『誘拐の日』での長尾柚乃 (七瀬凛役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
長尾柚乃 (七瀬凛役) は 「2025年7月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
長いセリフもすごかったし、そのセリフで汐里の感情に揺さぶりをかけるもの凄かった。汐里が感情をマックスに出すのに対して凛はいつまでも淡々としている。その対比も良かったし、その淡々とした中に悲哀もあり大人よりも大人だった。普通の子供よりも何倍も過酷で成熟させられてしまった子供の悲しみも背負っているように見えた。
汐里と対峙するシーン、ピンと張りつめた緊張感とヒステリックな汐里の圧と、それをドンと受け止める凛の姿、二人芝居を見ているような圧巻の演技合戦で見応えがありました。小学生とはいえプロの役者さんだから当然といえばそうなのかもだけど、安達さんのあの演技を受けて全く動じない肝の据わりっぷりが本当にすごい。膨大な台詞も繊細な表情も実に達者で、長尾さんが演じていたから凛のキャラクターに説得力が生まれ、ストーリーが成立していたと思います。
ずっと大人びた表情というより感情がないような演技だったけれど、政宗と一緒にいる時間が長くなって信頼関係が築けたことで年相応の表情が見られるようになってきた。それでも考えを巡らせている時の表情なんかは元の大人びた表情だし、政宗が警察に連れ去られる場面では幼子のようだった。くるくると変わる印象がこの役に必要なところだと思うから、その演じ分けがすごいなと思う。
政宗と出会ってから感情を出すことに素直になってきて政宗を呼び泣き叫ぶところは歳相応かそれより幼く見えた。どんどん2人の絆が深まって甘えているみたいに今まで与えられなかった愛情が満ち足りていく様子が見えて嬉しい。
須之内の布団を雑巾呼ばわりするシーンに笑ってしまいました。遠慮ゼロで言いたい放題な姿と、それを聞いてオロオロ慌てる政宗の対比も面白かった。政宗が警察に捕まる時の泣き叫ぶ演技も、離れたくない、ずっと一緒にいたいという必死な願いと政宗を本当のパパのように慕う気持ちが痛いほど伝わってきて、観ているこちらまで胸が苦しくなる心地がしました。
政宗がフーフーしてくれたスープを美味しそうに飲む姿が子供らしくて可愛かった。「汚いからやめて」とフーフーを拒否していた頃を思い出して、共に過ごすうちに芽生えた深い絆と信頼関係が感じられて感慨深かったです。政宗が美味しそうに御馳走を食べている時や、芽生にぬいぐるみを買いたいと言い出した時に見せた優しく見守るような表情も印象的で、若いのにどうしてこんな包容力に満ちた大人びた顔が出来るんんだろうと表現力の豊かさに驚かされました。
脱出が成功した時の嬉しそうな笑顔が、いつもの大人びた表情とは違う年相応の幼さが見えて良かった。いくら頭脳が天才でもまだ子供、度胸も胆の据わりっぷりもすごいけど、失敗したらどうしようっていう不安や恐怖も大きかったろうなあって、泣き言も言わずに奮闘する一生懸命さと健気さにグッときてしまいました。何とか無事に乗り切って、普通の小学生がするような楽しいことをいっぱい経験して欲しいなって応援したくなります。
政宗と再会するシーンが印象的でした。たった一人の味方が戻ってきて安心したという子供らしい心情はもちろんだけど、優しく口元の血を拭いてあげる姿や労わるような優しい眼差しから、政宗自身の身を案じていた気持ちも伝わってきて、家族とも友人とも違うけど、二人の間に確かに存在する情が感じられたのが良かったです。
政宗の「芽生のことが何より大事」という言葉に寂しそうに目を伏せたり、「凛を一人残せない」「二人で逃げよう」という提案にはパッと表情に明るさが宿ったり、実の親には実験台としか扱われていなかったと理解している分、政宗からの真っすぐな優しさや情を敏感に感じ取る様子が切ない。大人びた長台詞も達者ですごいけど、こういう心の機微が伝わる繊細な表情の演技も上手いなと思います。
