※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 5.0 /5.0(100%) | - 位 /885件中 |
キャスト 5.0 /5.0(100%) | - 位 /885件中 |
演出 5.0 /5.0(100%) | - 位 /884件中 |
音楽 4.7 /5.0(93.4%) | - 位 /885件中 |
感動 5.0 /5.0(100%) | - 位 /882件中 |
笑い 4.0 /5.0(80%) | - 位 /881件中 |
スリル・興奮 3.3 /5.0(66.6%) | - 位 /879件中 |
脚本・ストーリー 5.0 /5.0(100%) | - 位 /885件中 |
キャスト 5.0 /5.0(100%) | - 位 /885件中 |
演出 5.0 /5.0(100%) | - 位 /884件中 |
音楽 4.7 /5.0(93.4%) | - 位 /885件中 |
感動 5.0 /5.0(100%) | - 位 /882件中 |
笑い 4.0 /5.0(80%) | - 位 /881件中 |
スリル・興奮 3.3 /5.0(66.6%) | - 位 /879件中 |
想いが揺れながらも、海外赴任になった彼に一緒について行かずに、パパと一緒に日本で生活していこうと決めたしずかちゃんの気持ちに共感でき、始終泣いてしまいました。パパのしずかちゃんに対する複雑な気持ちも伝わってきて、切なかったです。個人的には、パパも一生懸命子離れしようとしており、パパが聴力障害者であっても地域で上手く生活しているその個性を尊重し、しずかちゃんが親離れすることが必要なのではと感じました。
笑福亭鶴瓶の手話が余りに自然でそれだけでかなり感動しました。かなり練習したと思われる滑らかさ。対する娘・静役吉岡里帆の手話も自然。ずっと親子でこうして会話してきたんだと感じられ、物語の説得力が増しました。いいドラマにしたいとキャスト、制作陣共に、準備に十分時間をかけたと思えました。物語は障害だけでなく、親子、友人、仕事と誰もが関心を持つテーマがちりばめられ最後まで飽きることがありませんでした。人とうまくコミュニケーションがとれない静の恋人・道永圭一を演じた中島裕翔も好演。地元の人々と対立しながら街おこしを勧めるハードな仕事の末、自らの殻を破ったと感じた最終話は彼と一緒に涙しました。丁寧に人間を描いた素敵なドラマでした。
このドラマは、聴覚障害やコーダのドラマではありません。親離れ子離れのドラマてもありません。テーマは、人が、生きてゆく素晴らしさ、崇高な人間愛を描いた作品だと思います。人は、生まれそして死んで行きます。だからといって、その人の人生が全く無意味であったかと言うとそうではありません。その人の一生の中で、おりなす喜怒哀楽、さまざまなな心の葛藤を最も美しく描いた稀にみる秀作だと思います。NHK史上に燦然と輝く、金字塔のドラマです。