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脚本・ストーリー 3.7 /5.0(73.8%) | 505位 /1088件中 |
キャスト 3.9 /5.0(77.6%) | 604位 /1088件中 |
演出 3.5 /5.0(70.8%) | 590位 /1087件中 |
音楽 3.2 /5.0(63.8%) | 702位 /1088件中 |
感動 3.4 /5.0(67.6%) | 344位 /1083件中 |
笑い 3.0 /5.0(60.8%) | 432位 /1083件中 |
スリル・興奮 2.6 /5.0(51.6%) | 847位 /1080件中 |
アタルはお茶目なところと冷淡なところがスイッチでもあるのかなと思うくらい切り替えがすごくて、実際に一緒に働くとなったら接し辛そうなタイプだなというイメージが最後まで消せませんでした。
深い悩みは見ようと思わなければ見れないけど今の悩みは見ようとしなくても見れる感じなんだと思っていましたが、仕事中は外に出るときもしなかったのに通勤時にサングラスをする意味があるのかずっと疑問でした。最後にサングラスを捨てていたので、やっぱり要らなかったのかなとスッキリしました。
でもあえて人をはねつけるための上から目線のところとか心の弱さや母親に対する臆病さもバランスよく描かれていて、アタルを嫌いになれない魅力がたくさんあっていい作品だったなと思えました。
アタルがチームのメンバーを占って助けたり、道を開いてあげたりといういつものパターンを封印したところが面白かった。そして、アタル以外のチームのメンバーが、いつもとは反対に、これまでお世話になったアタルをそれぞれの「らしさ」で助けようとする展開も、これまでのワンパターンな構成を利用しながら、そのパターンを壊していて、見ていて楽しい。いつの間にか、チームのメンバーになっている部長(ミッチー)がなんともかわいらしい。
苦しみもがき苦しんだアタルが自分の道を自分で見出し新しい職場へとステップを進めた。どの人のことも幸せな気持ちにしてあげて、よく頑張ったよな~って思います。アタルが勤務したシンシアベイツの仲間たちもそれぞれに魅力的でした。大崎課長はすごい人格者だよね。このドラマでのアタルが言ったもともと弱い人でもダメな人でも、そもそも才能にあふれた人でも努力する必要性は万人皆一様に同じだと力説した言葉が一番印象的でした。ちなみに笑いは及川ミッチーが一手に引き受けていたと思います。昇格が見送りになった時の方針した表情最高に笑いました。
アタルは占いをすると相手の負の部分を背負い疲れ果てるという設定が霊能力者と同じように思われ、混同した主人公の設定を貫いた所が世の中に溢れた、占いなのか霊能力者なのか判断がつかない曖昧な商売が横行するのを表しているようで面白く感じる。
イチャイチャした雰囲気の神田と目黒が、最終回で一転しての別れになるのが驚きで、目黒は結婚を決意して婚約指輪まで用意したのに対して、神田は元カレに未練タラタラで会いに来てやり直したい申し出にすぐに嬉しがるという一番身勝手な人間に思えてならず、目黒は断られても優しい言葉を神田にかけるいい人ぶり設定は都合良すぎる気がしてならない。
アタルちゃんが自分にしかできないことを自分の力で見つけて見せたのは、とてもいい展開だと思いました。
自分の思いを伝えるのをためらっていたり、決断をしきれずにいたりするメンバーのために、やはり占いを再び再開したアタルちゃんの決断はよかったです。
どうなることかと思った卒業式も何とか丸く収まったし、上野さんと田端さんはとても仲の良い家族になりそうだし、観ていて和みました。
