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脚本・ストーリー 2.8 /5.0(55.4%) | 903位 /1087件中 |
キャスト 3.4 /5.0(67.6%) | 833位 /1087件中 |
演出 2.9 /5.0(57%) | 889位 /1086件中 |
音楽 2.8 /5.0(55.4%) | 885位 /1087件中 |
感動 2.9 /5.0(58.2%) | 629位 /1082件中 |
笑い 2.4 /5.0(47.6%) | 746位 /1082件中 |
スリル・興奮 2.1 /5.0(41.8%) | 990位 /1079件中 |
脚本・ストーリー 2.8 /5.0(55.4%) | 903位 /1087件中 |
キャスト 3.4 /5.0(67.6%) | 833位 /1087件中 |
演出 2.9 /5.0(57%) | 889位 /1086件中 |
音楽 2.8 /5.0(55.4%) | 885位 /1087件中 |
感動 2.9 /5.0(58.2%) | 629位 /1082件中 |
笑い 2.4 /5.0(47.6%) | 746位 /1082件中 |
スリル・興奮 2.1 /5.0(41.8%) | 990位 /1079件中 |
大好きなおばあちゃんたちが死ぬことばかり口にしていたらそりゃ亜子ちゃんだって怒るし悲しくもなるよね。死ぬことは避けられないしこれは順番だから仕方ないと小さな子供にも包み隠さず言うところは良かったと思う。誤魔化したって避けられることじゃないからね。そう思えばこの世にいることは儚いことだと理解してもっと優しい時間が過ごせるんじゃないかね。亜子ちゃんの言うように死ぬことよりも生きることを考えるっていうのもいい。明日をどう生きるか、そう考えるだけで視線が上がる。いつかは嫌だってなんだって死ぬ。焦らず楽しみながらその時を待てばいいと思った。
なんの思い入れもなく見始めたドラマだけど、極端に老いることを受け入れることや老いることは怖くないとかそんなことばかりを推してくるドラマでちょっとびっくりしている。そういうメッセージがあることは分かっていたけど、今回は回想シーンが全部それ関連でどうしたのかと心配になるほど。メッセージが全面に出ていて押し付けがましく感じた。ストーリーは面白いしその中で十分伝えられていると思うのでそれだけでいいと思う。
最初はブラックな職場から逃げてきてかわいそうにと思っていたけど上司の言い訳も分からなくはなくて、そんなところに自分も年をとったなと感じてしまった。ま、でも同僚もみんな忙しくて相談もできないとなればブラックな職場だろうね。いつの時代の部下と上司も同じパターンはなくて、育ってきた時代が違うからアップデートが必要なんだよね。でも部下と上司に同じパターンがないのと同様に同じパターンの会社もない。心を病むぐらいなら辞めて正解。あの子炭焼きのところにお嫁に来ないかなー。
田舎暮らしは他人に放っておいてはもらえないってことを若い夫婦は知らなかったのか?あんなみんなが親戚みたいな田舎で子供をほっぽらかして出かける夫婦なんてすぐに村八分だろう。ステップファミリーにありがちな虐待される連れ子を子供に恵まれないカップルに託してみんなが幸せっていう結末は良かったけれど、そこに至るまでのストーリーに強引な部分があって特にステップファミリーの方がグズグズになってしまったのが残念だった。これで全部解決ではなくてこれからが再生の時、これでめでたしで終わってしまうのは違うと思う。
閻魔様の話は刺激が強いのでなんとも言えないけど、幼い頃に聞くことで基礎に打ち込むことができれば何かの時に役に立つかもしれない。その教育を受けてもなお駆け落ちしたリツコさんは覚悟があったと思うのに、なんで戻ってきたのかがよくわからなかった。自分と娘のことを後ろ指刺される存在にしておきながら新しい人生を選んだ妻を憎むこともあったろうけど、せめてそこまでしたのだから幸せになってくれと思う気持ちも分かる。戻ってどうしたいのか捨てるなら捨て切る覚悟を見せてくれ。
