癒やしのお隣さんには秘密がある

深夜ドラマだから仕方がないのかもしれませんが、内容が薄いなと思いました。キャスティングもイマイチかな。特に仁科を、もっと気狂いじみた演技が似合う俳優さんがやった方が、物語に合っていると思います。小関裕太さんだと、どうしてもハンサムサラリーマンというイメージが抜けないので、もっとストーカーの気持ち悪さが出せる俳優さんの方がよかった気がします。

藤子って、仁科がストーカーだったとあんなに怯えて真奈美や坂本を巻き込んで大騒動してたのに、自分を助けてくれた途端”やっぱり彼を好きだったことに気付いた”とかケロっと告白したりして、真奈美たちの立場ならナニソレって呆れてシラけてしまいそう。
特に何のヒネリもなく予想通りのエンディングだったけど、オーソドックスなわかりやすい展開で逆に安心したわ。

当事者の藤子本人が良いなら別に構わないけど、仁科の行った行為をお世辞にも素敵とは思えない容姿の人がやったとしたら果たして同じ結末になったのかなっていう疑問が残って、1年後恋人同士になったっていうオチにモヤモヤする。藤子に直接危害は加えてないけど、髪の毛や食べ終わったアイスの棒をコレクションしたり、無断でGPS仕掛けて監視したりって十分気持ち悪いし、実際藤子も怖がって怯えていたのに、こんなことしてもイケメンなら最終的には想い人と結ばれるっていう終わり方はどうなんだろう。センシティブなテーマだからもう少し配慮して丁寧に描いてほしかったです。

仁科さんがストーカーかストーカーじゃないかっていろいろ見ていくと微妙なところもあって線引きが難しい犯罪なんだなと思いました。これを見て仁科さんはイケメンだしそこまで悪いことしてないじゃんと思う人もいると思いますが、いじめやセクハラと一緒でされた方がどう思うかで決めていいと思うのです。これでも怖いと思ったらアウトです。悪い人が全て悪い顔しているとは限らない。いいことをしていると思ったことが相手にとっていいこととは限らない。いろんな感想を持たせてくれるドラマだと思いました。

自分の前で自分のことを変な愛し方をする人2人が刺して刺されるってどんなカオスよ？？藤子ったら変な人にばかりモテて大変ねー。仁科さんは愛し方を間違えたってところまでは藤子に理解してもらえたみたいだけどその先はないと思って、これで藤子を守れるなら死んでもいいと思ったんだろうね。じゃなきゃあんな刺され方しないでしょ。クセの強い2人のやりとりを見ていたらトラウマになりそうよね。やっぱり健全な坂本さん一択だったのでは？と思う。

藤子の弟が言ってるように、仁科さんってストーカーじゃないですよね。ちょっとクセの強い愛し方なだけで、藤子には一切自分の気持ちを押し付けたり、嫌な思いをさせてないもの。でも壁一面に貼られた写真を見て、藤子が咄嗟に感じた気持ち悪さや恐怖は間違いなく彼女の本心だから、いつか彼を理解して許せるときは来たとしても、その時感じた気持ちは忘れられないでしょうね。恋人やらそれ以上の関係には至れるほどには拭い去れないと思うし。「知らぬが仏」でずっといけたら良かったのにね。

うーん、ちょっと間延びしたかな。さぐりさぐり2人が近づいていくときはもどかしいけれど楽しい日々で良かったし、幸せな日々が続くと思いきや急転直下でストーカーと判明して逃げるところまではスピード感があってすごく良かったのにラスト前でなんだか間延び。仁科さんをどうしても悪者だけにしたくないという意図を感じます。ただ犯罪スレスレのことをしておきながら悪意はなく純粋だから仕方ないという方向には持っていってほしくないかなと思っています。

