ミリオンジョー

何と最終回でついにミリオンジョーから人気を奪取するという奇跡が起こった！けど、作者は登場しない何ともアンビエントな演出！初めてミリオンジョーを破った時に見せた作者の激しすぎる感情表現がここで一気にフィードバックするという隠し味なのかな？と深読みしてしまうほどインパクトを受けたのは自分だけだろうか？

前回、登場した時の常軌を逸した歓喜ぶりはもはや顔芸！とひとり爆笑してしまったけれど、今回は重厚さが光っていたね。最強のライバルである真加田の作風に異変を感じて、呉井に詰め寄るシーンは正直、段違いな存在感だった。しかも｢まるでお前が描いているような言い方じゃねぇか！｣の決めセリフは痺れた…

今まで本杉のキャラクターが見えませんでした。しかし最新話の、呉井に詰め寄った迫力、全てを見透かしたような熱い目線、厳しいながらも読者に目を向けるようさりげないアドバイスは、ぐっときました。短い場面ですが岡田さんの演技に釘付けになりました。

一言でいうなら“今年一番の顔芸”これしかない！ミリオンジョーを破った瞬間の恍惚とした達成感や幸福感。そして、今まで噛み潰していたものすごい数の苦虫が混じりあい、あの表情になったのかと思うとこちらも震えるよ！この瞬間のために登場したとしても過言ではない渾身の演技に拍手だね！