#コールドゲーム

本当に8人しか救助されず、まだこれからも第7支部はあり続けるというラストにびっくり。選ばれた人たちを羨んだりするんじゃなくて、これからを見据えて動く祥子たちに諦めの気持ちがなかったのがすごいなと。如月も落ちるとこまで落ちたのにまた支部長になろうとしていて笑ってしまった。マイナス45度の世界で生きてる人たちってやっぱり強いんだなと感じた。
祥子が裕翔に近づかないようにしてたけど、養母と居られるように行動してたことがすごく苦しかったので、最後に裕翔から"ママ"と話しかけたシーンは思わず涙が溢れました。

いくら訓練をしていても大輝たったで1人で山小屋まで順調に行って、外に出ていた裕翔とタイミングよく出会えて、意識のない裕翔を連れてまた一人で戻ってこれるっていうのがまず納得できない。マイナス45度の世界ってそんなに簡単じゃない気がして、裕翔と祥子がまた出逢えたのに感動できない。
さらに裕翔の養母が生きていて第7避難所にいたという流れも、最終回間際で突飛すぎる。
如月と黒崎が銃を出しちゃって最終段階に入ったなと思う一方で、銃まで出してどうまとめるのか先がまったく読めない展開に少しハラハラしました。

マイナス45度の世界で倒れている人を見つけて、運んでくるっていうのがまず現実的ではない気がしてならなかった。スーパーに物資の調達に行ったはずだし、息も儘ならないところで荷物を増やすかな？それに山田が意識を失う前に他にも誰かいると聞いたのにそれは確認にも行かなかったと言う流れは謎過ぎでした。
山田の冷えた体を暖めていたけど、目が覚めたところで後遺症とか考えないのかと疑問しかなかった。
如月はみんな居なくなればいいと考えてるし、新たに人が増えたことで揉め事が"わざと"起こされそうで怖いなと思いました。

こんな閉鎖的な空間に閉じ込められたら、最初は曖昧なお隣さん関係だったのも、段々と疑心暗鬼が生まれてくるかもしれない。もしかしたら不安感だけで暮らしているより、誰かを疑ったり恨んだりする方が、よほど生きていく糧になるのかもしれない。何か訳ありな大輝くんは悪巧みではなく、恋人のお父さんの自殺とそのショックで亡くなった恋人という悲しい過去だった。その原因となったのは如月。その恨みを抱えて復讐のチャンスを狙ってここに居たとは。哀しいことにその恨みが生きる目的になっていたのだろう。如月への復讐のチャンスを潰した祥子さんは大輝くんを騙したのかと思ったけど、嘘の息子とはいっても殺人犯になって欲しくないし、復讐を果たした後の目的を失った大輝くんを心配していたんだと知ったら、祥子さんを疑った自分の浅さを反省した。

陽菜の抱えている問題が母親がしっかり向き合っていたらもう少し変わったことのような気がしてならなかった。でも自分の協調性のなさを陽菜は理解していて良くないことだという認識もありそうなのになぜ想いを寄せている相手にも言ってしまうのか…？陽菜の持っている性質を不安に感じます。
陽菜が大会で卑怯な手を使ったのはよくなかったけど、トイレで水をかけるって雑すぎるいじめにはびっくり。外の氷を溶かせば水はあるとは言え、自由に使えるものなのかも疑問。何か色々リアリティに欠ける。陽菜がいじめた相手にやり返して外に放り出したような状況を加味した演出ならそれが過剰でも見応えになるのに。

限られた空間で限られた物だけで生活しているはずなのに銃やナイフなんかを普通に個人が持っていたり、選挙ポスターが作られたりと疑問が増えてきた印象。隠してた電化製品さえ取り上げられるのに印刷機？コピー機？は使わせてもらえたのかと思うと違和感しかない。全員がなぜか服も肌も髪も小綺麗なのはドラマだしそういうものだと思うけど、ストーリーに関わってくる部分はちゃんとつくってほしいなと思った。
祥子にトランシーバーを渡して繋がりを持ちながら、黒崎まで自分の手駒にした如月の目的は一体なんだろう。黒崎も警察官だったわりに性格悪いし、元犯罪者も多いし、どう揉めて何をもって"解決"になるのかとても気になります。

黒崎に賄賂を横流しして味方につけた支部長の如月のねらいは何でしょう？救助にも、なぜ家族を優先させるのか、そこまで固執するのか、彼にも過去の因縁がありそうでいつ明かされるのか？マイナス45度の設定ですが、このところ寒さをぜんぜん感じません、笑。もっと凍える感じがあるとさらにスリルが増しそうです。

緊迫感のあるストーリーでした！小学校の避難所で、なんと発電機の故障！？寒さで凍える人たちはルール違反をしてまでも暖をもとめます。命の危険がせまると切羽つまって必死になる人たちの姿がちょっと滑稽でクスッと笑えました。カイロが無いと騒ぐシーン、好きです。
なんと、医者の藤岡先生も秘密をもっていたなんて…。自分がやらなきゃこのままでは人々が助からない、という葛藤、、しかもそれがダブルで来る！作家さんナイスです。そんな藤岡さんをかばう祥子がカッコいい！
木村家が胡散臭いなと思っていたのに、ほかの避難所の人々もそれぞれ隠されたものがありそうな匂わせが、なになに？！と推理したくなります。
祥子の危険がせまると感じる予感みたいなものは特殊能力？これが物語のキーポイントになるのでしょうか？とちゅうに入る過去のシーン、祥子の息子の行方も気になります。話がいろんなほうに展開してどこまで広がっていくのでしょう？！続きはどうなるの～？と画面にくぎ付けで見てしまいます。

第一印象は「冬に見たくないドラマ」。見ているだけで、ゾクゾク寒くなってくる感じなので、これから暑くなるのでちょうどいいかも。祥子には隠された過去があり、あの家族もどうやら偽装ってことだけは分かった。
まだまだ謎が多くミステリー要素もあるので、次回も見ようって思ってしまう。祥子には小さな子供がいるらしいし、刑務所に入っていたシーンもあり、何か使命をもって今の場所にいるよう。犯罪と子供が絡んでるとなると、余計にこの先が気になる。