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脚本・ストーリー 4.3 /5.0(86.6%) | 122位 /1087件中 |
キャスト 4.6 /5.0(91.6%) | 135位 /1087件中 |
演出 4.3 /5.0(86.6%) | 121位 /1086件中 |
音楽 4.1 /5.0(81.6%) | 164位 /1087件中 |
感動 4.6 /5.0(91.6%) | 15位 /1082件中 |
笑い 4.2 /5.0(83.4%) | 64位 /1082件中 |
スリル・興奮 3.0 /5.0(60%) | 635位 /1079件中 |
脚本・ストーリー 4.3 /5.0(86.6%) | 122位 /1087件中 |
キャスト 4.6 /5.0(91.6%) | 135位 /1087件中 |
演出 4.3 /5.0(86.6%) | 121位 /1086件中 |
音楽 4.1 /5.0(81.6%) | 164位 /1087件中 |
感動 4.6 /5.0(91.6%) | 15位 /1082件中 |
笑い 4.2 /5.0(83.4%) | 64位 /1082件中 |
スリル・興奮 3.0 /5.0(60%) | 635位 /1079件中 |
後半何度か出てきたかわいそうって言葉、とても考えさせられました。悪意のない子供たちから出た耳が聞こえなくてかわいそう。だけどそれは聞こえている人から見た押しつけであって、障害は不便ではあるけど不幸ではないって言葉に尽きる。現に母はしずかを聞こえるなんてかわいそうと言った。それには二つの意味があることも知った。知らない世界で生きる娘を助けてやれないと。誰がかわいそうなんて思うこと自体が驕りだと気づかされる。誰もが自分のままで生きられる、それがスマートシティであってほしいと思った。
なんでこうなっちゃうんだろう、だから喧嘩はしたくない。しずかちゃんだってパパにぶつけた言葉は普段の生活の中ではたった1割にも満たない考えだと思う。それなのに頭に血が上って言わなくてもいいことにたくさんの棘をつけて投げてしまう。パパのために自ら行動したことさえパパのせいにしてしまうなんて悲しい。頭を冷やして気を取り直しても、一度口から出てしまった言葉は消えないんだよ。心に刺さった棘は抜けない。今回ばかりはしずかちゃんの味方はできないなー。
結局しずかちゃんが周りに疎まれていたのはやっかみじゃん。気が回りすぎることにイライラしていたようだしその気持ちは分からなくはないけれど、それでいじめに近いことをするのは間違っていると思うよ。しずかちゃんの周りは優しい世界だって嫌味たっぷりに言ってたけど、そこに入れなかったから言ったみたいに聞こえてなんだか負け惜しみだなと思った。ただ人をじっと見てしまうことも指を刺してしまうことも、共通してあるってことに気づいただけでも良かったじゃん!しずかちゃんは悪くない。頑張れ!しずかちゃん!
真琴は元カレを付き合っている時にしずかちゃんに取られた苦い過去があるのですね。それなのに今もこうして圭一と仲良くなっていることはとても腹立たしいでしょう。元カレの件は知りませんが圭一とのことに難癖をつけられる覚えはないのでしずかちゃんはとばっちりでしょう。パパの過去も触れられていていましたね。手話が禁止の時代があったとは。社会でちゃんとやっていけるようにという親心なんでしょうけど無理解でかわいそうです。時代も変わり手話が恋愛ドラマの主役になる時代、その頃の皆さんはどう思っているのか聞いてみたいですね。
真琴が圭一を前から好きだったとしたら見ない間にしずかと急接近しているところを見てすごく焦っただろうし牽制したくなる気持ちは分かるなと思いましたが、時すでに遅しでしたね。先に知り合っていた方は悔しいでしょうが仕方ありません。慣れ親しんだしずかはともかく圭一の数少ない覚えたての手話がそれだったなんて少し感動しました。圭一は町おこしを手伝ってどうやってスマートシティに繋げていくのだろう。賛成、反対ばかりに話がいくけど、どんな構造なのかそろそろ教えてほしい。
