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脚本・ストーリー 3.7 /5.0(73.4%) | - 位 /1087件中 |
キャスト 4.0 /5.0(80%) | - 位 /1087件中 |
演出 3.0 /5.0(60%) | - 位 /1086件中 |
音楽 3.0 /5.0(60%) | - 位 /1087件中 |
感動 2.7 /5.0(53.4%) | - 位 /1082件中 |
笑い 2.0 /5.0(40%) | - 位 /1082件中 |
スリル・興奮 4.0 /5.0(80%) | - 位 /1079件中 |
脚本・ストーリー 3.7 /5.0(73.4%) | - 位 /1087件中 |
キャスト 4.0 /5.0(80%) | - 位 /1087件中 |
演出 3.0 /5.0(60%) | - 位 /1086件中 |
音楽 3.0 /5.0(60%) | - 位 /1087件中 |
感動 2.7 /5.0(53.4%) | - 位 /1082件中 |
笑い 2.0 /5.0(40%) | - 位 /1082件中 |
スリル・興奮 4.0 /5.0(80%) | - 位 /1079件中 |
最後まで予測がつかない展開で面白かったです。トモミと友梨の高校時代の接点も匂わせて、トモミが単なる同級生や聞き手にならなかったところも良かったです。ただ、トモミの回想シーンで友梨がトモミに「強い根っこには美しい花が咲く」という言葉を言っていたけど、ナレーションでも「もしもあれが友梨だったら…」と語っているのだからあんながっつり橋本さんを映さなくても良かったんじゃないかなあ。後姿だけ映して声だけの出演にした方が「もしかしたら…」という余韻が残って良かったと思います。
友梨が殺したのは真帆の夫ではなく里子の夫で、現場のアパートは真帆が相続したもので立ち退きに応じないその男が邪魔で友梨に殺させたという展開に衝撃を受けました。長い年月を経ての交換殺人だから頭がごっちゃになるし、根底にあった互いを守りたいという友情が今回の殺人では全く感じられなかったのも時の流れを感じて切なかったです。友梨がやっと自分も幸せになろうと恋をした相手が自分の犯した殺人事件を捜査する刑事というのも辛すぎます。そして、ラストで明らかになった2019年時点ですでに友梨が亡くなっているという事実!じゃあ友梨だと名乗ってトモミに事件を語っている女性は何者なの?謎が解明されてもまた新たな謎が出てきて、ハラハラドキドキして目が離せません。
友梨が真帆を守るために男を刺し、里子がその男を殺して友梨の罪を被り、真帆が友梨を守ろうと里子の祖父を殺して、今度は友梨が真帆のDV夫を殺害…という交換殺人の負の連鎖かと思いきや、ラストで真帆がまだ独身だと判明するという衝撃の展開で思わず「え?!」と声を出してしまいました。じゃあ友梨が殺したのは一体誰なんだろう?全く予想が付かなくてドキドキします。2019年の友梨も、急にトモミの家に行きたいと言い出したり、あなたとはご縁を感じると意味深な発言をしたりと謎が多くて、トモミに話すのは本当にただの治療費目的なのか、こちらも何か他に思惑がありそうで気になります。
作家のトモミに友梨が「友人と3人で人を殺した」と告白し、それを元に過去の事件が少しずつ明らかになっていく展開がスリリングで、グッと引き込まれます。3人それぞれが身代り殺人を行うのですが、特に友梨と真帆は「どうしてそこまで?」と見ているこちらが心配になるくらい、犯罪を犯してでも友達を守りたいという気持ちが強過ぎて、あの時代の10代の女の子特有の危うさや残酷さが繊細に描かれているところも面白いです。全くの第三者と思っていたトモミが実は友梨たちと同じ学校に通っていたというのも、偶然なのか、友梨に何か思惑があるのかとても気になります。