ユーチューバーに娘はやらん！

千紗ちゃんの結婚相手は刺激的なユーチューバーでもなければテレビマンでもなく1番カッコ悪い佐藤だったとは！！盲点だったなー。結婚に求める条件は人それぞれだから文句はない。千紗ちゃんの求めるのは安らぎだったのだろう。昔から知っている共通の思い出で一緒に笑ったりできる相手が良かったんだね。ま、タックタックは別れてからパワー全開で活躍しているみたいだからあのまま結婚しなくて良かったんじゃない？縛られる年じゃなかったってことよ。収まるところにみんな収まってよかったね。

コメディもやりすぎると面白くなくなっちゃうなー。結構題材は好きなんだけど、効果音だったりお父さんとお母さんのコントみたいなのも続くとしつこくてつまらなくなる。マネーのトラのパロディも延々と見せられるのは辛い。そしてお父さんの職業のパスポートセンター勤務って重要なの？なにかの伏線になるの？別にすごくもないし卑下するような職業でもなくて毎回話題に上がるのが謎。面白おかしく見てほしいんだろうけどだんだん飽きてきたなー。

タックタックは若いし勢いがあるし考え方も新しくて革新的。付き合うには楽しそう。でも千紗ちゃんは32歳だよ？今が良ければそれでいい！恋愛って最高！！なんて思えないのは仕方ないよ。結婚を考えれば次が最後の恋にしたいお年頃。先が見えない又は考えていない人と夢中で恋愛するほど若くない。それって悪いことなのかな？タックタックもそのくらいの歳の女性を口説くならそれなりに説得力のある考え方を示さなきゃいけないと思うよ。

ネットフリックスならぬゲットフリックで黒船来航。昔ながらのギョーカイ人っぽい榎本と今どきユーチューバーのタックタックと黒船の上条。それぞれのコンテンツを思わせるキャラ設定も面白い。上条は出会ってすぐスマートにデートに誘い他の2人より一気に距離を縮めた‥と思ったら身を引くのも早かった（笑）千紗にもうちょっと考える時間をくれても良かったのになー。完璧なデートをしても千紗の心がいろんな方に向いているのが嫌だったのか？もうちょっと3人の攻防戦を見てみたかったな。

今回はタックタックの番なのね。男の人と子供が仲良く遊んでるのっていいよね、この人いいお父さんになりそう！とか思っちゃう。タックタックは自由な発想が必要なユーチューバーだから、その利点を活かして甥っ子を楽しませるなんて朝飯前だろう。甥っ子は確かにみんなに愛されて幸せだけど、やっぱり自分の父親に愛されたいっていうのは本音なんじゃないかな？それはもう本能的なもので思っちゃだめなことなんかじゃ全然ない。こんなにいろんな人に愛されて幸せだろって押し売りはしないで素直に子供が会いたいって言った時に会わせてあげられる環境を作るのが親の使命だと思った。

今回は榎本さんのターンってとこかな？無意識かもしれないけど自分のお母さんに婚約者のふりを頼むってなかなかだよね。意識している相手じゃないと頼めない。二人でお母さんのために何かやることでチーム感が出てお互い意識しちゃうかも。いい家に住んでるし清潔感もあるしお付き合いしてみたらいいのにと思ってしまった。お母さんの乱暴な話し方が少し気になった。ああいうのをぶっきらぼうって言うのだろうか。千紗ちゃんならどんなお母さんとも付き合っていけるだろうな。

寒い中外でレジャーシート敷いて牛丼‥デートとしては最低なユーチューバー。高ーいレストランに誘ったまでは良かったけどクーポン出しちゃうちょっと残念なテレビマン。どっちも短所が目立っちゃって恋人にはイマイチな感じ。だけどそんなことはどうでもいい、すごいのは千紗ちゃんがそんな2人から自分のためになる話だけを抽出して糧にできるってところ。こういう人が最終的には自分で幸せになることができると思っている。千紗ちゃんがどこまでも前向きなのがすごくいい。

まだ傷口も塞がってない時期に同窓会に行くとは！ほんと千紗のメンタルは最強だな。お父さんが言うように千紗ちゃんはなんにも悪いことしてないんだから控えることはないけど勇気あるなぁと感心する。でもそこは懐かしさと引き換えに今の生活のマウンティングの世界。既婚者の見えない壁って表現が笑えた。マウンティングする気はないけれど、結婚してるからこそ分かる話や子供がいるからこそできる話っていうのもたしかに存在するからね。千紗ちゃんには刺激が強すぎるよ。

すごく面白いし人生のピンチを笑顔で乗り切るヒロインが健気ですごくいい。ストーリーも面白いのになんでこんなにおちゃらけちゃうの？ところどころここで笑ってくださいみたいな場面作るのはやめてほしい！逆に白けるし自虐は見ていて辛いから。小ネタとか顔芸とか要らないなー。そして過剰な演出は俳優さんたちを信じてないってことだよね？凝った編集はユーチューバーの場面だけで十分。あとは俳優さんの力量に任せてみても成功すると思う。

結婚式に現れてぶち壊しに来るのは男で、逃げていくのは女‥って相場は決まっていた。なのに、時代は変わったんだねー。男が来たのは同じだけど一緒に行くのは新郎の方だった。目も当てられない状況って当たり前だけどそこで終わってくれないのが現実。披露宴どうするか問題（笑）普通ならやらないだろうけど、なんとソロ結婚式を開催！！家族の愛に支えられて大団円で終わった時は見てる方もホッとした。こんな状況でもやってよかったと言える新婦だからこそまた次のチャンスがやってくる。ピンチはチャンス！って本当かもね。