10の秘密

顔の造形が綺麗。それ以外にポジティブなことが見つからなかった。演技下手だと思うのですが第一線で活躍され続けてるということは需要があるのですよね。彼女には難しすぎる役だと思います。もっと二面性の狂気とかぞっとするような冷酷さ人間の醜さが見たかったです。表情や声の抑揚が無い仲間さんには無理なのでは？それと自分の映り方を気にして顔の角度が固定されていたりするのが気になって集中できませんでした。演じることに集中するべきで、綺麗に映っているかなど気にするなら映像の女優なんて無理だと思います。

活舌は悪いと思うので大きな張り上げるシーンはきついかな、とは思うのですが。
でも、ドラマを見ているとどんどん「嫌な女だな」「嫌いだな」と思えて来ました。
母親であるシーンと、お金に執着しているシーンで雰囲気が全然違うのは仲間さんの演技力、かなと思いました。

名前を変えて新たな場所で人生をリセットする、という自分の目的を果たすためなら実の娘をも騙して利用する悪女役でありながら、なんとなく憎めない雰囲気があります。やっていることは確かに酷いのだけれど、言動が暴力的でもなければ下品でもなく、むしろピンとした背筋やキリッとした表情や知性的な話し方から気高さを感じます。また、狡猾でありながら元夫に出し抜かれる詰めの甘さや、自分が悪く思われたり、信用を失うことをあえてわざと言うのが、「自分に関わると傷付くだけなのだから関わるな」と暗に示しているようで、彼女なりの誠実さのように思えます。だからこそ人は彼女に騙されるのかもしれません。

仲間さんは、ここ最近嫌な人の役が増え、演技の幅を広げられているなと感じます。由貴子も最低な母親で、お金のためなら娘を傷つけてもかまわない、という人で、怒りがこみ上げました。でも仲間さんの事だからこれで終わらない気がします。実は娘を守るため、あえて憎まれ役をやっているという展開を、つい期待してしまいます。

このドラマを見て、改めて仲間さんの演技の実力を感じました。
産後の方が味が出ていますね、特に母親役を演じているから重みが出ているのかもしれません。
優しい顔と、裏のある顔の演技。
どちらもおなじゆきこなんですが、がらりと印象が変わります。口元で演技できる女優さんだな、と。
優しい母であり、悪女であり。
この後どのようにゆきこが追い詰められていくのか、またその時の仲間さんの演技に注目しています。

仲間由紀恵さんの長くストレートの黒髪が綺麗で、とてもミステリアスな雰囲気を醸し出しています。謎の多い尊敬できるとは言い難い母親役ですが、美人で生活感のない仲間由紀恵の冷たい感じが良く合っています。笑顔が不気味で次に起こる嫌な事件を予感させます。

表情やセリフ回しの変化が平坦過ぎるせいか、せっかくの由貴子の二面性がインパクトに欠けたのが残念でした。命がけで瞳を救う母を演じていた顔と、二本松と合流した時のニヤリとした笑み、両極端な表情なのだからもっと分かりやすくやりようがあると思うのですが、何とも中途半端な演技で印象が薄かったです。

相変わらずというか、この人の演技はいつも同じ。まったりしたセリフ回しに、作ったような抑揚。臨場感もなくて、薄っぺらい感じ。
役柄的には、娘が誘拐されてるというのに、誘拐犯たちは危害は加えないはず、などと自分の勝手な憶測にすぎないのに大して心配してなくて、本当に母親なのかと思うくらい薄情だし、そういうあたりは離婚した夫と似た物同士という印象。

綺麗なんですが、演技が「相棒」の社と同じに見えます。クールな表情も冷たさを感じる淡々とした口調も全く一緒。演じ分けが出来ないのであればメイクや髪型を変えるなど工夫をすれば良いのに、昔からずーっと黒髪ワンレンで新鮮味がないです。あと向井さんの見た目が若すぎるせいもありますが、2人で並んだ姿が夫婦ではなく姉弟にしか見えないのもイマイチでした。

声に特徴がある女優さんですけど、由貴子の謎じみた感じが、その声と仲間さんの持つ独特な雰囲気にあってます。
個人的にはナイスキャスティング

登場するだけでミステリアスな雰囲気を出せる上に、低めの声質と淡々とした話し方が冷たい感じを表しミステリアスさが増していたと思う。家庭よりも仕事を選ぶと表情をひとつも変えずに言った時は冷たい感じが表れていたと思う。

いつも思うんですが、綺麗で素敵なんですが活舌が・・悪いんです。
振り切った役だと割と聞き取りやすい声ですが、シリアスな時には声がこもっていて「イマイチだなぁ」って思ってしまいます。
雰囲気で魅せるタイプなんでしょうね。

この人の演技は、どんなドラマを見ても全く同じ。いつも上っ面だけ取り繕って、セリフだけ間違えずにしゃべってるという感じで今回もそう。上昇志向が強くて借金してまで贅沢な暮らしを演出していたというミステリアスな女性を、この先どんな風に見せてくれるのか。興味はあるけど、この人自身に魅力は感じられない。