※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.0 /5.0(59%) | 854位 /1089件中 |
キャスト 3.4 /5.0(68.4%) | 820位 /1089件中 |
演出 3.1 /5.0(61%) | 812位 /1088件中 |
音楽 3.0 /5.0(59%) | 812位 /1089件中 |
感動 3.1 /5.0(62.2%) | 522位 /1084件中 |
笑い 2.3 /5.0(45.6%) | 779位 /1084件中 |
スリル・興奮 3.6 /5.0(72.2%) | 307位 /1081件中 |
脚本・ストーリー 3.0 /5.0(59%) | 854位 /1089件中 |
キャスト 3.4 /5.0(68.4%) | 820位 /1089件中 |
演出 3.1 /5.0(61%) | 812位 /1088件中 |
音楽 3.0 /5.0(59%) | 812位 /1089件中 |
感動 3.1 /5.0(62.2%) | 522位 /1084件中 |
笑い 2.3 /5.0(45.6%) | 779位 /1084件中 |
スリル・興奮 3.6 /5.0(72.2%) | 307位 /1081件中 |
もう一度見返したいくらい全て伏線を回収して綺麗に終わった最終回。全てが愛につながる、こういう終わり方最高です。こんなふうに頑張って頑張って自分の手でこじ開けないと本当の家族に会えないのかと思うとかわいそうな気はしますが、最後親子3人で手を握り合うことができて良かったです。ただ病室で心太朗が清二に自分を愛していなかったのかと聞く場面で京吾がそんなことなかっただろうと怒鳴ったのが意味不明。まずは親のしたことを謝るのが先。弁明が後でしょ。この親子は自分たちのことしか考えてないなと思いました。王林ちゃんもなかなかの役どころでしたね。とても面白かったです。
皆実と心太朗が兄弟なんじゃないかとは疑っていましたが、異父兄弟だろうと予測していました。まさかの完全な兄弟とはちょっと予想外です。それにしても二人の本当の父親である鎌田への仕打ちは残酷というか、悲しいというか、いくら本当の家族のように心太朗を育てたとはいえ、清二のエゴは山藤も不幸にしたし、多くの人を苦しめたわけで、京吾が言ったような同情の余地はないと思います。難波さんは何か探っているなとは思いましたが、FBIの関係者でしたか。なかなか面白い仕掛けでした。全体としては福山さんというよりも、大泉さんと津田さんの演技が全体を盛り上げた印象です。
なんだか複雑に入り組んだ人間関係だったのね、という印象しか最後に残らなかった。
鎌田はもし目覚めたとしても、もう言葉を発することも難しいような重病人なのに、なんで護道清二はわざわざ薬まで用意して殺そうとしたのかよく分からないわ。
まぁあの事件で皆見の両親は死んでしまって皆見自身も瀕死の重症となれば、山藤が嘘をついてもそうそうバレることはないか?いやいや心太朗のお父さんがいるでしょ。心太朗のお父さんはなんのメリットがあって嘘を飲んで犯人になったの?心太朗が護道家に引き取られたのにはどんな意味があるの?山藤が他の誰でもない泉を刺したことで大きく事件が動くだろう。でも心太朗のお父さんも先は長くなさそうだから時間がない。真相に辿り着けるのか?とワクワクしてきた。
展開はほぼ予測できた内容でしたが、ただ山藤は消されるかと思いきや、まさか泉を刺して自死するとは意外でした。これでさすがに護道家も黙っていないのではないですかね。腹をくくって弓塚と決別しないと、父親として祖父として、二度と泉と顔を合わせられないでしょう。昔の地上げ屋の悪質さは、本当に酷かったですからね。バブルを盲信し、恩恵を受けていた政治家たちも規制の動きは鈍かった。実際にあの時代の闇は深い。皆実と心太朗のコンビがどんな闇を掘り出すのか、注目です。
