『舟を編む 〜私、辞書つくります〜』での柴田恭兵 (松本朋佑役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
柴田恭兵 (松本朋佑役) は 「2025年7月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
柴田恭兵さんの直近ドラマで好きなのは2015年に放送されたNHKドラマ「64-ロクヨン-」かな。捜査一課長・松岡勝俊役。今でもたまに録画観たりしますが、個人的に映画より完成度高かったのでは…!?と思う。主人公の三上義信を演じるピエール瀧さんをはじめ、キャスティングが素晴らしかったし、恭兵さん演ずる松岡課長!あの役は恭兵さんならでは!だった。劇伴は大友良英さん。榊英雄と新井浩文が出てるので、もう再放送はないと思いますけどね…(苦笑)
知的な言葉選びと少しの遊び心が人を惹きつける。そこに穏やかな声が加わるともうヒーリング作用がすごい。誰もが耳を傾けたくなる声って貴重ですよね。叱るんじゃなくて諭すという言葉がピッタリな場面が多くて素敵だなと思いました。
祝賀会でのスピーチシーン、編集部メンバー一人ひとりへの言葉がとても温かくて深い感謝が込められていて、我が子のように大切そうに大渡海を持つ姿も相まって編集部メンバーと一緒になって泣いてしまいました。「なんて」の回収もグッとくる。器が大きくて誰に対しても丁寧で誠実で、でも堅苦しさはなくてお茶目で気さくで、柴田さんが演じられたからこそ嫌味っぽさも嘘くささもなく、魅力あふれる素敵なキャラクターになっていたと思います。
こういう学者の役を演じる場合に大事だなと思うのは、どこかにインテリジェンスを感じさせるということだと思います。それがないと医者とか検事などの役もそうだけど、どうしても違和感が生じる。 もちろん演技なので、そう見えればいいわけで、そこが役者の腕の見せ所だと思います。 柴田さんの演技ですが、穏やかでありながら、言葉に関しては前のめりになり熱く語るところはもちろんですが、言語学者の矜持として譲らないところは譲らない。そこは感情で揺れ動く編集者の荒木と対照的であり、よいコントラストになっていたと思います。
血潮が漏れていたことをみんなが口々に謝る場面ではみんなの生真面目さも良かったし、最後に温かみのある言葉で締めた松本さんはさすがだなと思った。心が軽くなるように言葉を使ってみんなの気分を変えていく。誰も責めないリーダーシップは見習いたいです。
温かみのある声も、一言一言を丁寧に紡ぐ話し方も、松本がどれだけ言葉を大切にしているのかが伝わってきて良いですね。血潮の件で場の空気が重たくなった時に、沢山の謝罪の言葉を並べて、ほんのりコミカルに、カラリと明るく切り替えるところも素敵。松本自身に悲観した感じがなかったのが救いだけど、絶対にまた辞書編集部に戻ってきて欲しいって強く思いました。
どんな状況にもどこかで救いがある言葉を入れてくれる大先輩、こんな人がいてくれると安心して働けるよね。いつも穏やかな人が年号が発表される時にいつになく真剣で祈っちゃうところが面白いなと思いました。かわいらしさを失わないところが最強です。
突然ラ行の年号を訊かれてもポンポン出てくるところがさすが。新年号発表の時に皆で「ラ行来い」って念じてる姿もチャーミング。出来上がった究極の紙を嬉しそうに捲る時の少年のようにキラキラした表情も素敵でした。
ポーズ付きのワクワク、可愛らしかったです。言葉や辞書について語る時の熱い口調や少年のようにキラキラした楽しそうな表情、尽力してくれる一人ひとりに感謝の気持ちを忘れない姿勢、辞書作りへの情熱と人柄の良さ、大きさが伝わってくる演技もさすが。辞書編集部皆が松本を慕い、絶対にデジタル化の話が耳に入らないように必死になる説得力があるところも良かったです。
