病室で念仏を唱えないでください

最期がとてもいい死に方でしたね。ご家族にも友人にも愛されて死ねるなんて理想です。おじさんの生前の生きざまが出ているなとおもいました。泉谷しげるさんも破天荒のイメージでしたが、心優しい役柄がとてもうまく演じられていました。素敵でした。

なんか難しい役だよねー。子供を不慮の事故で亡くしてしまって、その時に一緒だった少年と未だに交流を続けている。並の神経ではできないよね。見ようによってはてるくんてるくんってそばに置きながらずっと嬲っているように感じるんだよね。私はお互い距離を置いた方が身のためだなと本能で思ってしまう。どういう気持ちで演じているのか？スタンスがぶれている気がしてイマイチ。

別人かと思うほどに静かで繊細な演技に驚いた。いつものあの暴れん坊はどこに行ったのだろう。ありきたりな言い方をすれば「いぶし銀」。ドラマの中でも「重し」のような存在になっている。主人公との関係は動と静、太陽と月。正反対だが、実は表裏一体であるという関係性がとても興味深い。