※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.4 /5.0(88%) | 92位 /1058件中 |
キャスト 4.4 /5.0(88%) | 229位 /1058件中 |
演出 4.4 /5.0(88%) | 93位 /1057件中 |
音楽 3.8 /5.0(76%) | 310位 /1058件中 |
感動 4.2 /5.0(84%) | 62位 /1053件中 |
笑い 1.8 /5.0(36%) | 928位 /1053件中 |
スリル・興奮 4.7 /5.0(94%) | 14位 /1050件中 |
脚本・ストーリー 4.4 /5.0(88%) | 92位 /1058件中 |
キャスト 4.4 /5.0(88%) | 229位 /1058件中 |
演出 4.4 /5.0(88%) | 93位 /1057件中 |
音楽 3.8 /5.0(76%) | 310位 /1058件中 |
感動 4.2 /5.0(84%) | 62位 /1053件中 |
笑い 1.8 /5.0(36%) | 928位 /1053件中 |
スリル・興奮 4.7 /5.0(94%) | 14位 /1050件中 |
犯人の目星はついていたけど、覗き込まなかったことが犯人の決め手になるとはすごい観察眼だ。今思えば2周目の始業式では九条だけじゃなく星崎もかなり動揺していたと思う。ただ殺された九条は別として星崎が生き残ったのには違和感があった。鵜久森さんの例で行けば亡くなっているはずだが九条に救われた。九条の言葉を理解し自分なりに生きられるようになった頃事故か何かで死んでしまうのか?最後には散々荒らしてきた相良がいい人になっていたのがなんとも言えない。こんな世界線があったなら鵜久森さんは死ななくて済んだのに、そう思うとやるせなかった。
西野は最後まで友達は悪くないと主張した。自分の行為もあくまで脅しただけで死んでしまうなんて思ってなかったと。でもその事故が起きた時、逃げるのが先で救護はしなかった。そんなつもりはなかったとはなんて都合のいい言葉だろう。人1人殺しておいて、どう償えば?なんて聞かれて簡単に答えなどやるものか。私は鵜久森さんの母のようにできた人間ではないので、子供が同じ目に遭えばそこまでできないだろう。自分の子供はもうなにもできないのに、あの子たちは明日も食べて寝ていつかは笑って過ごしていく。そんな事実は耐えられない。昔イジメをした人へ、是非感想を聞かせてほしいものだ。
鵜久森さんのお母さんが言った「娘が最後に何を思い何をしたのかを知りたい」というのが子供を亡くした親の本音だろう。知りたいのはただそれだけ。でも多くの学校で起きた事件はたったそれだけを隠すことが本当に多いと感じている。このドラマのように向き合い誰もが関係ないとは言わせない空気が大事だと思う。最後に相楽くんが謝り、今まで一緒につるんでいた男子がみんな土下座した。女の子は知らん顔のまま。こういう時女の子の方が肝が据わっていて数倍怖い。彼女らにどんな言い分があるのか気になる。
鵜久森さんの事件で世間が騒いでいる中どう鎮静化させるのかとても興味があった。事件とも事故とも自殺にも取れるこの件で、見て見ぬふりをすることもできるからだ。学校で起きるこの手の事件はいとまがなくだいたいが責任の擦り合いで時が経つのをただひたすらに待つことが多い中で、クラスメイトも教員たちも真摯に向き合う姿に心を打たれた。大人の本気はこういう時に使うやつだ。やらせてくださいと頭を下げた大人たちにもうごまかしは効かないのだと子供たちも襟を正すだろう。さぁここで逃げられなくなった犯人は誰だ!
鵜久森さんが今度こそ死んでしまいました。一度目の人生で自分で決めてしまった運命の日を超えられなかったのはすごく深い意味があると思いました。人生はやっぱりやり直せるものではないのだと。二度目の人生で鵜久森さんは生まれ変わったかのような活躍をします。先生の力を借りて自分の足で歩き始めた。やってみたいことや言いたかったことをちゃんと伝えてきた。支配される側から人の心を動かす方へ、やっと楽しくなったのにその日を超えられない。生きたいと願いながら死んでしまったのは悲しいけれど、そこに希望を持たせないのは良かったと思います。
調子に乗ってるという言葉で頭を押さえつけられ日の目を見なかった才能はいくつあったのだろうとドラマを見ていて思いました。その言葉がなければもっと人間は進化していたかもしれませんよね。愚かな言葉です。教室は妬み嫉みが渦巻く世界でもあります。多様性が認められようとする今でもそこは変わらないと思います。さて自分の全てを賭けてクラスを変えようとする里奈ですが、夫も友達もフル動員で今回も大活躍。里奈の本気度が伝わってきます。力いっぱい戦って迎えた三月、またリープしたらもう力は残っていないかもしれない。
自分の居場所がない、若い頃はそういう目に見えない何かに縛られたり怯えたりしてなんだかふらふらしちゃう時期ってあったなー。もちろん江波のように家庭環境が複雑なら尚更だけど、そうじゃなくてもちょっとした関係のズレで自分だけひとりぼっちのような感覚になることがあったような気がします。そこに付け入る悪い手から救えたことは本当に良かった。ただ九条の影響が広がれば広がるほど違う化学反応も起きて予想もしなかった反撃が返ってくる。まだまだ戦う二学期のような予告に戦慄する。
散りばめられたセリフの数々がどれも本音だから面白い。流動的に動ける世界では交わらなくていいものも教室という小さな箱に入れられるから軋轢が生まれる。その中で自分自身を値踏みして立ち位置を決める。リアルだなーと思いました。近年子供の自殺が多いけれど、これだけでもストレスフルな生活だなと思います。ハブられることでその集団からいないものとして扱われるだけならいいけど嫌がらせは困る。あの机を蹴っ飛ばす威圧もどうにかならないもんかね。親呼んでビデオ見せた方がいいよ。
親ってだけで偉いって勘違いしている親がどれだけいることか。子供の生存権さえ自分のものだと思っているやつもいる。悲しいことに子供は親を選べない。瓜生だって親を見限ったところで弟と3人で施設に行くしか道はなく前途は多難だ。頭を下げて高校を卒業させてくださいなんて言わせるなよ。生みっぱなしかよと見ていて切なくなる。親だからって待っていても何にもしてくれない親もいる。意見するのは勇気がいるけど、全部気持ちを吐き出せてよかった。
とにかくすごいと思った。映画告白を思い起こすような重々しく乾燥した雰囲気の中子供たちは悪行の限りを尽くし、学校という閉鎖的な世間の常識とは異次元の世界の中で気が狂いそうになる。見るのが怖くて途中で一旦辞めてしまったが、もう一度途中から見て今度は全然違う印象になった。いじめは卑劣な殺人だ。本当にその人に恨みがあってどうにかしてやりたいと思っている人なんていないのに集団で襲ってくる心理。これを見て今だけでなく過去の行いさえも悔い改める人がいることを願っている。