小学生時代の天童との出会いのシーン、変に子ども扱いしない丁寧で真摯な接し方が先週の愛斗とのやりとりを彷彿とさせ、松本の人柄とブレない人間の大きさが感じられたのが良かったです。物語には出てこなくても、天童のように救われたり、新たな気付きを得て夢に繋がった子供は他にも沢山いるんだろうなあって思える説得力のあるお芝居が素晴らしかったです。
小学生の愛斗のことを「愛斗さん」ってさん付けで呼んだり、丁寧な敬語で語りかけたり、子供扱いせずに大人と同じように接する姿が松本の懐の深さを感じさせました。ちゃんと愛斗のことを一人の人間として見ているんだなあって伝わってくる。天童の「テッテレー」を耳にして即座に用例採集する姿も、それが荒木とシンクロしているのも面白かったです。
お蕎麦を食べながらも、気になる言葉を耳にすると用例採集を始めちゃうところが、さすが松本先生。以前お箸と鉛筆間違えたって荒木さんが話していたけど、そういう姿が想像出来てしまうくらい、大渡海への熱く深い情熱が伝わってくるところも良い。荒木さんと二人揃って「イキってる」を用例採集する姿も微笑ましかったです。
「恋愛」の語釈のくだり、みどりのモヤモヤに理解を示しつつ、なぜ「異性同士」なのか、ほかの表現だとどんな印象になるのか、例をあげて丁寧に諭す姿が松本の人間の大きさを感じさせました。素人のみどりの意見にもしっかり耳を傾け、真剣に向き合う姿も、大渡海をより良いものに完成させたいという情熱が感じられて良かったと思います。
トラブルの収め方に人間性って出るよね。みんなは言葉通り受け取ってみどりに怒ってしまったけれどそれがどうしてか分からないみどり、それを察して分かりやすく諭してくれるなんて神なんだ!知らないことを教えているだけという姿が素敵だなと思いました。
穏やかな表情や声のトーン、重たくなった空気を「激おこぷんぷん丸」と明るく笑って軽くしてくれる大らかさ、みどりの柔軟さをちゃんと見抜いている鋭さ、あの歓迎会でのやりとりだけで松本の人間の大きさや魅力がしっかり伝わってくる演技が素晴らしかったです。場面がビシっと締まる存在感や重厚感もさすがで、でも決して堅苦しくなく、気さくさや軽やかさがあるところも素敵でした。
柴田恭兵さんの直近ドラマで好きなのは2015年に放送されたNHKドラマ「64-ロクヨン-」かな。捜査一課長・松岡勝俊役。今でもたまに録画観たりしますが、個人的に映画より完成度高かったのでは…!?と思う。主人公の三上義信を演じるピエール瀧さんをはじめ、キャスティングが素晴らしかったし、恭兵さん演ずる松岡課長!あの役は恭兵さんならでは!だった。劇伴は大友良英さん。榊英雄と新井浩文が出てるので、もう再放送はないと思いますけどね…(苦笑)
知的な言葉選びと少しの遊び心が人を惹きつける。そこに穏やかな声が加わるともうヒーリング作用がすごい。誰もが耳を傾けたくなる声って貴重ですよね。叱るんじゃなくて諭すという言葉がピッタリな場面が多くて素敵だなと思いました。
祝賀会でのスピーチシーン、編集部メンバー一人ひとりへの言葉がとても温かくて深い感謝が込められていて、我が子のように大切そうに大渡海を持つ姿も相まって編集部メンバーと一緒になって泣いてしまいました。「なんて」の回収もグッとくる。器が大きくて誰に対しても丁寧で誠実で、でも堅苦しさはなくてお茶目で気さくで、柴田さんが演じられたからこそ嫌味っぽさも嘘くささもなく、魅力あふれる素敵なキャラクターになっていたと思います。
こういう学者の役を演じる場合に大事だなと思うのは、どこかにインテリジェンスを感じさせるということだと思います。それがないと医者とか検事などの役もそうだけど、どうしても違和感が生じる。
もちろん演技なので、そう見えればいいわけで、そこが役者の腕の見せ所だと思います。
柴田さんの演技ですが、穏やかでありながら、言葉に関しては前のめりになり熱く語るところはもちろんですが、言語学者の矜持として譲らないところは譲らない。そこは感情で揺れ動く編集者の荒木と対照的であり、よいコントラストになっていたと思います。
