アバランチ

手塚とおるさん、ここ最近は「エリート」の役が多くなってきてますね。個人的には、映画「沈黙の艦隊」で演じた赤垣浩次・統合幕僚長の役が印象深いです。閣僚の面子だったり、会議のシーンは、個人的にはちょっと軽かった感がする。総理大臣の竹上登志雄は笹野高史さんが演じてましたが、チープな感じがした。笹野さんはいい役者さんだが、総理大臣役ははまり役ではなかった。その中では赤垣浩二役の手塚さんと防衛大臣・曽根崎仁美役の夏川結衣さんは、貫禄があってとても良かった。

回想シーンで怪我人の羽生を突き飛ばす姿や、現代で羽生と再会した時に見せた小馬鹿にしたような笑みなど、登場するだけで「絶対悪い人だわ」と分かるアクの強さと独特の存在感が良いですね。
私が手塚とおる氏を知ったのは映画シン・ゴジラの大臣役ですが、この戸倉は表情も口調もいちいち憎々しくて、出番は少なめだったのにとても印象に残っています。さすがは堺雅人氏に尊敬されただけありますね。
悪役だけど絶対トップにはなれなそうというか、用なしになれば躊躇なく「トカゲの尻尾切り」で殺されるという小者っぽさも似合っていました。

表情も口調もいちいち憎々しくて、出番は少なめだったのにとても印象に残っています。回想シーンで怪我人の羽生を突き飛ばす姿や、現代で羽生と再会した時に見せた小馬鹿にしたような笑みなど、登場するだけで「絶対悪い人だわ」と分かるアクの強さと独特の存在感が良いですね。悪役だけど絶対トップにはなれなそうというか、用なしになれば躊躇なく尻尾切りされる小者っぽさも似合っていました。