家政夫のミタゾノ2

毎回ストーリーの最初に少し登場するだけだけど、存在感は抜群。謎めいていて業が深そうで、この人はどうして家政婦紹介所を始めようと思たんだろうと、見ている者に色々想像させるたたずまいや演技が素晴らしい。もし「ミタゾノ」の続編があるのなら、余さん演じる所長をもっとメインに持ってきてほしい。

もともと奇妙な印象がありますが、今回も一味ちがう強いインパクトがあります。そんなに出演シーンは多くないのですが、そのシーンでの意味深な発言をしていく、そのちょっとしたセリフが大好きです。脇役ながら、作品を左右する大きな力をもっている気がします。

ミタゾノさんをありのまま受け入れる終始怪しい家政婦事務所のボスを違和感なく演じ切れるのは、まさに余さんくらいではないかなと思います。妙な世界観をちょうどよく加速させてくれていて、クスクス笑って見られる演技が素敵です。

常にミタゾノの味方で、どこか不思議な雰囲気を醸し出しているところが、見事に演じられていると思います。
何となく脱力した雰囲気は、見ていて心地よさを感じることもあります。
ミタゾノというドラマの、とても良いスパイス的役割だと思っています。