波うららかに、めおと日和

瀧昌にお寿司を取り分けてあげたり、無事を喜んで肩を抱いたり、すっかり息子として慕い仲良くなっている姿が微笑ましかったです。「瀧くん」呼びを娘たちにツッコまれて目が泳いだり、しどろもどろになってるところも可愛らしくてほっこりしました。

娘が4人もいるし、長女も2回も出産しているし出産には慣れっこなのか？と見せかけてのクマ。笑わせてもらいました。冷静に見えてものすごーく心配してるんだなって分かったし、スイカの件も想像するしかない痛みを瀧昌と共有したかったからかなと思って微笑ましかったです。

目の下にクマを作ったげっそりとした表情から徹夜であき奈の出産を待っていたんだなと伝わってきて、娘を案じる親心、深い愛情が感じられたのが良かったです。鼻からスイカを出すことを想像してるであろう痛そうな表情も、篤三の真面目さと素直さが伝わってきて可愛らしかったです。

結婚式の時は男なら仕方がないと瀧昌の味方のような気がしていたけど内心気にしていたところが親心ですよね。仕事で利用しようとするも二人が幸せそうにしていることに安堵して一転婿をかわいがっちゃう素直さがなつ美に通じるところがあってほっこりしました。

瀧昌のなつみへの愛情を知って号泣したり、用もないのに「瀧」って呼びまくったり、ご機嫌にステップ踏みながら歌ったり、ザ・昭和の頑固オヤジって感じの見た目からは想像つかないチャーミングな姿がたくさん見られたのが新鮮で良かったです。それだけなつみのことが心配だったんだろうなあって父としての愛情が感じられたのも、なつみがよく自作の歌を口ずさむのは父親譲りなのかなあって親子らしさを実感出来たのも微笑ましくて、温かい気持ちになりました。

頑固そうなちょっと強面の見た目や雰囲気が昭和のお父さんって感じで良いですね。役柄によって台詞が棒読みっぽく聞こえる印象があるのですが、今回のようなちょっとお堅い口調だとそれもあまり気にならないし、はる江を「いい加減にしろ」と叱責した後、微妙な空気と双子ちゃんの視線に耐え切れず「ちょっと黙っててくれ」ってつい弱々しい態度になってしまう、強気なままでいられない気弱な姿もチャーミングで良かったです。