パーフェクトワールド

障害者の彼に一途な想いを寄せ、献身的に人生をかけて愛を注いでいく決意をした娘に対する父親としての思いが伝わってきました。手塩にかけて愛情たっぷり娘想いの強い父の愛情を見事に演じています。明るい父の面と威厳のある父親像を見事に演じていました。さすが松重さん。

気持ちのこもった演技に感動しました。きっと娘をもつ親の気持ちがよくわかる方なのだろうと感じました。娘の本当の幸せとは何かの葛藤がよく表現できていました。目力があり、迫力ある演技が素敵でした。田舎暮らしのお父さんにふさわしかったです。

優しいおとうさん役から、気難しいおとうさん、1人でどちらの演技もできている松重さん。心で思っていることを言葉にできずに、娘とぶつかったりするけど、本当に心配しているからこそという状況をうまく表現しているから、ものすごく共感できる。

先日オンエアされて話題になった「白い巨塔」と全く同じ顔で出るなよ、って思ってしまう。それは松重豊さんが悪いんじゃなくてキャスティングが悪いんじゃないでしょうか。せっかくの実力派俳優さんですから、わざわざこのドラマに引っ張ってこなくても良かったんじゃないですかね。

シリアスなシーンとおちゃらけた演技の幅がすごくて安定感があります。是枝が結婚の挨拶に来た時にただならぬ空気を感じて座った方がいいやつだ、みたいな台詞と演技に笑いました。不器用ながらも娘を想う気持ちがとてと伝わります。

みんなのお父さんのような人だと思うので父親らしく演じられていました。本当に自分の娘のことを考えているようで、娘を怒るときもまるで私自身が怒られているようでした。また感情がとても込められた演技されるので、ドラマの中に引き込まれるような感じになります。