科捜研の女 第18シリーズ

主役ながら大人しく優等生的なキャラクターのままを押し通しあまり表情を変えない演技をしているが、その手法がピッタリだなとつくづく思う。極めて硬派でドラマの内容にもそのキャラクターが大いに生かされており番組内でのイメージは超真面目という感じで内容の重さや硬さにしっかり適応している雰囲気を感じる。

相変わらず自分をキレイに見せようとしているだけの演技でした。口を少ししか開けず、台詞は棒読みで何の感情も伝わって来ません。怒っていても笑っていても悲しんでいてもいつも目を見開いていて能面のようです。正直なぜ主役をしているのか理解できない演技だと思います。

このシリーズは好きでずっと観ていますが、沢口靖子さんの演技力はどうなのか疑問です。最近ではあの演技に慣れてしまって、初めの頃ほど違和感なく観れます。ヘタウマというのかどうか分かりませんが確かにハマってしまう演技です。特にセリフを読んでいる感じが気になる演技だと思います。

ずっと変わらない美しさを保ちながらほんわかした雰囲気が主人公のマリコの存在感が他のキャラクターよりも光って見えるのに役立ち、捜査能力が際立って見える事にも有利に働いていると感じます。
また、マリコが捜査に集中するあまりに結論がでない事にはドライである雰囲気をさらりと出しているのが素晴らしいと思います。

年の割には可愛らしい女性だと思う。捜査をするその姿は自分の好きなものに真剣になっている子どものようだとも感じる。自分の信念は貫き通す、はっきりとしたところは見ていて気持ちが良い。現実に友達だったらちょっと空気が読めないところがあると思う。