『舞いあがれ!』での又吉直樹 (八木巌役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
又吉直樹 (八木巌役) は 「2023年1月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
独特の空気感を作るのがとても上手いですね。又吉さんが出るとはっきりと舞のパートとは違った空気になって貴司くんとの時間がゆったりと流れ始めます。その時は貴司くんまで詩人のランクが上がったように見えるから不思議です。
店の名になった「デラシネ」(根無し草)らしく、ふらりと消えてしまいましたが、かつてはこういう文学青年がいた時代がありました。とはいってもこのドラマの時代設定からすると、かなり遅れてきた文学青年ですね。「デラシネ」なんて言葉を使うところも時代がちょっと古い。こういう人たちは高度経済成長期が終わると東南アジアを放浪する人や「深夜特急」に憧れてひとり旅に出るようになった。まあ太宰治が好きだという又吉さんに合わせて、あえて古臭くしたのでしょう。そのせいか芝居をしているというより、素のままな気もしますが、それで成立しているのだから演技力うんぬんは構わないでしょう。演出家がこういう雰囲気が欲しかったのでしょうから。本当は△だけど、ないから〇。
子供でも大人でも態度を変えることなく一定の体温と一定の物差しを持った大人。悩んでいる貴司くんの心のオアシス、静かに哲学的なことを話し合う2人を見ているのが好きだったのに古本屋はもうすぐ閉店。人の痛みに寄り添いすぎずある意味ドライでいる匙加減が絶妙です。
独特の空気感を作るのがとても上手いですね。又吉さんが出るとはっきりと舞のパートとは違った空気になって貴司くんとの時間がゆったりと流れ始めます。その時は貴司くんまで詩人のランクが上がったように見えるから不思議です。
店の名になった「デラシネ」(根無し草)らしく、ふらりと消えてしまいましたが、かつてはこういう文学青年がいた時代がありました。とはいってもこのドラマの時代設定からすると、かなり遅れてきた文学青年ですね。「デラシネ」なんて言葉を使うところも時代がちょっと古い。こういう人たちは高度経済成長期が終わると東南アジアを放浪する人や「深夜特急」に憧れてひとり旅に出るようになった。まあ太宰治が好きだという又吉さんに合わせて、あえて古臭くしたのでしょう。そのせいか芝居をしているというより、素のままな気もしますが、それで成立しているのだから演技力うんぬんは構わないでしょう。演出家がこういう雰囲気が欲しかったのでしょうから。本当は△だけど、ないから〇。
子供でも大人でも態度を変えることなく一定の体温と一定の物差しを持った大人。悩んでいる貴司くんの心のオアシス、静かに哲学的なことを話し合う2人を見ているのが好きだったのに古本屋はもうすぐ閉店。人の痛みに寄り添いすぎずある意味ドライでいる匙加減が絶妙です。