※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.8 /5.0(75.4%) | 470位 /1191件中 |
キャスト 4.5 /5.0(89.2%) | 209位 /1191件中 |
演出 3.9 /5.0(78.4%) | 354位 /1190件中 |
音楽 3.8 /5.0(75.4%) | 352位 /1191件中 |
感動 3.6 /5.0(72.4%) | 245位 /1186件中 |
笑い 4.2 /5.0(83%) | 77位 /1186件中 |
スリル・興奮 3.4 /5.0(67.6%) | 463位 /1183件中 |
脚本・ストーリー 3.8 /5.0(75.4%) | 470位 /1191件中 |
キャスト 4.5 /5.0(89.2%) | 209位 /1191件中 |
演出 3.9 /5.0(78.4%) | 354位 /1190件中 |
音楽 3.8 /5.0(75.4%) | 352位 /1191件中 |
感動 3.6 /5.0(72.4%) | 245位 /1186件中 |
笑い 4.2 /5.0(83%) | 77位 /1186件中 |
スリル・興奮 3.4 /5.0(67.6%) | 463位 /1183件中 |
まぁね、1人で生きて1人で死にたいって言ってた人が15歳も年下の高学歴イケメンと付き合って終わったら自分も一生シングルで!と思ってた人が置いてけぼりになるじゃん。だからラストは納得かな。鳴海の弟はムカついたけど最後まで介護に自分の嫁を出さない辺りは好感度上がったし身内だからこそ言い過ぎちゃう兄弟喧嘩のようなものだと思う。だいぶ強いパンチだったけどそう思ってる人も一定数いるってことで。ブレない軸を持った人は強い。鳴海の5年後や10年後が見てみたいな。
鳴海の那須田に対する突っ込みはいちいちその通り。でも鳴海が本当に自己中かと言われるとそうでもない。もうとっくに大家族幻想は終わっているわけで、むしろそれが普通。
親の介護問題も聡の言い分は勝手すぎる。そもそも一人っ子同士が結婚したりしたら、2人で4人の親の面倒を見なきゃいけない。そんなの現実的に無理だからね。当然、今の政府が考える家族介護なんて破綻するに決まっている。
結局、家族であれ、誰もが最期は「ひとり」だと覚悟した方がいい。そういうことなんだと思う。
那須田はなかなかな毒親育ちなのかな。
ただ、鳴海に対してわざとその手法を使ったようなことを言っていたけれど、ちょっと違うように思う。
鳴海のことが気になって仕方ないだけなんじゃないかな。
ただ、あのいつまでも色の消えない手のあとは恐ろしいと思ってしまった。
あんなに強く握るだなんて、コントロールできないほどに毒されているんだろうか。
保険の元カレのことも、那須田のことも鳴海はちゃんと向き合えていなかったし、自分の都合の良いように解釈してきた。
でも那須田のおかげで、いろいろ考えることができるようになってきた。
親のこと、兄弟のこと、那須田のこと、向き合ってどう答えをだしていくのだろう。
那須田くんもなかなかの闇を抱えて生きてきたんだね。子育ての中で無視をして気を引いて親のいいようにコントロールするって手法を使ったことない親っているのかなと思ってしまった。多かれ少なかれ無意識にやっているかもしれない。もちろん程度によるのだろうけど気をつけなきゃいけないね。でも鳴海は恵まれている。那須田くんも元彼も意地悪をした意味をちゃんと教えてくれるのだから。鈍い鳴海にはありがたい話だ。元彼の俺結婚してるけどに笑った。
那須田って、確かに「中二病」くさいね。ちゃんとした大人は露骨な無視なんてしないし、あんな悪ぶってみせるところも子どもっぽい。那須田の態度も言い分も説得力がない。いくらぼんやりしている鳴海でも、それなりの大人だし、あんなロジックに屈しないのは当然かな。なんにしてもここにきて那須田はちょっとうざいかも。
鳴海の弟夫婦も勝手だね。口は出すけど、自分たちは何もしない。なせが、自分たちが「正論」だと思い込んでいる。まあ、こういうのありがちだけど。彼らもまたうざい。
退職金で一気に小金持ちになったけど、この先は年金一本で入ってくるものがないという不安もあり投資に出を出す。ありえる。でも今まで何にも知識を入れないで老いた頭で始めようとするのは危険。那須田くん、グッジョブだ。離婚の話はここまで娘と母が話し合ったんだからあとは当人の気持ち次第じゃないかな。そもそもお風呂場で1人で亡くなったおばさんはかわいそうなのか?やりっぱなしでお見苦しくてごめんなさいねとは思うかもだけど、かわいそがられるのは大きなお世話だと思う。
