沈黙法廷

声がとてもいいなぁと思いました。滑舌もいいし、少し低めの柔らかい声質はもちろん、イントネーションも自然で聞きやすい。舞台もたくさんやってらっしゃるだけあるなという感じです

この人 シリアスな演技でも笑ってしまう
逆に良いって こうゆう事(^o^)

不思議です 魅力的です

4話の裁判シーンがとても良かったです。長台詞が多かったですが、はっきりとした発声でとても聞き取りやすいですし、声もソフトで少し高めで耳心地が良いです。検察や証人たちの話を聞く時の表情の変化も上手く、話を聞きながら頭をフル回転させて、証言の矛盾や隙を狙ってる様子が伝わってきました。こういった表情の演技だけでも矢田部の弁護士としての能力の高さが感じられます。

今までのいい加減で信用出来なさそうな雰囲気はどこにいったんだというくらい、3話では弁護士として頼もしい矢田部を見せてくれたと思います。山本美紀の弁護を自ら買って出る人の良さと正義感の強さが、田中さんの温かみのある話し方と表情から伝わりますし、優しげな表情とキリっとした表情の切り替えも上手く、やる時はやるという矢田部のかっこよさも見えます。味のある魅力的なキャラクターを作り上げていると思います。

2話は出番が多く、いい加減なだけではない、人に寄り添う優しさを持った矢田部の姿が垣間見れて良かったです。田中さんは表情が優しげで声も穏やかなので、こういった役がよく似合います。高見沢と酒を飲む場面では温かな包容力が感じられ、初対面なのに高見沢が心を許して話をするという展開にも説得力がありました。話を聞きながら頷いたり、合いの手を入れる間などが絶妙で「聞き上手」という設定も納得です。

まだ1話しか観ていないんですが、出番はそれほど多くないのにどこか信頼出来なさそうで頼りない、いい加減な男という雰囲気が上手く出ていたと思います。真面目で重苦しい会話が多いドラマなので、田中さんの真剣味が感じられない軽めの喋り方が、ドラマの重い空気感を良い感じに中和して観やすくしてくれていると思います。限られた出番でもしっかり視聴者に印象を残す演技はさすがです。