束の間の一花

土壇場になった時、案外男の人の方が脆くて弱い。萬木先生は元々優しい性格なんだと思うが、そこに天涯孤独で一人きりで病気やその先にある死と向き合わなきゃいけない。諦めや寂しさが漂うか弱い感じが出ていてとても良かったです。

声がいい。落ち着いていて少しだけ悲しげで秋ドラマ向きだと思います。ただ表情が乏しく普通っぽさはいいんだけど、それで恋してるの？って思うことがあります。一花じゃなきゃ諦めちゃうかもしれないそっけなさが気になります。

とても先生には見えないし、演技が少し大げさでわざとらしい。映像には向かない演技。

誰だってあなたの病気はもう手遅れですみたいなことを言われたら落ち込むし何にもする気がなくなるだろう。それでも自暴自棄にならず暴走気味の生徒にも分かってもらおうと言葉を選んでいるようなところが繊細で優しいゆるぎ先生っぽくて好きです。

余命宣告を受けた哲学講師という儚さと凛としてした風貌があり、声が良い。

うーん、とても先生には見えないな。何か特別な功績があってってオーラも感じないし、親が学長なのか？くらいしか思い当たらない。無理に先生にするより先輩くらいにしておいてもよかったんじゃないかな。生徒が寝ても関心がなくても淡々と授業をすすめる肝っ玉の大きさだけはよかったかな。