レンアイ漫画家

レンアイ漫画家と言えば、何と言ってもエンディングのシーンでしょう。最初こそ、言葉が交わされたもの、こころから愛し合った二人には、もう言葉は、必要ありません。完璧な心の同一化まで昇華したものには、全てが以心伝心で、ただ抱き合う二人。もう、感動以外の何物でもありません。もちろん、アカデミー賞ものです！

なんだかんだでやはりビジュアルはとてもレベルが高いですね。どんなテイストもこなしているところはさすがです。でもダメンズに好まれそうなところもあるのもわかります。レンくんへの対応も優しくていいなと思いました。何事にも一生懸命なところは好感が持てます。

見ていて違和感なくヒロインとしてすっと入ってきた。全然嫌味に見えないし、笑わせてくれるところもあって、ドラマ全体が面白く予想外だった。ダメ男製造機だったり、変な仕事の依頼を引き受けちゃったりと、相手に押し切られる優柔不断なキャラクターにイライラすることも多いんだけど、これは違った。

色々失敗してきた久遠あいこですが、どこにでもいそうな等身大の女の子というのがものすごく親しみやすいです。
偉ぶってない、カッコつけてない、ぶりっ子でもない、そんな自然な演技がとてもいいです。
パッと見普通っぽいけど、実はとても可愛くてチャーミングで、そんな久遠あいこの表情に惹きつけられます。
他の人たちとの掛け合いもポロっと自然に久遠あいこの人柄が出ていたりするので、
これからもいろいろな表情が見たいです。

作ってる感が全く無い、とてもナチュラルな演技がチャーミング。あいこの面倒見の良い性格に、ヘンな男がつけこんで来るんだろうなと、ごく自然に想像できる感じ。
早瀬さんと別れたくなかったと嘆いていたけど、そもそもこの二人って付き合ってるというほど付き合ってもいなかったよね。

作品もそこまで悪くない、出ている役者さんも悪くない、でも何故だろう、見終わった後に何故か疲れている。このドラマで最も出番の多い吉岡さんにスポットを当てましたが、泣くシーンでも、ふてくされるシーンでも、「どのシーンでも一生懸命演じてます！」過ぎる感が画面から伝わってきてしまうからでしょうか？例えると、冒頭からアクセルベタ踏みで燃費効率がイマイチの車な感じというか。上手く言えないのですが、良い意味で「遊び」があってクライマックスに向かって上がって行くと伝わって来るのか、と。CMの吉岡さんはインパクトがあって伝わって来るのですが、ドラマの主役級となると何故か伝わって来ないという、不思議です。

初恋の人が亡くなったというのに、あいこの反応が割と淡々とアッサリしてることに違和感。いくら葬儀社勤めで人の死に慣れてるといっても、生まれて初めて付き合った人なら思い入れも深いだろうし、その人の死を知ったらもっとショックを受けそうに思うけど。それに、良心の呵責か何か知らないけど、早瀬さんに出会ったのは計画的だったと本人に打ち明けるとか、報酬目当てでやってるくせにプロ意識がないわ。

あまり吉岡さんが好きではないのでこのドラマを見るのも迷うくらいでしたが、今回の役はかわいく演じていてなんとか見れました。丸の内OLになりきるところもやはりレベルが高いからちゃんとこなしているなと思います。葬式やさんは案外似合っていると思いましたがクビはかわいそうでしたね。

なんでなんだろう。丸の内OLの格好は清潔感あるし素敵だし顔もさっぱりして嫌味がないのに何故か痛々しくて見てられない。どこが悪いのかさっぱりわからないけどなぜか苦手。5回も告白するっていう心の強さはぴったりだと思うけどね。

こんなに表情が豊かで、全身で演技する人だったんですね。
人がよさそうで頑張り屋さんのあいこ役が、見ていてとっても可愛らしいです。
喜怒哀楽が分かりやすくって面白いですね。清一郎に振り回されている姿に、つい応援したくなります。