平成細雪

関西弁は所々おかしいなぁと思いましたが、二女の感じが随所に良く出ててええと思いました。妖艶な綺麗さに目を奪われて、羨ましさすら覚えました。

四姉妹の中でもダントツに色気があって綺麗で、全話とも素敵なお着物やお洋服を着ていて、しかも良く似合っていました。お姉さんと妹たちのカンフル剤かと思いきや、糸はんの妊娠に激怒したり、義兄の東京行きに猛反対したり、結構な熱い人だったのが印象的でした。

「細雪」の主役は多分「雪子」だと思うのですが、あのドラマでは完全に高岡早紀さんが主役を食っていましたね。関西弁も上手で、独り言というか心の中の声のナレーションなんて、ボケたりツッこんだり、本当に上手。はんなりおっとりした口調も全体の雰囲気にしっかりマッチしてました。それに着物の着こなしや立ち居振る舞いも綺麗でした。四姉妹の中でも圧倒的に存在感があって光ってたのは高岡さんだと、個人的には思ってます。

大阪船場・芦屋が舞台の物語。「高岡さん、関西弁上手やなあ」というのが第一印象でした。船場育ち、芦屋在住のおっとりした奥さん役を、はんなりした立ち居振る舞いと関西弁で見事に演じていて、多分主役の雪子役の女優さんを完全に食ってました。表情の作り方も上手で、心の中でツッコミを入れたりするシーンなんて、最高でした。着物姿での歩き方もきれいでした。

平成細雪は、高岡早紀が主人公かと思うくらい存在感がありました。彼女のちょっと抜けたような演技がとても好きです。関西弁も上手に使っていました。このドラマで、高岡早紀の着ていた洋服と和服もよく似合ってました。

しっかりした次女の役に好感が持てます。いつも妹のことを心配して縁談を持ってくるやさしいお姉さんだと思う反面、一番下の妹にはきびしいこともきちんと言うところもいいです。着物も洋服もどちらもうまく着こなせていて、憧れます。