わげもん～長崎通訳異聞～

とにかく、『江戸時代の長崎をやるならもうシーボルトか密貿易しかないだろう』と思ったらそのまんまだったw
永瀬廉クンの演技も無難を越えず、となれば高嶋(兄)の“ブチ切れ”演技しかみるべきは無いww
あと、村雨辰剛さん出してんだから“もろ肌脱ぎ”とかもやるべき、でもたぶん2期はあるだろう。

なんでも治せる赤ひげ先生みたいのを想像してたけど、ほんとはもっと悪いことにも通じている謎の人物だったんだね。いい事も悪い事も表裏一体で混沌としている中、お前はまだ長崎を知らないってセリフがとてもカッコ良かった！

高嶋さんの芝居は、いつも基本的に大袈裟なくらいの表情を作り、大きなアクションを加えます。それが現代劇ではうるさいこともあるし、共演者との相性も感じます。けれどこのドラマでは時代劇ということもあり、大袈裟な表情はむしろこの怪しげなキャラクターの個性になっているし、大きなアクションは天衣無縫なイメージを生み出しています。他のキャストは動きが少ないだけに、高嶋さんのダイナミックさが活力になっているし、そのメリハリが独特の緊張感を生み出しています。とても見ごたえのある演技です。

最後に海岸で会ってしまった時のラスボス感が半端なく怖くてかっこよかったです。会ってしまっただけなのにそこから動けなくなるような感覚になる、目力の強さがすごい。線の細い若者たちが多いから余計に迫力がありますね。