりマイペースなイメージの波瑠さんですが、すごい形相で「恵方巻き食ってろ！」っと怒鳴るシーンは今でも忘れられません。

弟に対するドSっぷりがおもしろい。何があっても有無を言わさず従わせるときの迫力がすごくて、支離滅裂でも思わず正しいのかなと思ってしまう。頭の回転が速くて弱みを見せるのが嫌いなのが上手く表現できていると思います。

女王様的で、上から目線で周囲の人と接しつつも、優しさや、かわいらしい面を残した演技が魅力だと思います。
髪の長さもさばさばした性格の役どころにぴったりです。
役どころの職業にふさわしい、切れ者を見事に演じていると思います。

サディスティックな演技が意外にもはまっていて、冷たい目で怒鳴られる度にゾクゾクしながらドラマを見ています。尾関くんのキスに動揺して、冷たい態度ながらも、ちょっと乙女心がキュンとしてしまった時の表情がたまらなく可愛かったです。

千晶という役がこのドラマのキーパーソンだと思っています。波瑠さんのあの美貌で弟にどんな口撃を仕掛けてくるのかと毎回家族でワクワクしてしまいます。
「恵方巻食ってろ！」は笑ってしまいました。
兄にも父にも物怖じせず、まるで女帝のようです。
ふんわりと柔らかい女性というイメージを持っていましたが、役柄の幅を広げつつある彼女にとっても大事な役になるのではないかと思っています。

キンキン声で、怒り口調のセリフが多くて、見ていて疲れてしまいます。朝ドラで視聴率が良かったのは、脚本が良かっただけで、波瑠さんの力ではなかったのだろうと思います。これから、女優としてどうすれば良いのか迷っているのではないかと思います。

波瑠さんのスタイルの良さや美しさが際立つ。役中の服装も素敵。弁護士役ということで聡明で凛として、弟に厳しいが、時折見せる優しい表情の役にぴったりだと思う。冷たくもあり、コミカルでもある演技も素晴らしいです。

波瑠さんに、あまり気の強いイメージが無かったので、このドラマでのドSキャラには、意外性を感じました。
それでも、気の強さの中にも優しい気持ちは持っているという繊細なキャラクターを違和感なく演じ、見ている側としては、感情移入しやすかったです。

とんでもない性格の女性弁護士の役の演技が素晴らしいです。悪女というかゲスな女まで演じられて役者の幅が広がっていてそれに貫禄も出てきたなと思います。酔っ払ってパーティー客にキスしまくりみたいなこともやっていて驚きました。波瑠にタブーなしみたいになっていくとおもしろいなと思います。

弁護士でプライドが高く、父親や兄弟に対しても負けん気が強い性格をうまく演じられていると思います。特に弟に対してかなり口が悪くなったり、無理難題を命令する感じが面白いですし、コメディなドラマのセリフ回しや顔芸も笑えます。

今回は、上から目線の、気の強い、弁護士役。けれども、なんだか、爽快な感じがします。「弁護士として、どうなの？」とも思える考え方も、説得力があって、とても魅力的です。ただ、強さの中の、ほんの時折見せる可愛いところなんかが見れたら、より良かったと思います。

気が強くて我がままで弟に対して遠慮なくものを言ったり支配欲がある役がとても似合っていると思いました。弟に対しての振り回しぶりも面白くて笑えてきました。
彼女の本来の性格は知る由もないですが、もしかしてこのような役を演技ではなく素のままの彼女を出せばいけるのではないかと思えるほどでした。

「あさが来た」で名前と顔を覚え、クールだけどどこか可愛らしい印象のある、好きな女優さんです。
しかし、このドラマでの演技はいまひとつ、役柄故仕方ないのかもしれませんが、
全く可愛げがなく、波留さんの良さが出ていないような気がします。
こういうキャラクターだという説得力を出せないのは、演技力不足なのかもしれません。

ドSな弁護士の波瑠さん、なかなか魅力的でした。弟に対して、ちょっとそれは可哀想すぎるんじゃない？といった言動が続いた後に見せる、ちょっとした優しさに、見てるこちらも翻弄されそう。
どんな役柄でも、なんとなく嫌いになれないのは、彼女の演技力の賜物なのか、演出の上手さなのか。
そんな事、絶対ありえないでしょ！といった展開にもなりましたが、基本コメディなので、安心して楽しめました。
彼女のカチッとした服の着こなしも参考になります。

美人だからこそ、キツイ言葉や表現や表情がとてもきまっていると思います。冷たさが際立つのに、実はその中には温かみがある、というのがみている側を不快にさせずに気持ちよく見ることが出来ます。言いたいことを言っているけどやる事やってる、というキャラは爽快です。

冷めた表情や態度が結構良いと思いました。法に携わるものでありながら自分なりの理論をたたみかけるところがすがすがしく妙に納得してしまいました。敵に回したくないけど味方ならこんなに心強いことはないと言った弟の気持ちがわかるような気がします。