東京女子図鑑

水川あさみさんのさばさばしている感じが好きで、いろいろなドラマを見てきましたが、今回はぴったりの印象の役でとてもリアルにおもえました。演技としては、いつも通りというか、いつも同じという感じがありますが、今回の脚本の主役像にぴったりということでよかったとおもいます。

いつも水川あさみさんの演技には注目してみているのですが、やはり今回もとても上手でいい意味で演技が気にならないくらい物語に集中できました。
東京にあこがれをもって田舎から出てきた女の子を演じているのですがとても難しい役で、むしろ視聴者の方にはひねくれで反感を持つ方のほうが多いと思います。
ですがそのような役を事細かに似せて一生懸命頑張っているところには胸を撃たれました。

水川あさみを見なおす作品でした。10代から30代後半あたりまで幅広い年代を演じられていてその見た目や表情の変化も自然でした。東京という都市で色々な経験をしながら、それでも自分の理想に突き進んでいく女子をよく演じていたと思います。主人公はミーハーで次々と交際男性が変わっていくのですが、それでも主人公に嫌悪感を待たず共感しながら見る事ができたのは水川あさみが持つ親しみやすさや清潔感のおかげかと思います。