『ハヤブサ消防団』での古川雄大 (真鍋明光役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
古川雄大 (真鍋明光役) は 「2023年7月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
いわゆる狂信者という奴ですね。信仰の元なら何をやってもいい。カルトで一番厄介なタイプです。カルトとか政治結社の人、そして詐欺師って、実際に真鍋みたいに良い人のフリをして近づいてきます。もしかしたら価値観が狂っているだけで、基本は良い人なのかもしれないところに狂信者の怖さがあります。人を騙すのも殺すのも、猟銃をぶっぱなすのも、彼の中では正しいことであり、人に親切にするのと同列にあるのかもしれない。演じる古川さんはそんな真鍋の価値観をしっかりと表現していて、ドラマを最後まで盛り上げたと思います。
散弾銃を手に屋根から登場するシーン、憎悪や怒りを纏った迫力ある演技で見応えがありました。教えのとおり「鉄槌を下す」ってことしか頭にないから何を言っても通じないし、元々人殺しに躊躇がない人だし、銃を構えて三馬たちに迫って来る姿がめちゃくちゃ怖かったです。1話からずーっと怪しくて、フェイクでもなく実際事件の加害者だったわけだけど、予想通りのキャラでも「やっぱりね」っていう残念感があまりなく、正体が判明した後も怪しさ・不気味さがどんどん加速していく演技も素晴らしかったと思います。
衝撃過ぎた! アビゲイルを素直に信じて大事に思っているのが丸出しの凄い演技でした。
誰にでも愛想よく話しかける姿やパーソナルスペースの狭い感じがアビゲイルの信者たちと全く同じで、熱心な信者だという杉森の言葉に説得力がありました。東京観光はどうだったかと三馬に尋ねる時も、ニコニコしてるけど社交辞令丸出しで上っ面だけって感じの口調と表情が上手くて、人を殺しておいて何でこんな朗らかなんだろうって総毛立つような不気味さと怖さがあったのも良かったです。
何の躊躇もなく、浩喜を殺害する姿がめちゃくちゃ怖かったです。殺し方も動きに迷いがなくて手慣れている感があったし、人を川に落としたのに表情ひとつ変えずに、肩のゴミを払ったくらいのテンションを保っているところも、普段のにこやかで人当たりの良い雰囲気とのギャップがあってゾッとしました。
一瞬でいい人にも見えて、また違う一瞬で悪い人にも見える。なんか見ている人の心を写すの崇高な仏像のよう。だから宗教関係者って言われたら納得しちゃうだろうな。できるだけ紳士的に振る舞っているところがなんだか怖いですよね。
「首を突っ込み過ぎるのは良くないと思うけどなあ」と三馬に忠告するシーン、スッと笑顔が消えた表情と普段より低いトーンの声が不気味で怖かったです。あからさまに恫喝されるよりよっぽど危機感を覚える恐ろしさがありました。中西家での消防団とのやりとりも「全然気にしてませんから」なんて器の大きい良い人ぶりつつ、チラリと団員たちに目を向けて謝罪の言葉を待っているところが真鍋の厭らしさや胡散臭さを際立たせていて良かったと思います。
とにかくうさん臭くて不気味。チラッと映るだけで今度は何をしようとしているのかとドキドキする。
車の中から彩を盗撮するシーンが印象的でした。瞬きせずじっと彩を見つめる鋭い視線や感情の読めない表情が不気味で、直前までにこやかに町民に声をかけていた人と同一人物とは思えない怖さがありました。「気さくで親切な人」を演じているような何とも胡散臭い親しげな口調や笑顔も上手いです。
道に迷った三馬たちを背後から意味深な表情で見つめている姿、ほんの数秒のシーンなのにインパクトがありました。あんな暗い山の中で何してたんだろうっていう疑問もあるし、表情一つ一つの癖が強いというか、全てに意味があるように感じられて、ますます真鍋が何を企んでいるのか、何を知っているのか気になってしまいます。一瞬の出番でもしっかり爪痕を残す存在感の濃さも、舞台経験豊富な古川さんならではの魅力だなと感じます。
汚れひとつない作業着でおじいちゃんやおばあちゃんのためにと言わんばかりに泥臭い仕事をやってみせるところが憎い。そしてトラクターから下りる様子がまた憎い。惜しげもなく足を高く上げ下りる笑。それってなんのため?って思うけどなんか真鍋っぽいなと思いました。
浩喜の噂の件で三馬に問い詰められるシーン、柔和な態度は崩さず丁寧な対応だけど、しらじらしさや胡散臭さを感じさせる絶妙な表情と口調が上手かったです。地元民たちの農作業を手伝う姿や気さくに会話する姿が「親切な良い人」というより真鍋の計算高さや狡猾さを強く感じさせたのも良かったと思います。彩を見つめる怪しげな視線や微笑みも不気味で印象に残りました。
読経中の江西を見つめる意味深な表情や、地元民に「お茶が入りましたよ」と声を掛けられた時のスッとにこやかな表情に切り替える姿、その笑顔も目が笑っておらずどこか嘘くさい雰囲気があって、ほんの数秒の出番だったけど怪しくミステリアスな空気を醸し出して、しっかり存在感を示していたのが良かったです。
いわゆる狂信者という奴ですね。信仰の元なら何をやってもいい。カルトで一番厄介なタイプです。カルトとか政治結社の人、そして詐欺師って、実際に真鍋みたいに良い人のフリをして近づいてきます。もしかしたら価値観が狂っているだけで、基本は良い人なのかもしれないところに狂信者の怖さがあります。人を騙すのも殺すのも、猟銃をぶっぱなすのも、彼の中では正しいことであり、人に親切にするのと同列にあるのかもしれない。演じる古川さんはそんな真鍋の価値観をしっかりと表現していて、ドラマを最後まで盛り上げたと思います。
散弾銃を手に屋根から登場するシーン、憎悪や怒りを纏った迫力ある演技で見応えがありました。教えのとおり「鉄槌を下す」ってことしか頭にないから何を言っても通じないし、元々人殺しに躊躇がない人だし、銃を構えて三馬たちに迫って来る姿がめちゃくちゃ怖かったです。1話からずーっと怪しくて、フェイクでもなく実際事件の加害者だったわけだけど、予想通りのキャラでも「やっぱりね」っていう残念感があまりなく、正体が判明した後も怪しさ・不気味さがどんどん加速していく演技も素晴らしかったと思います。
衝撃過ぎた!
