夫のちんぽが入らない

久美子が処女でなく、他の人とは入ることを研一に打ち明け、夫婦の溝がさらに深くなっなってしまう。それぞれお互いがもつ悩みや葛藤が、お互いぶつけた事により崩れていく。夫婦でお互いが可哀想だと思い遠慮しあっていたことがとても滑稽に思えてしまった。この夫婦の悩み自体は珍しい事だが、それぞれ世の中の夫婦にも持つであろうそれぞれの悩み、葛藤の行き所がとてもリアルだった。薄暗い、湿った演出がこのドラマの魅力でもある。

私も衝撃的なタイトルに惹かれたクチです。
もっと軽い感じを想定していたけど、なんかずしーんと重くて、流行ってない重ーい映画を観たような感じにびっくり。悩みって共感してもらえない悩みほど深くて大変なんだなって実感。主演の女優さんは初見だけどほんとにいい味出してるよね。旦那さんの風俗通いを問い詰めるのか？と思いきや、看板に一礼をする妻。怒って解決するような問題じゃないと根の深さにまた衝撃を受けた。

衝撃的なタイトルなので、どんな内容なのかと興味津々だったものの、タイトルとリンクしている部分の具体的な描写はほとんどなく、もっと深い夫婦についてのドラマだとわかりました。独身者にとっては、へ～、ほ～と感じる部分があるものの、全体としては愛情を描いているのか、それとも不倫という堕落した関係に焦点を当てているのかがはっきりしないと感じます。現実には、タイトル通りであれば夫婦生活は成立しないのが、ドラマではあり得るところは面白い点です。