ラストマン ―全盲の捜査官―

何を演じても同じ演技。滑舌、声の通りも悪いし、ジャニーズというだけで特にイケメンでもない。警察官僚一族の血筋を引く聡明さも気品も感じられない。ドラマの雰囲気が壊れてしまった。

他のうまい役者さんに囲まれてるせいもあるかもしれませんが、永瀬さんは一本調子で上手いとはとても思えませんでした。
エリートだから刑事になれただけのやる気のない若者、という役どころに見えます。優秀な刑事にも正義感あふれるようにも見えません。
不自然な演技過ぎて、黒幕側の人間なんだろうと最後まで勘違いしてたくらいです。「あ〜あ福山さん、永瀬さんをそんな信用しちゃだめだよ、その人敵だよ！」と言いながら観ていました。
頑張ってほしいです。

大根役者

護道家のサーガともいえるストーリーなので、やはりどこかに護道の者らしいエリートっぽさが欲しかった。そこを完全に兄役の上川隆也さんに任せてしまい、もっと心太朗に近い距離を演出しようとしたのかもしれないけど、それでも拭えないエリートっぽさがどこかに出てきて、吾妻あたりにそこをツッコまれる方が、養子である心太朗との距離や対比がより鮮明になったのではないかと思います。ひ弱さばかりが目立っていたし、活躍するシーンも少なかったように感じるのは、脚本以上に永瀬さんの芝居が弱かったせいかなと感じました。

走るシーンの時に運動神経も関係しているのかもしれないですけど、凄くダサくて走り始めも「ヨーイ、スタート」の走り出しで演技が下手過ぎて、もう少し演技を学んだ方がいいかなと思いました。

役になりきれてない感じがある。
夕暮れに手をつなぐの印象が強く、脇役にはなれない感が強い。
どんな役でもやり切って欲しいです。

標準語で話すことを意識し過ぎているのか、台詞まわしや会話の間が少しもたつくというか、周りの人とテンポが合っていない気がします。ポンポンと小気味良く速いやりとりが多いので、余計にこの間の悪さが目立つ。出番が少ないせいもあるけど、メインキャストのわりに地味で目立たないのもイマイチです。

他のキャストさんが滑らかな動きでスピード感あふれる日常を描いている中、少し他の人と違うスピードなのが気になりました。悪くはないけどノリが違うというか‥物語が止まるというか‥それが重要な要素ならいいのですが恋愛方面だったらやめてほしいです。