アタルがこの企画室に参入したことで職場の空気はずいぶん変わったと思う。一人一人の心がバラバラであのままでは誰もが成長などありえない環境だった。アタルがぎゃーぎゃーという声で説教なのか占いなのかわからないところが何とも言えないながら全て起こっていることには理由と原因がある。当たり前にシンプルなことだけどふと忘れかけていたような思いをまた見つめる機会を持たせてくれるドラマだ。アタルとキズナの親子関係における葛藤も普通の親子の間にあるジレンマをデフォルメして表現しているような気がする。
母親で占い師のキズナをアタルが怖がっているような感じを出していたので、匿った上司の大崎たちのDチームメンバーを言葉巧みに責め立てたり、キズナの組織を使った危ない出来事が起こる気がしていたが、何の変化もない事に驚いた。
アタルの考えている事を話すと、すんなりと帰っていくキズナに唖然となり、大崎が言っていた通りに話せばわかる母親で、アタルがワガママ娘に見えてしまう残念な物語にしか思えず、一体何を見せたかったのかよくわからない。
チームの皆のことをいい方向に導いていたアタル自身が、自分を見失ってしまっているときに、次は自分たちがアタルを助ける番だとばかりに協力していたのは、感動的でした。
確かに、仕事上は絶対替えの居ない人ってほとんどおらず、自分がどうとらえるかが大事なのだと考えさせられました。
母親は自分の言うとおりにしない娘に対し、全否定をしたり、理責めをしたりと毒母ぶりが怖かったです。
そんな中、自分の居場所をやっと見つけることができたアタルを皆が心から受け入れているのが伝わってきて温かい気持ちになりました。
部長役の及川光博の嫌な上司役にすごくハマってて中々面白い。今回はとうとう泣いちゃった。嫌な上司ではあるがアタルが皆に頼りにされていることにはいち早く気が付くあたり、中々だと思う。左遷されても温かく迎えてくれる奥さんがいて、パワハラ上司ですが、心底憎めないキャラなのが私は好きです。みっちー頑張れ~!でもアタルのお母さん(若村麻由美)のねっとり、じっとりとした役も好きです。相手をからめ取るように意のままにって感じの役なので、見ている分には面白い。今後に期待大です。
代々木部長の妬み嫉みのこびへつらい体質にフォーカスが当たるわけだが、この手の人間はどこにでもいて、しかもなぜか人の上に立つヤツだったりして厄介なものだ。初番見る側として「おっ!」と目をひたのが及川の演技だった。死んだ目になって魂が抜けた状態の演技がバツグンにうまく、ほんとに笑えた。そして一番心に残ったのは「努力しないやつに才能なんかないんだ」という言葉。どんな天才であっても天才が天才として花開き周囲から認められるには才能の上にあぐらをかかない努力が必須だというところ。ましてや凡人ならばなおさらのことをアタルが教えていて、自分の心にも刺さるものがあり、ラストではまた笑わせどころが用意されていて見ごたえ十分の回だった。
一貫してに大崎のNOと言えない優しさが切ないなぁと思いました。自分を追い詰めるけど他人や部下を絶対追い詰めない。罵詈怒号とは無縁の人。自己犠牲がすごい人。認められなくてもバカを見ても自分が生まれ持った優しさとか「うまくやっていこうよ、方法はあるはずだよ」という正論のポジティブ精神に拍手を送りたいくらいだ。それとは対照的に代々木の「こズルさ」は見ていて悪寒が走るほどだけどとうとううまく回らなくなってしまったんだよね。人をさげすみ自分が一番苦労していると思い込むなんて100年早い。代々木の人生の時間の中で一瞬だけでも「大事なものを取り戻す瞬間」があってよかった。
毎回、これって自分のことみたいだなーと思えて自分の中にある嫌な部分とか目をそらしてきたことに向き合わされてしまう。うまくいかないのを他人のせいにしたり言い訳したり、今このドラマを見ながら反省してる。だから観てるとちょっと暗い気持ちになるけど、ドラマの中ではそれぞれ乗り越えて前向きに仕事に取り組むようになっていて素直にあーよかったと思う。