この人が犯人らしいと憶測で載せられた情報が拡散されるスピードは凄まじく、それが間違っていると訂正するのはすごく労力がいるとどれほどの人が分かってやっているのだろうか。悪気はなかった、正義だと思った、それで誰かの人生が狂っても責任など取れないのに。そんなメッセージ性の高い犯人の動機に同情の余地はあるけれど、それを晴らす事件があまりにも理不尽なやり方だったのでどこまで真意が伝わったかは分からない。バスジャックや流血があるものじゃなくても良かったのでは?と思った。
間違いでネットに晒されて、いろいろと不幸に陥った犯人には同情する。ただそれに対抗する復讐方法は訴訟しかない。不確かな情報でより過激に報復しようとするのは本当に愚か。SNSの功罪論議はいろいろあるけど、それこそAIでも使って、問題がある投稿はAIが判断して削除されるシステムがそのうち出来るかもしれない。さて皆実と心太朗が過去の因縁に決着をつけることにしました。どちらにとって痛みを伴う結果になるのか、わかりませんが、劇中で皆実が言ったけど、知ったところで何も変わりません。それ知って呑み込むのが大人。知らずに呑み込むのはまだ子どもです。心太朗はある意味でようやく父親の束縛を破る選択をしたのだと思います。
どれだけ奥さんの愛情を疑っているにせよ、事件の隠蔽を手伝い、整形までさせて匿い、罪をかぶって二人を殺したと自供しているわけで、有罪となればほぼ死刑という状況の奥さんを疑うのはどうなのだろう?まあ何だかんだ言って奥さんを見捨てなかったわけだから、後は心の整理だけだろうということで皆実がひとりで対峙したのでしょうけどね。最後になって心太朗に、皆実の思惑がバレてしまいました。心太朗の父親の事件の裏に何があったのか、いよいよ核心に近づくようです。
皆見さんと元奥さんのエピソード、すごく良かったなー。ラスベガスでハニートラップに遭ったことを分かった上で言い訳もせず君をきずつけたことに変わりはないと謝るとか、お墓参りに迷いなく真っ直ぐ歩いてくるところで元奥さんのしてくれていたことを知るとか。すごくジーンとくるエピソードばかり。皆見さんの洞察力にはもちろん驚かされるけど、その行動の奥にある意味や人の心を推しはかる優しさに感動しました。元奥さん並みにバディになってきた護道さんとの間に埋めきれない溝ができてしまった、2人はもう元には戻れないのか気になります。
親ガチャでここまで事件を起こすなんてと思える人は幸せだと自覚した方がいい。自分の努力でどうにもできない無力感や人を羨んでしまう荒んだ心。自分自身さえ嫌いになってしまう状況を知らないのだから。でもなんで人間ってそんなに血筋を重んじるのでしょうか。人を殺したことのある護道は人を殺す恐れがあるのでしょうか。そんなことはないですよね。ここで護道と皆見の関係が明らかになりました。皆見は自分の親を殺した犯人の息子を血筋で見るのでしょうか?その呪縛から解放するのが皆見のような気がします。
犯人の動機はいわゆる親ガチャですか。途上国で貧困や戦争の中で苦しむ子どもに生まれるよりは良かったと思いますがね。まあ皆実にせよ、心太朗にせよ、親との関係性というのがひとつのテーマになっているし、絡めやすいテーマなのかもしれません。実際、護道家の心情は伝わって来たし、心太朗は間違いなくその中のひとりとして受け入れられているのがわかります。だからこそ京吾が心太朗にその事実を知らせないようにしたいだけでなく、他にまだ裏がありそうな雰囲気が気になります。
インフルエンサー殺人事件、こういうのを見るとSNSが怖いみたいな話になりがちですが突き詰めれば人間の欲求が怖いという話ですね。みんな違ってみんないいと言いながら、やっぱり1番がいいという承認欲求。目に見える数字が狂わせるのでしょう。だけどそれが1番だからといって幸せではないというかなかなさんの背景もまたリアルでした。たった1人に評価されたいかなかなさんと顔が見えない数万人に支持されたい青嶌。人間の数だけ違う理由の欲求があるそれで殺人になるのは残念ですね。
