今ここにある危機とぼくの好感度について

ツンデレの演技がよかったです。正直、最初はこの配役にもの足りなさを感じていましたが、どんどん引き込まれていきました。久しぶりに恋愛ドラマを見てしまったという印象です。バス停での別れのシーンは最高でしたね。人間の魅力の奥深さを感じました。

芯の強い自立した女性でかっこいい。自分のやりたいことを明確に持っていて、研究者として悩みを持ちつつも、不正と闘う姿は素敵だった。大学を追われても真のことを心配して連絡をするような優しい女性で、真に行動力を与えた変えたキーパーソンだと思う。

言われないと鈴木杏だと気づかないくらい、根暗で地味な女性を見事に演じていました。それでいて正義感にあふれ、芯の強さが眼鏡の奥から伝わってくるようでした。もう出番はなさそうなので残念なくらい、実力派女優の残したインパクトは大きかったです。

論文不正を訴えたみのり。地味で印象に残らないような女性ですが、思い切って告発するという行動に出た肝を据えた表情が凛々しく印象に強く残りました。自分に近づいてきた真の真意は知っているという苦みを見せた口元。守らなきゃと言ってくれた真にフッと心がほどけたように開いた唇。細かいところまで神経の行き届いた芝居でみのりになり切る鈴木杏に感心しました。

すごく地味だけど芯の強い女性だなと思いました。神崎くんが何を考えて関わってきたのかもすべてお見通しでしたね。何も失うものがないこういうタイプこそ怖いのもしれません。神崎くんとの再会は最初は反発してましたが、なんだかんだで一緒にいれた時間は楽しそうで良かったですね。