あとアタルの仕事頼まれた時の「よろこんで」って言う時と占い始めた時のドSっぷりのギャップが好き。
「クソ部長」とずっと言われ、完全に悪役となっていた代々木部長もかつての情熱を取り戻せたので、とても心動かされました。
誰もが根っから悪いわけではなくて、やる気が空回りしたり、うまく噛み合わないことによって、自分の弱い部分が全面に出てしまって周囲と溝ができてしまっていたのだなと思いました。
代々木部長が、アタルちゃんの占いのあと、自分の部下達をかばう発言をしたときに「部長までも変われた!」と嬉しくなってしまいました。
アタルちゃんの影響力には、驚くばかりです。
大崎さんは、普段ニコニコしていて問題ばかりの皆のフォローをしていた分、一番ストレスが溜まっていたのだろうな、と納得してしまいました。
せっかく一つにまとまりかけていたチームから、一人出向という名のクビにする人を選べ、というのは本当に酷な話です。
人の上に立つ立場の人なら、身につまされるようなストーリーのように感じます。
また、自分の保身のために、部下を良いようにコマ扱いする代々木部長のような人は、一度痛い目にあってほしいと思ってしまいました。
いつも部下に優しい大崎課長にも悩みがあったのだ。
会社でも、扱いづらいメンバーを束ね、家庭でも息子や夫の行動にイライラするのは、どこにでもいそうな働く主婦といったところだ。すごく共感できる。
疲弊して、悩む姿にも自分が重なる。
そう感じた女性たちも多いはず…。
そんな大崎に一発のビンタをくらわせたアタルはやっぱりすごい!
そして、大崎の生き方に対する考え方も変えてしまうなんて…!
大人の道徳番組といった印象を受け、時には、ちょっと臭すぎる…と感じてしまうこともあるのだが、なぜか最後には気持ちの良い感動が残るのだ。
ドライで発言もキツくてかわいげない田端の家庭環境ってソレだったんだ~!と納得した回。逆境を逆境のままで受け止めてしまい、まんま逆境に飲み込まれていた田端だったんだなあ。思うに人は誰でも幸せになる権利がある。自分に責任がないところで「運命」として不公平な境遇にたまたま当たってしまっただろうけど、それを受け止めるまではいいが、どう消化して自分にプラスに転化させるかが問題なのだろう。逆境をモロに顔つきに出している人は幸せになれない。当然だよね。
田端が部長の代々木に参加させられた大学のOBの集まりで、代々木も含めてセクハラ言葉と女性蔑視発言の多さは極端な設定だったと思うが、実際の会社でもコミュニケーションとセクハラの違いがわからないダメな上役が多く、その光景を思い出させるシーンだった。
田端が頭にきて思いの丈を言い放つまでは良かったが、最後の方がただの面倒な事の羅列に唖然となり物語を面白くしようとしたとは感じたが、聞いてすぐにわかる内容にしておくべきだったと思った。
及川光博さんが失言キャラ?というか、お調子者系な役をするのは何か新鮮な感じがしました。でも相棒とかの、及川さんの紳士系なキャラを求めている人はあまり好きになれないだろうなぁ…。かくいう私も新鮮みは感じつつも、及川さんには紳士キャラであってほしい。今のキャラも嫌いではないけど、立ち居振る舞いというか普段の感じから紳士性が抜けてなくて、なんだかもったいない感じがします。相変わらずかっこいいので許すんですけどね 笑
現代の社会人が抱える悩みについて、割とリアルに取り上げている印象。個人的には、今回のテーマになっていたキャラクターと自分が重なる部分もあって感情移入が出来たというのもあるが、このドラマ内で主人公がビシっとツッコんで「お前はこういうところが悪い」と言ってくれるのは、見ていてとてもスカッとする。正直、2,3日でこんなに人って変われるか?とも思うけど、見ていて前向きになれたのでドラマとしては面白い。実際の自分の職場にも、主人公のようにズバッと「お前が悪い!」と言ってくれる人がいたら、どんなに環境が良くなるかと想像してしまった。
