TOKYO MER～走る緊急救命室～

学芸会よりへたくそでドラマを観るのをやめた。

はじめは演技がイマイチだなと思っていたけど、どんどん喜多見先生と雰囲気まで似てくるし頭ぐりぐりされてるシーンなんてほんとに微笑ましかった。人懐っこさと優しい雰囲気がすずかさんの魅力になり喪失感が倍増しました。

頭の中お花畑かよ！と突っ込みを入れたくなるほど謝ればすむと思ってる表情がもの凄く苛ついて、視聴者の敵になったのは見事でした。
そこからの最期は音羽なんて見ず、喜多見に謝って意識を失ったシーンも良かったです。

理想の妹像というのを体現してるような人。本当に可愛くてチャーミング。でも、兄が逮捕されたりと理不尽で酷い目にあっているのを一番身近で見てきた割には、いつまでも世間知らずで誰の事もすぐに信用してしまう。それで結果的には一番大切で大好きなお兄さんの足を、絶望的に引っ張ることになってしまったわけで皮肉な感じ。最後の最後に、兄に何度も謝罪しながら亡くなっていったのは、本当に気の毒だけど。

今までどへただと思ってみていました。死人がめっちゃ上手いことに気付きました(^ー^)これからも死人役だけ頑張ってもらいたい

緊迫したシーンが続くドラマの中で、涼香さんのほんわかした空気感と向日葵のような笑顔に毎回癒されていたので、あんな酷い亡くなり方をする展開が本当に辛くて悲しかったです。喜多見チーフとの仲の良い兄妹関係もほのぼのして微笑ましかったし、音羽先生との初々しいやりとりも可愛らしくて、皆に愛される素直で真っすぐな女の子をナチュラルに演じていて、初レギュラーとは思えない存在感を発揮していたと思います。

音羽先生たちとエレベーターに閉じ込められた時までは演技が下手だなと思ってたけど、なんか回をおうごとにメキメキ上達してるよね。音羽先生への恋心がこちらまでキュンキュンさせる。お兄ちゃんの過去を話すと言った決意の顔も良かった。

緊急時には強い顔もでき、好きな男性にメロメロです感も完璧で、久我山に音羽を助けてくれと言われて困ったような不安で泣きそうな表情はよかったと思います。覚悟を決めたかのように「お話します」と言ってはいたけど、本当に言ったのか気になります。

塩対応の音羽先生にもニコニコと積極的に話しかけていく姿が喜多見チーフと似ていて、さすが兄妹だなって微笑ましかったです。久我山の策略に乗ってしまったかのような演出だったけど、エレベーター事故での機転の利き方や賢さを思うと、いくら音羽先生に好意を抱いていたとしても、初対面の人間にたった一人の肉親の重大な秘密を簡単に洩らすとは思えないんだけどなあ。ドラマ経験がほほゼロなのにそう思わせてくれる演技をしているのが凄いと思います。

演技が上手いわけではないけど、一生懸命丁寧に演じる姿が涼香の真っすぐさや健気さに合っていて良いと思います。音羽先生に怒鳴られても怯まずに「あなたの味方です」と返す芯の強さも素敵でした。公安が喜多見チーフに話を訊きにきただけで泣きそうな顔になって不安がる姿も、逮捕されて離れ離れだった1年間が彼女にとってどれだけ心配で怖くて孤独だったか当時の辛さが伝わってきてとても印象に残りました。

言っていることは綺麗事や理想論と言われそうなことばかりだけど、迷いのない口調や真っすぐな眼差しが口先だけでなく本当にそう信じて生きてきたんだろうなと思わせてくれます。音羽先生がフィナンシェを食べてくれた時の嬉しそうな笑顔も可愛らしかったです。ほんわか温かい雰囲気が緊迫したシーンが続いたあとの緊張感をフッと和らげてくれるところも良いと思います。

笑顔がいつもバラエティー番組で見るのと同じで、いつもにこにこしていてあまり感情が伝わってこなかった。でも自分の命の危機でも他人を助けようとする姿は飾りがなく、とても迫力がありました。印象がガラリと変わったので、新たな面がまた見れるんじゃないかと楽しみてす。

頑張ってる！健気でいい！だけど棒‥やっぱり決定的に演技力が足りない。一人だけお遊戯レベルなんだよなー。芸達者な人たちと一緒だとより厳しいかな。笑顔も度胸もいいと思うからこれにめげずに頑張ってほしいな。

自分の服の袖を破って妊婦さんの口を覆ってあげたり、煙の少ない奥に移動させたり、手話で容体を伝えたり、緊迫した状況でも自分に出来ることで必死に妊婦さんを守る姿が格好良かったです。勇敢さがあり機転が利く賢さはさすが喜多見先生の妹だなという説得力がありました。ニコニコと向日葵みたいな朗らかな笑顔も素敵ですね。

ほぼ女優としての活動はないようで、その演技力は未知数ですが、エレベーター火災に巻き込まれたシーンでの必死な演技は臨場感があったし、動きも表情も女優そのものでした。涼香の命がけの奮闘と献身ぶりが、音羽というキーパーソンの本音を引き出すことになる、ドラマとしても重要なポイントであったわけですから、その意味で流れを作る満点の芝居だったと思います。これくらいの芝居を見せてくれれば、女優としても充分活躍の場があるように思います。

兄である喜多見ドクターに負けず劣らずの、明るくて温かい人柄を感じさせる太陽みたいに笑顔がとても印象的。お兄さんのことが大好きで尊敬しているという気持ちも自然と伝わってくるような、ナチュラルな演技も好印象。
佐藤栞里さんと鈴木亮平さんが兄妹役とはちょっと意表を突かれたけれど、間違いなくパーフェクトなキャスティングですね。