これだけ芸達者なみなさんに囲まれてもどーんと構えていられるところがすごいと思う。私は主役よ!って立ってるだけでも大変だろう。少し言葉が辿々しくなっちゃうのは子供だからかな。たまに政宗を信じてるって気持ちが出るところが本来の年齢らしく見えるかわいいポイントだよね。
汐里の涙に感化されて「汐里は何もやってない」「俺が全部計画した」ってアホなこと言い出す政宗への「はあ?!」が最高。ごもっともな反応でスカッとしました。その後の「信じられるのは政宗しかいない」という言葉に切実さや不安が滲んでいて、涙は嘘泣きだったけど政宗にぶつけた思いは全部本心だったんだろうなって感じられたのも良かったです。
子役に技術的な演技力うんぬんを問うても仕方がない。なのでここで求められるのはまさに「熱演」。 年齢なりではない役柄なので、セリフの内容も行動も大人顔負けである必要がある。斎藤工さんがバカっぽいキャラなので、そこはうまく表現できている。饒舌にまくしたてるところは多少甘噛みしているけど、許容範囲だろう。素晴らしい「熱演」だと思う。 まあそれとドラマが面白いかは別だけど。
本当に達者だなと思う。彼女がいればこそ、この物語が成立するとさえ思う。大人びて達観してる感じと、ときおり覗く子どもならではの感性。それがちゃんと表情だけでなく空気感からも感じられる。本当にすごいと思う。
口調も態度も基本大人びてるけど、警察を無事に撒けた時のご機嫌なハイタッチや、電話をかけにいく政宗を追いかけていって「ちゃんと戻ってきてね」と話しかける時の不安げな表情など、たまに見せる年齢相応の幼さが印象的で、まだこんな小さいのにと、置かれている状況の過酷さがより際立って感じられたのが良かったです。
絶妙な表情がこの子の魅力なんだよね。他の子と違う感性をすごく感じる。だから凛の天才っぷりに拍車がかかる。生意気でかわいげはないけれど、切れ者感はすごく感じる。主導権はすでに凛が握っている感じ。政宗といいコンビになりそうだ。
英語にフランス語、中国語、タガログ語、流暢な外国語の台詞が見事で、天才少女の説得力がありました。落ち着いた態度や大人びた口調で子供らしさ皆無な姿も、凛のミステリアスさを際立たせていて良かったし、生意気で可愛げのない感じも役に合っていて良かったと思います。
長いセリフもすごかったし、そのセリフで汐里の感情に揺さぶりをかけるもの凄かった。汐里が感情をマックスに出すのに対して凛はいつまでも淡々としている。その対比も良かったし、その淡々とした中に悲哀もあり大人よりも大人だった。普通の子供よりも何倍も過酷で成熟させられてしまった子供の悲しみも背負っているように見えた。
汐里と対峙するシーン、ピンと張りつめた緊張感とヒステリックな汐里の圧と、それをドンと受け止める凛の姿、二人芝居を見ているような圧巻の演技合戦で見応えがありました。小学生とはいえプロの役者さんだから当然といえばそうなのかもだけど、安達さんのあの演技を受けて全く動じない肝の据わりっぷりが本当にすごい。膨大な台詞も繊細な表情も実に達者で、長尾さんが演じていたから凛のキャラクターに説得力が生まれ、ストーリーが成立していたと思います。
ずっと大人びた表情というより感情がないような演技だったけれど、政宗と一緒にいる時間が長くなって信頼関係が築けたことで年相応の表情が見られるようになってきた。それでも考えを巡らせている時の表情なんかは元の大人びた表情だし、政宗が警察に連れ去られる場面では幼子のようだった。くるくると変わる印象がこの役に必要なところだと思うから、その演じ分けがすごいなと思う。
政宗と出会ってから感情を出すことに素直になってきて政宗を呼び泣き叫ぶところは歳相応かそれより幼く見えた。どんどん2人の絆が深まって甘えているみたいに今まで与えられなかった愛情が満ち足りていく様子が見えて嬉しい。
