メンタル強め美女白川さん

とても良かった！
原作読んでてドラマにない場面も秋元才加さんで脳内変換しちゃう！！

何というか、芝居というよりも、そのままというか、あまり演技はせず、感じるがままという印象です。その意味でいうと役柄にはハマってはいますが、芝居はうまくない。AKBで一緒だった野呂さんもいるせいか、ちょっと気を抜きすぎじゃないかという感じがします。「鎌倉殿の13人」で巴御前をやっていた緊張感は、いったいどこへいったのでしょうか？そちらもうまくはありませんでしたが、少なくともちゃんと芝居はしていたように思います。役柄が合っているからこそ、もっとしっかりと演技に取り組むべきです。

倉橋くんから頼られた時存分に姉御肌を発揮させてくれました。こういう間でフォローしてくれる先輩ってありがたいんですよね。同僚にはしっかりやり方を認めつつ、新しい考え方も教えてあげる。後輩には考え方を認めつつ長い目で考えた時のことを教えてあげる。梅ちゃんかっこよかったです。

あーこういう人いるよね(いそうだよね)と思わせる自然な演技です。元々顔が怖いから後輩をビビらせたり、可愛い白川さんが鼻についていじめたりと、嫌な女上司やらせたらトップクラスでは？「こんな上司嫌だー」「この人嫌いー」と見てて思ってしまうのは、上手い証拠ですね！

今回は背中で語るという難しい演技ですが、最後の机に突っ伏しているシーンではほんとに背中で語っているなと思いました。梅ちゃんは自分で努力することもできるし強く鍛えることもできる人。ついついなんでできないの？って人のことを思ってしまうけど、それじゃいけないんだと梅ちゃんなりに試行錯誤してるところに共感できました。

ついつい白川さんにキツく当たっちゃう気持ち、誰にでもあると思う。自分の中の良心だけを集めたような白川さん。自分だってなれるならなりたいよ！って気持ちの表れなのかな。そんなことにモヤモヤする自分も大嫌い。拗らせてる感じがすごく伝わります。

白川さんのことをぶりっ子って言っちゃったり、町田さんを心配して余計な情報を吹き込んだり、一言余計に言っちゃうタイプだね。そしてそのことに多少の罪悪感もあるし後悔もある。女のリアルすぎる感情がささる。自分でもこんなこと言わなくてよかったのにと後悔するところがよかった。