海月姫

存在感消しているのがすごいです。似たような人を知っているので妙に親近感がわきました。表に出ることは嫌がりそうなのに自ら進んでショーに出るとは思えませんでしたが裏方をやらせたら能力発揮できるところとか、○○散歩が好きそうなところは納得です。

ブツブツと話す話し方や姿勢など、原作のジジ様のイメージにぴったりだった。
暗くて陰気なキャラクターだが、いつもみんなの代弁者となっているようなイメージで大事なキャラクターだった。
それを上手く演じていて、良いキャスティングだと思った。

出演者全員がキャラの濃いメンバーの中では、それほど濃いキャラに振り切っておらず、実在しそうな子を演じてました。天水館のメンバーの中で、唯一冷静に全体の状況をみて対応していて、蔵子が蔵之介（男性）であると気づきつつも仲間として付き合っていたのは好感が持てます。最終話での綺麗な恰好をするシーンは特によかったです。

活発でハキハキしたイメージがあった木南さんですが、海月姫でまさか根暗の歴史オタクを演じるとは思いませんでした。
存在感のなさと覇気のない演技が上手すぎていて、周りのオタク女子を演じている女優さんより群を抜いています。
彼女の女優魂を感じることが出来ました。

ゆったりした喋り方とか、お料理するときのマイペースさとか、生き急がない枯れ専感がそこかしこに漂ってて可愛らしいです。鯉淵さん宅でお茶をご馳走になってたときの、なんとも言えない幸せそうな表情が素敵でした。他の皆さんがキャラ濃い中、普通？なのに目立つ木南さんさすがだなと思います。

影の薄いキャラクターの役であるにもかかわらず、内田理央さん、松井玲奈さんなど、個性的なキャラクターの中でも、埋もれる事なく存在感を示していて、さすがは演技派の女優さんというイメージです。こじんまりした動きや、ほくそ笑む様な笑い方など、自然にオタクの役を演じていて、シラけずにみられる。

原作も好きで読んでいましたが、尼～ずの中でもダントツに再現率が高くて驚きました。
幸薄そうな雰囲気や、消え入りそうな声でもしっかりとインパクトが残るように演じているので、とても素晴らしいと思います。
自然な猫背具合であったり、枯れたおじさん好きなキャラなども、違和感を感じさせないハマりっぷりだと思います。

漫画からそのまま飛び出したようなクオリティ！木南さんの役のキャラもなかなか濃いですが、他のキャラがそれ以上に濃くて目立つので、埋もれてしまいそうなところ、いい感じで幸の薄さを表現されていてすごく目立っていたと思います。木南さんは元気な役が多いイメージなので、役の振り幅が大きい方だと思いました。

木南さんの演技が元から好きなのですが、今回は役どころに合っていて特にいいなと思っています。体全部で表現するところや表情づくりがとても上手なので見ていて楽しいです。他の役者さんとのやり取りも面白く、とてもいいなと思います。声は少し鼻声気味なので聞き取りにくい個所もありますが、可愛い声をしていると思ので慣れてきたら気にならないかと思います。