レンアイ漫画家

一見、編集者として刈部に一線を引いているようで、実際には彼の一番近くにいて、彼のことは自分が一番良く知っているという優越感を手放したくなくて必死になっているところが、恋愛感情を通り越して、もはや崇拝しているレベルです。傍目から見るとドン引きしてしまいそうですが、そうならないさじ加減で引き際を心得ているところがまた素晴らしいと思います。暑苦しいけど、どこか憎めないところが向後の最大の魅力だと思います。

結構自由にふるまっているところがかわいくて好きです。レンくんにも優しいし、あいこちゃんへのつっこみも面白いです。きちんと苅部先生とお互いの信頼関係を築いており、いい編集者なんだろうなというのが伝わります。

最初のうちは清一郎の一番の理解者で、あいこも寄せ付けないカンジだったのに、今や「2 story cafe」でお茶を飲みながら暇を持て余してるだけの存在になってるような。敏腕編集者だったのに、結局、刈部まりあの秘密を探る金城先生も止められなかったし。

笑顔で無理難題を言うのが怖い(笑)
しかもそれが妙に似合っていて「清一郎のためならば」とちょいサイコパスっぽくなるところが面白いです。
あいこと清一郎の距離が近くなると、嫉妬しているようなそぶりもあったりして憎めないですね。

清一郎の仕事がはかどるよう、陰ひなたなくサポートしてるのは立派。だけど、仕事が上手くいくようにという以上に、清一郎に対する私情もあるような気がするなぁ。自分しか触れられなかった原稿を、あいこさんに触らせたと聞いたときの表情にいろんな含みがあったもの。

愛之助さんってちょっとクセのある役が上手だよねー。好きだわー。鈴木さんが寡黙な役な分女の子がギャーギャー言っちゃうだけになりがちだから愛之助さんがいるとちょうど良くなる。この人お芝居のバランスを取るのが上手いと思う。