アビゲイルを素直に信じて大事に思っているのが丸出しの凄い演技でした。
誰にでも愛想よく話しかける姿やパーソナルスペースの狭い感じがアビゲイルの信者たちと全く同じで、熱心な信者だという杉森の言葉に説得力がありました。東京観光はどうだったかと三馬に尋ねる時も、ニコニコしてるけど社交辞令丸出しで上っ面だけって感じの口調と表情が上手くて、人を殺しておいて何でこんな朗らかなんだろうって総毛立つような不気味さと怖さがあったのも良かったです。
何の躊躇もなく、浩喜を殺害する姿がめちゃくちゃ怖かったです。殺し方も動きに迷いがなくて手慣れている感があったし、人を川に落としたのに表情ひとつ変えずに、肩のゴミを払ったくらいのテンションを保っているところも、普段のにこやかで人当たりの良い雰囲気とのギャップがあってゾッとしました。
一瞬でいい人にも見えて、また違う一瞬で悪い人にも見える。なんか見ている人の心を写すの崇高な仏像のよう。だから宗教関係者って言われたら納得しちゃうだろうな。できるだけ紳士的に振る舞っているところがなんだか怖いですよね。
「首を突っ込み過ぎるのは良くないと思うけどなあ」と三馬に忠告するシーン、スッと笑顔が消えた表情と普段より低いトーンの声が不気味で怖かったです。あからさまに恫喝されるよりよっぽど危機感を覚える恐ろしさがありました。中西家での消防団とのやりとりも「全然気にしてませんから」なんて器の大きい良い人ぶりつつ、チラリと団員たちに目を向けて謝罪の言葉を待っているところが真鍋の厭らしさや胡散臭さを際立たせていて良かったと思います。
とにかくうさん臭くて不気味。チラッと映るだけで今度は何をしようとしているのかとドキドキする。
車の中から彩を盗撮するシーンが印象的でした。瞬きせずじっと彩を見つめる鋭い視線や感情の読めない表情が不気味で、直前までにこやかに町民に声をかけていた人と同一人物とは思えない怖さがありました。「気さくで親切な人」を演じているような何とも胡散臭い親しげな口調や笑顔も上手いです。
道に迷った三馬たちを背後から意味深な表情で見つめている姿、ほんの数秒のシーンなのにインパクトがありました。あんな暗い山の中で何してたんだろうっていう疑問もあるし、表情一つ一つの癖が強いというか、全てに意味があるように感じられて、ますます真鍋が何を企んでいるのか、何を知っているのか気になってしまいます。一瞬の出番でもしっかり爪痕を残す存在感の濃さも、舞台経験豊富な古川さんならではの魅力だなと感じます。
汚れひとつない作業着でおじいちゃんやおばあちゃんのためにと言わんばかりに泥臭い仕事をやってみせるところが憎い。そしてトラクターから下りる様子がまた憎い。惜しげもなく足を高く上げ下りる笑。それってなんのため?って思うけどなんか真鍋っぽいなと思いました。
浩喜の噂の件で三馬に問い詰められるシーン、柔和な態度は崩さず丁寧な対応だけど、しらじらしさや胡散臭さを感じさせる絶妙な表情と口調が上手かったです。地元民たちの農作業を手伝う姿や気さくに会話する姿が「親切な良い人」というより真鍋の計算高さや狡猾さを強く感じさせたのも良かったと思います。彩を見つめる怪しげな視線や微笑みも不気味で印象に残りました。
読経中の江西を見つめる意味深な表情や、地元民に「お茶が入りましたよ」と声を掛けられた時のスッとにこやかな表情に切り替える姿、その笑顔も目が笑っておらずどこか嘘くさい雰囲気があって、ほんの数秒の出番だったけど怪しくミステリアスな空気を醸し出して、しっかり存在感を示していたのが良かったです。