おカネの切れ目が恋のはじまり

明るくて柔らかい表情で演じていたが、その笑顔に裏にある哀愁と子どもをみまもる強さがにじみ出ていて、さすがベテラン女優でした。この方の童顔と口調が一見まじめなストーリーになりがちな場面を絶妙なバランスで中和させていた。

明るくていいお母さんだなと思いました。料理も美味しそうでした。でもお父さんの事件の時はつらかったでしょうね。私は気づけなかったから、と言ってましたが、明るさの裏にはいろんなことがあったんだなと最終回で垣間見えた気がします。

南果穂が演じる「お母さん」か大好きです。特に、世捨て人玲子のお母さん役、すっごく素敵なんです。明るい！その一言に尽きます。玲子は父親のお金が絡んだ辛い過去があるようだけど、それはお母さんだって一緒のはず。でもお母さん明るいし朗らかで、みんなからママー！と慕われている。そしてなにも言わず、落ち込んだ玲子に「たくさん作りすぎちゃったな」と、鮮やかで美味しそうな食事を出すような母。南果穂のエクボのできる笑顔（イメージですね、実際はエクボはないでしょうか）とても癒されますね。本当好きだな。

独特の感性の持ち主で、世間の常識にはとらわれないという雰囲気が、ちょっと変わり者の玲子にぴったりの母親像。
大らかと言うか大雑把というのか少々雑な性格を感じさせる点は、キッチリ几帳面な玲子とは好対照という感じだけど、これが妙にリアルな母娘感を漂わせてる。

いいなーこんなふんわりしたお母さん。声もほんとに癒し系。松岡茉優さんとの親子も自然ですごく愛おしそうに母性爆発してますね。雰囲気もぴったりで2人で役作りしたのかな。年頃の娘を愛してるけど愛しすぎない、ちょうどいい距離感がいい。

爽やかですね～
現実でこんな明るくって清涼感のあるお母さんって中々いませんが(笑)
民泊を経営するくらいなんで、胸襟が開いていて誰でもウエルカムなんですね。
玲子と真逆な感じですが、玲子が『清貧』になった鍵を握ってそうな気がします。