何回か観てるけどちょっとワンパターンじゃない?毎週1人が改心する最後には毒も何もない善人しかいなくなるよね。個性出してたキャラもいい人キャラになると薄まってしまうしこのままではほのぼのした感じで終わる気がしてしょうがない。今後はあたるちゃん自身の問題が山場となるのかそれまで引っ張れるかなー。毎回占いって言うけど言うほど占いじゃないよね、あれ。ま、下らない事を占ってもらうんじゃないよ!と言いたいのかもだけどなんかびっくりした。
ドラマの冒頭でキズナが言ったセリフがあまりに当り前過ぎて時間の無駄になりやしないかと、ちょっと心配になりながらどういった展開になるのか見てしまった。企業で使い捨てコマのように働く以上必ず味わう理不尽や屈辱感、葛藤といったものを現代の若者の姿に投影して成長を描く意図だったんだなぁと。これでいいんだよ!って思わず納得。アタルが占いの時に言う言葉の辛辣さと仕事場その他のシーンで見せるホッコリする優しさと笑顔もこのドラマを見ている若者たちにとって上質の癒しになってるんだよね。
今回は準主役が志尊淳くんだったのでかなり楽しみに観てしまった。あれだけのパワハラを受けてあの若さだし当然辞めたくなっちゃうよね~と同情しながら見ていましたが、やっぱり社会・仕事は甘くないですよね。いくら叩きのめされようと「引き受けた責任」を後回しにしてとりあえず感情優先にして自分を守る行動に出る結果、「見てもらう」ことになったアタルに過去を見透かされ弱さを叱咤されてしまう。前回の目黒の成長もそうだけど、人間って痛みを伴いながら人生を歩くほどの能力と強さを持って生まれてきているのだろうと若い世代のドラマを見ていて感じた。
社会の辛酸をこれから知っていく若い人たちが会社誰もが持つような悩みを抱えながら苦闘と格闘を繰り返しながら、もがくように努力と葛藤を重ねて成長していく姿をストレートに描くドラマ。アタルちゃんのアドバイスがド直球で面白い。ズバズバ斬りこむような発言をするものの職場に戻ると一転、柔らかく優しい笑顔に戻るアタルちゃん。そのギャップも可愛いなぁと思う。とにかく母親のキズナが気にかかる。いつべールを取るのだろう。
今回の主役の間宮祥太朗さんが泣かせてくれた。全体を通してちょっとクドイというか、声を張り上げすぎていて耳障りなところがあったものの、みんなに認められ幸せとつぶやくラストのシーンに感動!!今までの苦労が報われてよかった。
毎回ひとりずつクローズアップされて人物像が掘り下げられるようだ。皆個性的なので笑いあり、涙あり、感動ありだ。なんといってもアタルのにっこりかわいい笑顔と占うときの凄みとのギャップがすごい!彼女でなければ成り立たないドラマではないだろうか。
全てを見抜く占い師とあったけれど、占いというよりも話し方や行動パターンからその人を見ているだけの印象が大きく、説教をする表現とは考えていなかったので予想外の内容だった。
職場が、一等地にある高層ビルの奥まった小さなスペースにある環境は、行き場を失った吹きだまりの人物たちにはピッタリだったが、イベント企画の仕事をおおざっぱに描いているために全員が仕事をしていないように見えたのは残念で、救われる神田が中心だったのに個性が強い他のキャラクターも目立ち過ぎていて見るところが定まらなかったように感じた。
タイトルでは占いとなっていますが、占いというよりもある種の透視能力という感じですね。正直なところ、ちょっと占いというのには無理がありそうです。
ただドラマは極端なキャラクターが多く、会社員ならば「こういう人いるな」と思い当たるタイプばかりなので、わかりやすくて面白いです。
主役で的場中を演じる杉咲花さんは、笑顔のかわいい派遣社員と口の悪い占い師のギャップが楽しい。共演者には演技派が揃っているだけに、のびのびと演じられているのがいい。