閻魔様に舌を抜かれるは子どもの頃に良く聞いたな、と懐かしく思い出した。今は子どもが怖がるからと、いろんなことから遠ざけられて守られていると聞く。怖がることと学ぶこと、どちらがより重要かで判断するしかないと思うのだけれど。薄切りの刑になるとわかっていながら駆け落ちをするのと、そういうのを知らないでいるのではハードルが違うし、後々知った時の後悔は差が出るだろうと思う。やっぱり倫理的なものは少し脅すくらいで教えるのはアリだと思う。歳をとることの恐怖も、グランマは本当に上手く解決していくなと感心する。
夫と子供を捨てて駆け落ちまでしながら、その駆け落ち相手が亡くなって寂しくなったから村に戻ってきたという律子の厚かましさには呆れる。まあそういう性格だから、駆け落ちなんてことができるんだろうけど。一方で「言いたいことは言った。あとはあんた達に任せる」というミキさんのスタンスはいつ見ても気持ちいい。自分の考えははっきり述べてもそれを誰にも押し付けず、各自の思う通りにすれば良いというような人との関わり方って、物心ともに完璧に自立した大人にしかできないことだと思うな。
翔海は祖父の偉大さにコンプレックスを抱いていて、いろいろ腐っていただけで、根は良い子だったのが救いだ。周りから比較され言われ続けることで生まれるコンプレックスはなかなか乗り越えるのが難しいと思う。悦子さんが自分の本当のファンで、それゆえのハニカミだったりしたことを分かった時、彼にはいろんな力が湧いてきただろう。たった一人だとしても自分を真っすぐみて信じて応援してくれる人がいたら、人は前を向けるし頑張れる。本当に百目鬼村に来て良かったな~と思った。
こないだのSNSにハマった女の子も今回の祖父の七光りに困っている男の子も百目鬼家に来てよかったね。まぁ広報誌を作ることに関してはなんとか搾取にもなりかねないが人生の大先輩であるグランマとのふとした会話の中にヒントをもらい、大人たちに警戒した心は亜子ちゃんで癒され本音をポロリできる。次々デトックスしているようで羨ましい。ぬいぐるみをおんぶして遊ぶ子供は昭和を思い出す。しょっちゅう迷子になるならGPSをぬいぐるみに付けたらいいかもね。
とにかく亜子ちゃんが可愛い。年を重ねることはたくさんのできることを手放していくことで、たくさんの葛藤と諦めと共にあると日々感じる。それを切ないと表現するミキさんのセンス。そしてそれを「飛んでけ~」と言って手当する亜子ちゃんに本当に救われる。SNSの功罪にも触れていたが、本当に言葉が軽くなったと思う。断片だけ切り取って、本質を見ずに済ますことは簡単だし楽だけれど、昔人間だからかミキさんの言うことにとても共感してしまう。ちょうど良い季節だし、野原に散策に行って、そばにいる人と語らいたいなと思う。
そう、歳を取ることは切ないことなんだ。中年でもそうだろうなと想像はしていたけれど、でもその頃にはもしかしたらその切なさにも慣れというか乗り越える術が見つかっているのではないかと淡い期待を持っていた。だけどあのグランマでも切ないなんて、やっぱりそうなんだとしか言えないわ。いろんなことを諦めていくしかないのかと思うと暗い気持ちになる。グランマたちが行く道はいつか行く道。どうか切ないだけでは終わらず希望をもらえますように。
どことなく、以前あったドラマ「最高のオバハン 中島ハルコ」の雰囲気ただようストーリーな気もするけど、ミキさんはかなりかっこいい。村の総領で大家の大奥様だけど、誰にも威張らず他人をコントロールしようとせず、暑苦しくない人情深さもあって、完全に自立したマチュアな大人の女性という感じで素敵。確かに「おばあちゃん」というよりも、「グランマ」って呼ばれるほうが似合ってる。
こういう小さな村ではまだ牛耳っている人がいるのだろう。グランマのように公平に物事を見られる人ならいいけれど偏った考えの持ち主なら最悪だ。由真さんも都会に疲れていた感もあり自分の意思で田舎で同居を選んだようだけど、全ては理想かな。こんな綺麗な話はないように思えるけどあったらいいなと思える関係が素敵だ。死んでしまうことは悲しいことだけど、友達も向こうにいるし自分も行く道。そんな話ができるのがおばあちゃんやおじいちゃんと暮らすよさかもしれない。なにもない散歩がすごく羨ましく思えた。