皆実の両親は、心太朗の父親に殺されたということなんですね。まあ心太朗の父親が本当に犯人ならばですけど。それを知っていて心太朗をバディに選ぶあたり、皆実に何らかの思惑があるのは決定的です。さてどんな因縁が隠されているのでしょうか。インフルエンサーの事件ですが、そんなに1位にこだわる理由があるのですかね。収入は多少変わるにしても、決して少なくはない額を稼いでいるわけで、バレた時のリスクを考えれば1位に固執する必要はないと思うんですけど。これは承認欲求というより、ただの自己顕示欲かな。
大泉さんの福山さんのモノマネや、福山さんの自身の歌にかけた虹、なかなか小ネタが効いていて面白いと思った。事件も最後まで飽きさせずスピード感ある展開で面白かったです。痴漢、死ね!そう思う人は多いです。ちょっとしたイタズラなんてやられた人は決して思うことはありません。人によっては電車に乗れなくなるなど生活に支障が出る、迷惑どころの話ではないのです。犯人逮捕は秘密裏にしてそのまま痴漢たちを怖がらせた方が良かったと思います。
吾妻に対して、心太朗が厳しく「それなら警察をやめろ」みたいに言い放ちますが、そこは大事なポイントだと思います。痴漢行為が許せない行為で、特に女性にとっては大きな傷となるものだとしても、その罰として命が対価になるのは違う。法は個人の復讐権を国が代行することで秩序を保っている形。だから法の下で等価と考えられる罰を与えている。それが軽いというなら、法律を変えない国会議員に文句を言うべき。まあ正直、盗撮とか迷惑条例違反で済むのはおかしな話。せめて民事で莫大な慰謝料を払わなければならないとか、抑止力は必要ですけどね。
そうか、不倫がバレるよりは殺人の方が世間的には罪が軽いと思っているのか。芸能人は大変だな。ってそんなわけない。殺人を犯した芸能人なんて知らないけれど、そんなことしたら再起不能でしょ。でもそれでも罪を被りたいと思うほど重罪だと思っているのに、なんで不倫なんかするんだろうね。しかも同時進行で何人も。それを歯磨きチューブの押し出し方から犯人を見つけるのは面白かったが、だんだん全盲のハンデがなくなってきているのが良くない。ただの超人になってしまったらつまらないと思う。
皆実が心太郎の能力を試したというよりは、自分の仕事の仕方や手筋を伝えたという感じもありそうです。気になるのは京吾の動きです。やはり護道家が心太郎を養子にした背景には、何か裏があるのでしょうか。少なくともただの養子ではなさそうです。事件はドラマの現場ということもあってか、途中でわざと舞台のような役者の配置と動きを加えていました。演出家の遊び心だったのでしょうね。不倫が殺人より悪いなんて思っている人はほぼいないと思いますが、この脚本家にはそう見えてしまうほど、日本の価値観とか倫理感がズレている感じなのでしょうか。SNSに情報を頼りすぎでは?
心太郎は養子、しかも殺人犯の息子だったわけですか。それが警察エリートの護道家が養子にするって、何か深い理由が隠されているのでしょうね。気になるのは皆美が最後に肉じゃがを心太郎にふるまい、「母親の味」だと言ったことです。もしかしたら何らかのフラグでしょうか。それは心太郎にとっても「母親の味」なのかもと深読みしてしまいました。何にしても心太郎の本当の父親は冤罪なのかもしれません。さて事件の方ですが、皆美の思惑による独走かと思いきや、ちゃんと心太郎と打ち合わせていたのですね。まあ自分が賢いと思っている犯人ほど、墓穴を掘るという典型でした。
福山さんと大泉さんのバディなど、豪華なキャスト陣だけに注目作ですが、全盲ということでハンディキャプについて、ノーマライゼーションがしっかりと主張されているところはまず評価できます。FBIとか優秀とか以前に、ひとつのハンディキャプが、すべてについてのハンデになるわけではない。出来ることと出来ないことがあるのは、健常者と言われる人でも同じことです。ドラマとしてのポイントはいろいろな人をうまく巻き込み、過去の何らかの事件を掘り起こそうとしているところですが、視力を失ったことと関係があるのでしょうか。