ゆっくりゆっくりと距離を縮めていきゆっくりゆっくりと好きになった人だから一時的に拒否反応は出ても思いが残ってしまうのは仕方ない。思い出って美化されてしまうものだしね。でもこれで情に絆されて仁科さんと藤子が付き合うっていつ結末になったらどうなんだろう。あんなによくしてもらっている同僚には全然興味なさそうだしね。あんなにナチュラルに視界に入ってないって相当傷つくわ。ともあれ藤子なら別に焦らなくても違う恋ができそうだしそれまでなんにも考えない方がいいと思うよ。

いや実際仁科のあの部屋を見てしまったら逃げなきゃ！って思わなきゃダメでしょ。危機管理として女の子はそうでなきゃ。だけど仁科さんの想いがびっくりするほど純粋で驚いた。そこまでの思いを聞くとなんだか気の毒にもなる、ちょっと病的な感じもするからカウンセリングとかした方がいいのでは？と余計なお世話を考えてみる。いなくなった方がいいというアドバイスに従い姿を消した素直さを見ると悪い人ではなかったのかなとも思う。でもこれでストーカーをいい人にしてしまうのもなんだか怖いと思う。

仁科の行為は確かにストーカーもどきだけど、藤子に自分の気持ちを一方的に押し付けたわけでもなく、藤子も彼に恋愛感情まで抱いてたんだから一度くらいちゃんと話しを聞いてあげればいいのに。田辺や坂本も、2人がこれまでにどんなふうに関わってきたかとか具体的には何も知らないのに、仁科ばかり一方的に非難しすぎじゃないの？

やっぱり仁科さんって不思議。どこぞの御曹司で雑誌にも取り上げられちゃうくらいの今をときめくイケメン。こないだサラッと電話で仕事の話をしていたけれど、藤子を毎日ストーキングするほど暇じゃないはず。残念なイケメンなんだよなー。これって相当な宝の持ち腐れだよね。逆に怖いわ。ここまでくると人をちゃんと愛すことができない病気なのかな。藤子としたら頼んでいない見ず知らずの人に護衛されてもねぇ。ストーカー対策のためにカメラを設置って事実を知っても、もうなんだか混乱しまくりよ。

回想シーンを見た感じだと仁科の自殺を止めたのが藤子だったのかな？それがきっかけで好意を抱くのは分かるけど、何で「護衛」なんだろう。御曹司だし顔立ちも整っていて命を救われたっていう接点もあって、普通にアプローチするっていう選択肢は無かったのか？あと藤子の盗撮とか坂本への牽制とか、仁科ってしょっちゅう昼間に出歩いてるけど、ちゃんと仕事してる？など話が進むごとに疑問点が増えていき、どういう結末に持っていくのか、そもそもちゃんと話がまとまるのか、良くも悪くも続きが気になってしまいます。

知らない間に自分の写真をたくさん撮られていて自分が食べたアイスの棒までコレクションしているのを見たら誰だってストーカーを疑うだろう。付き合ってもいないのに知らない間にGPSまで仕込まれていたとなれば言い逃れはできまい。昨日まであんなにときめいていた彼が今日には恐怖の対象となるなんて本当に怖い。藤子目線でどこに行くのが1番安全か考えてしまった。被害と言える被害がない今、自己防衛しかないってきついなと思いました。

仁科がやってきたことは確かにノーマルとは言えないけど、だからって彼はストーカーでもないと思うけど。自分の気持ちを藤子に無理やり押し付けたわけでもなく、むしろ藤子が自ら彼に好意を抱いて、それが恋愛感情に変わっていって、藤子から積極的にキスしてたよね。自分が勝手に期待して思い描いていた人物像と仁科が違ったからって、ストーカー呼ばわりして大騒ぎするって失礼なんじゃないの。

相手の気持ちにそわそわして、少しずつ距離を縮めてきて、キス。もうこれは恋の最高潮じゃない？1番嬉しい瞬間！それなのにその後に仁科さんが自分のストーカーだって気づくなんて、なんて残酷なんだ！！っていうかタワマンにも住んでいるならそっちに写真部屋を作れば良かったのに、詰めが甘いよね。そしていくら仲良しのお隣さんだって部屋に侵入はなしでしょ。そこに仁科さんが帰ってきて最悪殺されちゃってもおかしくないのよ？だからってここからホラー展開はやめてほしいな。