血潮が漏れていたことをみんなが口々に謝る場面ではみんなの生真面目さも良かったし、最後に温かみのある言葉で締めた松本さんはさすがだなと思った。心が軽くなるように言葉を使ってみんなの気分を変えていく。誰も責めないリーダーシップは見習いたいです。
温かみのある声も、一言一言を丁寧に紡ぐ話し方も、松本がどれだけ言葉を大切にしているのかが伝わってきて良いですね。血潮の件で場の空気が重たくなった時に、沢山の謝罪の言葉を並べて、ほんのりコミカルに、カラリと明るく切り替えるところも素敵。松本自身に悲観した感じがなかったのが救いだけど、絶対にまた辞書編集部に戻ってきて欲しいって強く思いました。
どんな状況にもどこかで救いがある言葉を入れてくれる大先輩、こんな人がいてくれると安心して働けるよね。いつも穏やかな人が年号が発表される時にいつになく真剣で祈っちゃうところが面白いなと思いました。かわいらしさを失わないところが最強です。
突然ラ行の年号を訊かれてもポンポン出てくるところがさすが。新年号発表の時に皆で「ラ行来い」って念じてる姿もチャーミング。出来上がった究極の紙を嬉しそうに捲る時の少年のようにキラキラした表情も素敵でした。
ポーズ付きのワクワク、可愛らしかったです。言葉や辞書について語る時の熱い口調や少年のようにキラキラした楽しそうな表情、尽力してくれる一人ひとりに感謝の気持ちを忘れない姿勢、辞書作りへの情熱と人柄の良さ、大きさが伝わってくる演技もさすが。辞書編集部皆が松本を慕い、絶対にデジタル化の話が耳に入らないように必死になる説得力があるところも良かったです。
小学生時代の天童との出会いのシーン、変に子ども扱いしない丁寧で真摯な接し方が先週の愛斗とのやりとりを彷彿とさせ、松本の人柄とブレない人間の大きさが感じられたのが良かったです。物語には出てこなくても、天童のように救われたり、新たな気付きを得て夢に繋がった子供は他にも沢山いるんだろうなあって思える説得力のあるお芝居が素晴らしかったです。
小学生の愛斗のことを「愛斗さん」ってさん付けで呼んだり、丁寧な敬語で語りかけたり、子供扱いせずに大人と同じように接する姿が松本の懐の深さを感じさせました。ちゃんと愛斗のことを一人の人間として見ているんだなあって伝わってくる。天童の「テッテレー」を耳にして即座に用例採集する姿も、それが荒木とシンクロしているのも面白かったです。
お蕎麦を食べながらも、気になる言葉を耳にすると用例採集を始めちゃうところが、さすが松本先生。以前お箸と鉛筆間違えたって荒木さんが話していたけど、そういう姿が想像出来てしまうくらい、大渡海への熱く深い情熱が伝わってくるところも良い。荒木さんと二人揃って「イキってる」を用例採集する姿も微笑ましかったです。
「恋愛」の語釈のくだり、みどりのモヤモヤに理解を示しつつ、なぜ「異性同士」なのか、ほかの表現だとどんな印象になるのか、例をあげて丁寧に諭す姿が松本の人間の大きさを感じさせました。素人のみどりの意見にもしっかり耳を傾け、真剣に向き合う姿も、大渡海をより良いものに完成させたいという情熱が感じられて良かったと思います。
トラブルの収め方に人間性って出るよね。みんなは言葉通り受け取ってみどりに怒ってしまったけれどそれがどうしてか分からないみどり、それを察して分かりやすく諭してくれるなんて神なんだ!知らないことを教えているだけという姿が素敵だなと思いました。
穏やかな表情や声のトーン、重たくなった空気を「激おこぷんぷん丸」と明るく笑って軽くしてくれる大らかさ、みどりの柔軟さをちゃんと見抜いている鋭さ、あの歓迎会でのやりとりだけで松本の人間の大きさや魅力がしっかり伝わってくる演技が素晴らしかったです。場面がビシっと締まる存在感や重厚感もさすがで、でも決して堅苦しくなく、気さくさや軽やかさがあるところも素敵でした。