ちょっと母親に対する分析には首を傾げるところがある。おばさんへのリベンジ的な心理分析だったけど、理屈としてはありそうだけど、やはり理屈なんだよね。鳴海はやはり父親似だ。感覚がいかにも社会人の男性っぽい。現実はもっと漠然としたものだと思うよ。
そもそも夫婦なんて、それぞれだし、他人はもちろん、その子どもであったっとしても、わからないところがある。そういう微妙なところに対する感受性が鈍いね。那須田に突っ込まれるのはそういう面もあるからかな。
熟年離婚されたら面倒ごとが2倍になるって考えたんだろうけれど、本当にそうなのかな。
必ずしもお父さんのことをお母さんが面倒見れるとは限らないし、元気なうちにお父さんを放り出してくれた方がお父さん自身が何かしらできるようになることもある。
今はお母さんにべったり甘えてるから動かない置物状態なのだけれど。
だいたいお母さんがお父さんを見てくれると思っている時点で鳴海もお母さんに甘えているわけで、お母さんがへそ曲げるのも無理ないかも。
両親ともに年老いてきたらそれなりに子どもが補助する場面は増えていく。
それは離婚してようがしてまいが関係なく降りかかってくるんじゃないかな。
それに、単身の方が公的なものは受けやすかったりするんだけどな。
きついけど那須田の指摘は当たっている。両親の熟年離婚を止める理由なんてどこにもない。それを一番面倒だと感じているのは鳴海のはずだ。でもそれがダメとか悪いわけじゃない。鳴海の立場なら、内心は誰だってそう思うだろう。
でも人生なんて夫婦でも親子でも、基本的にはそれぞれなんだよね。もちろん共助は必要だけど、基本は自助。だからタイトルにもなっている「ひとりでしにたい」というのは、おひとりさまだからというのではなくて、夫婦とか親子であっても、最後はひとりだと覚悟する意味もあるのだろう。
それにしてもNHKのドラマは、このところチャレンジングだ。
親の熟年離婚ねー、子供としては頭が痛い。勝手にすれば?なんて言っても親が一人一人になることで面倒ごとは2倍になるからね。だけど報われたいって思うお母さんの気持ちも分かる。娘のうちに転がり込もうって思ってないだけマシなのでは?ぬくぬく育ってきたお嬢さんもとうとう家族と向き合う時が来たって感じかな。でも介護もなく病気でもない今、話し合えるのはラッキーだと思うしかない。それにしても死ぬのも大変、そりゃ生まれないはずだよ。
孤独死問題って独身者だけじゃないんだよね。
結婚していたって、いずれどちらかは残されるんだし、子どもと同居していない限りは避けて通れない。
那須田がやたらと孤独死に食いつくし、いろいろと冷静そうだけれど鳴海のことが気になっているだけかな。
ちょっとコミュニケーション苦手そうでもある。
40歳近くなると、介護要員か宗教かなんて悲しいこと描かれているけれど、まあそうなっちゃうんだよね。
結婚に適正のある同年代は当然誰かの配偶者になっちゃっているわけで。
何かしら下心や脛に傷がある人しか残っていない。
「ひとりでしにたい」という目標のためには終活は必然なんだけれど、その前に親の終活は必ず出てくる。
子どものいない我が家には常に頭の片隅にあったこの問題。
鳴海の能天気さには少しあきれるけれど、とてもささるドラマだ。
昔はアラサーで騒いでいたけど今やアラフォーで騒ぐもんね。不惑の40はどこ行った?笑。若い那須田くんが一番知識もあって冷静ってところがまた面白い。若いイケメンを連れてきた娘に宗教しか残されていないのがまたウケるけど、自分が先に行くから大丈夫とタカを括っているお父さんの感覚だけはどこも変わらないような気がする。親の終活か決まらなきゃ自分の終活が始められない。ただ死という重たいワードはなかなか切り出せないよね。
叔母さんというロールモデルがいたからその歳まで自分の未来をよく考えもせずにその日暮らし目覚めるには遅かった39歳、婚活すれば詐欺か介護要員かなんてとても辛辣だけど現実でもあるよね。今ごろジタバタしたってって思ったけど、これってお一人様だけの話じゃないよね?自分の人生に起こる様々な困難を乗り越えてちゃんと死ぬところまで辿り着くって結構難しいよ?夫(妻)がいたって、子供がいたってどうなるか分からない。いつか死ぬことはみんな同じ。心して観るべし。