バイプレイヤーズ ～もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら～

最後の最後まで俳優として輝いておられたんだなと思うと感慨深く思います。収録分は放送されましたが、亡くなってから見ると改めて、味のあるキャラクターと存在感だと感じ、このドラマだからこそ普段の大杉さんも垣間見えて、ドラマの面白さの反面、寂しさを感じました。

アドリブなのかセリフなのか分からないくらいの楽しそうな演技がとても良かったです。
本人役という役柄もあり、素の大杉漣さんが垣間見れた気がしました。
ビシッと決めると格好良く、お茶目なところは可愛らしく、とても魅力的な俳優さんだと思います。

ご自身が演じるご自身、最高でした。最終回ではオフショットらしきシーンが多かったですが、大杉さんは自分で演じている姿より、スタッフさんと話したり楽器を弾いたり、自分として過ごしている時間の方が男前でした。日本を代表する名優の謙虚な人柄が浮き彫りになったようで、感動しました。

最終回では大杉さんのオフショットが色んな場面で使われていて、ドラマと全然変わらない大杉さんの明るくて優しくて気さくなお人柄を垣間見れて胸がいっぱいになりました。亀の扮装や大杉漣記念館など、最後まで笑わせてもらいました。記念館を茶化されて拗ねる姿が可愛かったです。チャーミングでカッコ良くてクスっと笑えるコミカルさもあって…5話しかないドラマとは思えないくらい色んな表情・演技を見せてもらい、毎週最高に楽しかったです。

4話でも普段通りのお茶目で優しい大杉さんが沢山見られたので、亡くなられたという実感が全然湧きません。いつも年長者としてリーダー然としているのに、里見さんの前では小さくなって気を使いまくる後輩になっている姿がチャーミングでした。演技中は平気だったんですが、バイプレトークでのいつも通りの楽しそうな笑顔を見たら、切なくて悲しくて涙が止まらなくなってしまいました。

まさかもう新しい役を見られなくなるとは夢にも思っていませんでした。ですが、ご自身を役柄として演じている姿は本当に素敵で、カメラが回っていないときでも、このひょうきんな話し方や優しい視線は変わらないのだろうと思います。素晴らしい演技です。

すごく好きな役者の一人です。決して主役を飲み込まないんだけど負けてもいない最高のバイプレイヤーですが、その存在感に圧倒されます。優しくもあり凄みもあり、ずっとずっとこの先もその素晴らしい演技を一生忘れることはできません。

亡くなったのがまだ信じられません。3話も大活躍で、食事会でのふせえりさんとのテンポの良い掛け合い、シークレットゲストの平泉さんとのちょっと素が垣間見れる即興芝居、どの場面も、ご本人のお人柄の良さとチャーミングさが滲み出た素晴らしい演技でした。漣さんがいないバイプレイヤーズなんて考えられません。本当に残念です。

端役でもプライドを持って役に取り組んで、監督に「もっとこうしよう」と提案する役者魂がカッコ良いですし、それをあっさり却下される残念な感じもこのドラマ内の大杉さんのキャラっぽくて面白いです。最年長なのにトモロヲさんと同じくらい落ち着きがない子供みたいなところも、渋い外見とのギャップがあって良いと思います。

なんか完全にコメディリリーフのような扱いになっているけど三枚目も問題なく演じられるから問題無いのか。
第一話でのあっという間に完全に最年長リーダーの座を失う流れが面白かった。アウトレイジの恐いおじさんと同じ人とは思えない。

本人役で登場している大杉漣さんが、今回は気合が入りすぎてしまっているのか、演技っぽく見えてしまうのが残念です。もっと番組後のバイプレトークの中の素の大杉漣さんが見たかったです。例えば、第一話で一人で船に戻るシーンも演技ぽくてちょっと残念でした。

いろんな映画でいろんな役をされていますが、このドラマの大杉漣さんが一番好きです。大杉漣さんだけでなく、皆さんすごく自然体に見えて和気藹々としているのがとても伝わります。オフショットを見ているようで和みます。

本人はリーダーとして皆を引っ張っているつもりなのに、全然その素質がない残念な雰囲気が滲み出ていて面白いです。年長者なのに偉ぶらない物腰の柔らかさも素敵ですし、ご本人もこんな感じの方なのかなと思えるナチュラルな演技もさすがです。

リーダーなのに全然頼りにならない人を好演していて、面白かったです。漠然とプライドが高い人というイメージがありましたが、印象が変わりました。５人の中で一番情けない人というレッテルを貼られてしまっていたのが何だか気の毒だったので、今後名誉挽回できるような展開に物語が進むといいなと思います。