こんなに素敵な男女が出会って恋をしてってところにストーカーの要素を入れるっていうのは違和感が出てきたな。仁科さんにストーカーの要素を入れるっていうのが無理なのかも。こんなに素敵で爽やかに立ち振る舞えるなら恋愛で拗れることもなさそうだしよくわからない。拗れた系じゃないとすればもうそういう性癖なんだろう。いづれ藤子にバレて破綻しても次のターゲットを見つけるだけだし。そうなると一生その繰り返し、なんか哀れだね。

人の家に無断で入るなんてやってはいけないことだけど仁科さんの家の秘密にワクワクドキドキ。だけど仁科さんの方がうわてだったね。壁いっぱいに貼られた写真は藤子じゃなくて鉄道だった。カモフラージュに鉄道オタクってことにしたみたいだけど、弟の食いつき方を見ているともしや弟の好きなことまでリサーチ済みなのか？と怖くなる。ほんとにいつも思うけど爽やかな仁科さんと藤子が普通に恋愛すればいいだけの話なんじゃないの？ストーカーは卒業できないもんなのかねー。

仕事が早いのに見た目はおっとりしていて控えめで優しくておまけに美人となればみんな好きになっちゃうと思うな。仁科さんがどこで藤子を見初めたのか知らないけれど、隣に住んで言葉を交わすようになったらもっと好きになっただろうね。そよそよしくなったと思ったら仁科さんに彼女がいると思って遠慮してたなんてたまらないだろう。一刻も早くストーカー部屋を綺麗に片付けて本物の藤子と恋愛するって訳にはいきませんかねー？恋のチャンスが来てるのにもったいないよね。

ドアをガチャガチャやったのは仁科さんだと思ったけど、あの手紙は第二のストーカーだったなんて驚きだよ。藤子さんの気遣いはそこまで個人的なものでもないと思うけど美人だし気がきくしで好かれてしまうんだろうな。ただ1人ならずも2人もストーカーがついているなんて何か引き寄せてしまう体質なんだろうか、ここまでくると気の毒になる。さっさと誰か恋人を作るかいっそのこと一回実家に戻ってみるのもいいかもね。早く逃れた方がいい。

証拠になるであろう直筆のストーカーからの手紙を捨ててしまったり、他人に自分のスマホを預けて操作させたり、狙われてる自覚があるのに部屋の窓を全開にして外から丸見えのベランダでお酒を飲んでいたり、ヒロインがあまりに不用心で隙だらけでドラマの展開に必要とはいえヒヤヒヤする。同時期にストーカー二人に狙われるのは気の毒だけど、藤子の行動が反面教師になると良いなあって思いながら観てます。

夏の夜には少しヒヤッとするようなドラマが面白い。ただ自分の身に起きたらと思うと笑ってばかりはいられない。ストーカーって思っても通じなくてこじらせてなるパターンが多いと思っていたけど、ストーカーから入るパターンもあるんだね？あんなイケメンでお金持ちなら正攻法ですぐにでも彼氏になれるでしょ？犯罪にもなる行為で危ない事件もあるから、そんなイケメンならいいかも？なんて夢を抱かせるようなドラマにはしてほしくないかな。

お隣に引っ越してきた人が4年越しのストーカーって怖過ぎる。何も知らず新しい出会いにときめく藤子とストーカー仁科の重く拗らせた愛の対比もゾワゾワするし、あんなボロいアパートに住んでるのに立派な車を持っていたり、質の良いスーツを着ていたり、仁科の素性も藤子に執着する理由も気になります。30分と程よい長さだし、怖くてハラハラするけど続きが気になる見やすいドラマだと思いました。