TOKYO MER～走る緊急救命室～

中途半端な立場を捨てて勝負に出た白金大臣のヤル気みなぎる姿には笑ってしまった。駒場を遮っての宣言は気持ち良かっただろうな。でもそれを感じさせずにすぐに久我山に電話。キビキビ、ハキハキした姿とガッツポーズした姿のギャップも良かったです！

最終回の活躍ぶりが凄かったですね～。これまでも天沼とのシーンで何とも微妙な表情を浮かべていて「もしかして…」と期待はしていたけど、ここまで鮮やかに寝返ってくれるとは。天沼に「引っこんでて貰えますか」と毅然と言い放つ姿もスカッとしたし、人命救助を最優先するため権力を駆使して現場の指揮をとり、赤塚知事の命まで助けてしまう姿がめちゃくちゃ格好良かったです。

駒場やMERのメンバーの声を聞いて少し迷ってる様子が見れた気がします。口をへの字にしてるけど目は泳いでたり、高圧的なのになぜか不安そうに見えました。
最後に音羽に言った言葉とこの行動が合わないのでどっちが本心か、表情に変化はあるのか楽しみです。

地下に閉じ込められた3人を助けるかどうか、駒場の訴えに少し考えるような間があったり目がちょっと泳いだりと、元医系技官らしい迷いが見られたのが良かったです。音羽を嵌めたり天沼の不正の証拠をコピーしていたりと狡猾な面もあるけど、人命を軽視するクズの久我山とは少し違う、真っ当な倫理観や人間味が感じられてホッとしました。キリっとクールな雰囲気やきつい口調がふんわり柔らかな印象の赤塚と良い対比になっていて、2人のライバル関係をより強く印象づけているところも良いと思います。

ムッとした表情なのに赤塚の言葉1つで考えていることが変わったなと理解できた官邸でのシーンが凄かったです。ムッとしてるのに凄く上からにやにやしてたり、赤塚の自信にちょっと不安を見せたり、とても多才だなと感じました。

いいねー、なんか強欲な感じが全てから滲み出てる。こういう人もドラマにはいないと盛り上がらないのよ。ギラギラした目にギラギラした宝石がよく似合う。いづれ白旗をあげるのか、どんな負け戦をするのか今から楽しみだわ。

怖いですね。医系技官の音羽を厳しくマークして逃げられないようにしていて、リアルな官僚の世界もこんなとこなのかなと震える。命を守るためのMERを、都知事の足を引っ張るためだけに反対しないで欲しい。赤塚都知事の人気を妬んでるところもあるのかな。実は話せば分かる人なんじゃないかなと期待もするんだけど。

悪くはないけど敵意むき出しでアクが強すぎて、ほわんとした雰囲気の石田さんとのバランスが悪い。白金ばかりが熱くなって一方的にライバル視して相手にされていないように見えてしまい、赤塚が警戒しているという説得力に欠けます。石田さんも全然都知事に見えなくて役に合ってないけど、この二人の対立構図がしっかりしていないとストーリーが成り立たないと思うので、もう少しチグハグ感のない関係性が見える演技をしてほしいです。