『警視庁アウトサイダー』での片岡愛之助 (有働弘樹役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
片岡愛之助 (有働弘樹役) は 「2023年1月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
冤罪を仕立て上げて梶間の人生を台無しにし、架川や蓮見まで無実の罪で指名手配した有働が、娘が相手とはいえ思ったより随分あっさり罪を認めるなあってちょっと拍子抜け。悪役芝居も相変わらず力み過ぎで浮いて見えるし、舞台並みの濃い目の芝居が、サラっと自然な上白石さんの演技とイマイチ噛み合ってなくて、親子の見せ場シーンがチグハグに見えてしまったのも残念でした。
有働は自分の理想とする目的のために小山内の味方をし、冤罪を作り上げ、真実を隠蔽したわけですが、小山内から電話があって即座にそれを判断するのだから、そもそも心に闇を持っていた人物だと想像できます。それが結果として将来の正義を生み出すという、確定しない未来への幻想は、ある種の狂信に近いと思います。なのに娘に対する態度や、最後は潔かったりと、性格が不安定です。もちろん人間には多面性があるのですが、これはドラマだから、むしろ一貫性が強い印象を作り出します。キャラもダメですが、演じる愛之助さんもたっぷりと真を作って情感あふれる芝居は素晴らしいですが、少なくとも序盤はそこまで力まなかった方が、最初から怪しさ全開とはならなかったと思います。良きにつけ悪しきにつけ個性が強い役者さんだけに、全体とのバランスが難しいですね。
主人公側と敵対する役は板についていて似合うんだけど、癖なのかいちいちキメ過ぎるところが見ていてちょっと疲れる。回想シーンで直央や真由と別れるシーンも背中で語り過ぎだし、羽村を問い詰める時のドヤ顔など、もう少し力を抜いてもちゃんと伝わりますよって言いたくなる舞台サイズの芝居が気になります。
部下に掴みかかって怒鳴るところや架川と対峙するシーンなど、見せ場になる場面で力み過ぎるのが残念。口調も表情も必要以上に芝居がかってしまって、周りの演者さんから浮いてる気がします。7話以前にもしょっちゅう企み顔を浮かべていたから今更黒幕説が出てきても全く意外性がないし、思った通り過ぎて拍子抜けしてしまいました。
何をやっても腹に一物があるように見えるのがイマイチ。車の中で架川と目が合った時の意味深な表情は伏線もあるだろうし良いんだけど、直央と二人のシーンなど、特に匂わせる必要がなさそうな時まで、何か企んでるというか、言葉が嘘くさく聞こえるのが気になります。単なる表情や台詞まわしの癖なのかもしれませんが、怪しさや匂わせはここぞという時にやるから効果的なのであって、登場するたびにやってるとくど過ぎて逆効果だと思います。
直央と架川の関係を疑ってオロオロしたり、一生懸命ウインナーを食べようとする凛ちゃんにメロメロになったり、凛ちゃんが上手にフォークが使えると大喜びしたり、お父さんの顔全開な様子が面白かったです。真由に「有働さん」って呼ばれてショックを受けてる姿も可愛らしかったです。
冤罪を仕立て上げて梶間の人生を台無しにし、架川や蓮見まで無実の罪で指名手配した有働が、娘が相手とはいえ思ったより随分あっさり罪を認めるなあってちょっと拍子抜け。悪役芝居も相変わらず力み過ぎで浮いて見えるし、舞台並みの濃い目の芝居が、サラっと自然な上白石さんの演技とイマイチ噛み合ってなくて、親子の見せ場シーンがチグハグに見えてしまったのも残念でした。
有働は自分の理想とする目的のために小山内の味方をし、冤罪を作り上げ、真実を隠蔽したわけですが、小山内から電話があって即座にそれを判断するのだから、そもそも心に闇を持っていた人物だと想像できます。それが結果として将来の正義を生み出すという、確定しない未来への幻想は、ある種の狂信に近いと思います。なのに娘に対する態度や、最後は潔かったりと、性格が不安定です。もちろん人間には多面性があるのですが、これはドラマだから、むしろ一貫性が強い印象を作り出します。キャラもダメですが、演じる愛之助さんもたっぷりと真を作って情感あふれる芝居は素晴らしいですが、少なくとも序盤はそこまで力まなかった方が、最初から怪しさ全開とはならなかったと思います。良きにつけ悪しきにつけ個性が強い役者さんだけに、全体とのバランスが難しいですね。
主人公側と敵対する役は板についていて似合うんだけど、癖なのかいちいちキメ過ぎるところが見ていてちょっと疲れる。回想シーンで直央や真由と別れるシーンも背中で語り過ぎだし、羽村を問い詰める時のドヤ顔など、もう少し力を抜いてもちゃんと伝わりますよって言いたくなる舞台サイズの芝居が気になります。
部下に掴みかかって怒鳴るところや架川と対峙するシーンなど、見せ場になる場面で力み過ぎるのが残念。口調も表情も必要以上に芝居がかってしまって、周りの演者さんから浮いてる気がします。7話以前にもしょっちゅう企み顔を浮かべていたから今更黒幕説が出てきても全く意外性がないし、思った通り過ぎて拍子抜けしてしまいました。
何をやっても腹に一物があるように見えるのがイマイチ。車の中で架川と目が合った時の意味深な表情は伏線もあるだろうし良いんだけど、直央と二人のシーンなど、特に匂わせる必要がなさそうな時まで、何か企んでるというか、言葉が嘘くさく聞こえるのが気になります。単なる表情や台詞まわしの癖なのかもしれませんが、怪しさや匂わせはここぞという時にやるから効果的なのであって、登場するたびにやってるとくど過ぎて逆効果だと思います。
直央と架川の関係を疑ってオロオロしたり、一生懸命ウインナーを食べようとする凛ちゃんにメロメロになったり、凛ちゃんが上手にフォークが使えると大喜びしたり、お父さんの顔全開な様子が面白かったです。真由に「有働さん」って呼ばれてショックを受けてる姿も可愛らしかったです。