しずかちゃんが仕事先で嫌われるのはパパが原因ででは、という言葉にハッとしました。私も高校2年のときに母が脳血栓で倒れて右半身不随、言葉が不自由になりました。まだ54才で目覚めたらそんな身体になっていた母が可哀想で切なかったです。意識を取り戻してからはリハビリで装具を付けて歩けるようになり左手で食事も摂れるようになりました。父と交代で家事をしながら母のリハビリを兼ねた散歩についていったり、色々先々に気を遣うようになりました。そのせいか、社会人になって会社では気を遣いすぎだと疎まれ友達にも気を遣われ過ぎて落ち着かない、と言われ、どうしたらいいのか途方に暮れたことを覚えています。しずかちゃんを観ながらそっか~と納得したり、涙したり。世の中のしずかちゃん、みんな頑張ろう!って応援したくなりました。
壁は超えてはいけないってすごい名言だなと思いました。パパの妹のように心配してそれはダメ!と壁になることもあるんですよね。守るための壁。そこを嘆いたり同じ道を頑張って通ろうとしなくてもいいと思うと肩の力も抜けるしいいアイディアが浮かびそうです。耳が聞こえないことが三半規管にまで影響するのは初めて知りました。好きな人に好きな時に会いに行きたいという純粋な気持ちは何歳になっても素敵だなと思いました。ただ出来上がった自転車は電動スクーターとかじゃなくて結構カッコ悪いなと思っちゃいました笑
2話も泣かされました。〝かいじゅう“というキーワードがここまで広がるのかと感心しながら、しすかちゃんとパパのお互いを思いやる気持ちに涙が溢れました。しずかちゃんは音楽会で自分がはしゃいだから怒ったなんて言っていたけれど、歌を通して大好きなパパへ伝えたいことがあったしずかちゃんとそれを全部受け止めたパパ。圭一の提案でもう一度ビデオを見て真相を知るところもすごく良かったです。舞台の上でパパしか見ていないしずかちゃんが愛おしくて泣けました。
最高の仕返しは楽しくいること。なんだか分かる気がします。相手にノーダメージと思わせたら勝ちってこともあるけれど、自分の気持ちとしていじめに勝つことでもあると思います。しずかちゃんの嫌われている原因はお父さんと暮らしてきたことって初対面で言えちゃうやつの方が何らかの障害っぽいけどね。耳が聞こえない方が障害なのか、人の心を平気で傷つけることができる人が健常なのか、なかなか深いですね。染みついたくせというのはなかなか直るものじゃない。それを嫌われるのは悲しいですね。
このドラマは、聴覚障害やコーダのドラマではありません。親離れ子離れのドラマてもありません。テーマは、人が、生きてゆく素晴らしさ、崇高な人間愛を描いた作品だと思います。人は、生まれそして死んで行きます。だからといって、その人の人生が全く無意味であったかと言うとそうではありません。その人の一生の中で、おりなす喜怒哀楽、さまざまなな心の葛藤を最も美しく描いた稀にみる秀作だと思います。NHK史上に燦然と輝く、金字塔のドラマです。
笑福亭鶴瓶の手話が余りに自然でそれだけでかなり感動しました。かなり練習したと思われる滑らかさ。対する娘・静役吉岡里帆の手話も自然。ずっと親子でこうして会話してきたんだと感じられ、物語の説得力が増しました。いいドラマにしたいとキャスト、制作陣共に、準備に十分時間をかけたと思えました。物語は障害だけでなく、親子、友人、仕事と誰もが関心を持つテーマがちりばめられ最後まで飽きることがありませんでした。人とうまくコミュニケーションがとれない静の恋人・道永圭一を演じた中島裕翔も好演。地元の人々と対立しながら街おこしを勧めるハードな仕事の末、自らの殻を破ったと感じた最終話は彼と一緒に涙しました。丁寧に人間を描いた素敵なドラマでした。
想いが揺れながらも、海外赴任になった彼に一緒について行かずに、パパと一緒に日本で生活していこうと決めたしずかちゃんの気持ちに共感でき、始終泣いてしまいました。パパのしずかちゃんに対する複雑な気持ちも伝わってきて、切なかったです。個人的には、パパも一生懸命子離れしようとしており、パパが聴力障害者であっても地域で上手く生活しているその個性を尊重し、しずかちゃんが親離れすることが必要なのではと感じました。