須之内の布団を雑巾呼ばわりするシーンに笑ってしまいました。遠慮ゼロで言いたい放題な姿と、それを聞いてオロオロ慌てる政宗の対比も面白かった。政宗が警察に捕まる時の泣き叫ぶ演技も、離れたくない、ずっと一緒にいたいという必死な願いと政宗を本当のパパのように慕う気持ちが痛いほど伝わってきて、観ているこちらまで胸が苦しくなる心地がしました。
政宗がフーフーしてくれたスープを美味しそうに飲む姿が子供らしくて可愛かった。「汚いからやめて」とフーフーを拒否していた頃を思い出して、共に過ごすうちに芽生えた深い絆と信頼関係が感じられて感慨深かったです。政宗が美味しそうに御馳走を食べている時や、芽生にぬいぐるみを買いたいと言い出した時に見せた優しく見守るような表情も印象的で、若いのにどうしてこんな包容力に満ちた大人びた顔が出来るんんだろうと表現力の豊かさに驚かされました。
脱出が成功した時の嬉しそうな笑顔が、いつもの大人びた表情とは違う年相応の幼さが見えて良かった。いくら頭脳が天才でもまだ子供、度胸も胆の据わりっぷりもすごいけど、失敗したらどうしようっていう不安や恐怖も大きかったろうなあって、泣き言も言わずに奮闘する一生懸命さと健気さにグッときてしまいました。何とか無事に乗り切って、普通の小学生がするような楽しいことをいっぱい経験して欲しいなって応援したくなります。
政宗と再会するシーンが印象的でした。たった一人の味方が戻ってきて安心したという子供らしい心情はもちろんだけど、優しく口元の血を拭いてあげる姿や労わるような優しい眼差しから、政宗自身の身を案じていた気持ちも伝わってきて、家族とも友人とも違うけど、二人の間に確かに存在する情が感じられたのが良かったです。
政宗の「芽生のことが何より大事」という言葉に寂しそうに目を伏せたり、「凛を一人残せない」「二人で逃げよう」という提案にはパッと表情に明るさが宿ったり、実の親には実験台としか扱われていなかったと理解している分、政宗からの真っすぐな優しさや情を敏感に感じ取る様子が切ない。大人びた長台詞も達者ですごいけど、こういう心の機微が伝わる繊細な表情の演技も上手いなと思います。
これだけ芸達者なみなさんに囲まれてもどーんと構えていられるところがすごいと思う。私は主役よ!って立ってるだけでも大変だろう。少し言葉が辿々しくなっちゃうのは子供だからかな。たまに政宗を信じてるって気持ちが出るところが本来の年齢らしく見えるかわいいポイントだよね。
汐里の涙に感化されて「汐里は何もやってない」「俺が全部計画した」ってアホなこと言い出す政宗への「はあ?!」が最高。ごもっともな反応でスカッとしました。その後の「信じられるのは政宗しかいない」という言葉に切実さや不安が滲んでいて、涙は嘘泣きだったけど政宗にぶつけた思いは全部本心だったんだろうなって感じられたのも良かったです。
子役に技術的な演技力うんぬんを問うても仕方がない。なのでここで求められるのはまさに「熱演」。
年齢なりではない役柄なので、セリフの内容も行動も大人顔負けである必要がある。斎藤工さんがバカっぽいキャラなので、そこはうまく表現できている。饒舌にまくしたてるところは多少甘噛みしているけど、許容範囲だろう。素晴らしい「熱演」だと思う。
まあそれとドラマが面白いかは別だけど。
本当に達者だなと思う。彼女がいればこそ、この物語が成立するとさえ思う。大人びて達観してる感じと、ときおり覗く子どもならではの感性。それがちゃんと表情だけでなく空気感からも感じられる。本当にすごいと思う。
口調も態度も基本大人びてるけど、警察を無事に撒けた時のご機嫌なハイタッチや、電話をかけにいく政宗を追いかけていって「ちゃんと戻ってきてね」と話しかける時の不安げな表情など、たまに見せる年齢相応の幼さが印象的で、まだこんな小さいのにと、置かれている状況の過酷さがより際立って感じられたのが良かったです。
絶妙な表情がこの子の魅力なんだよね。他の子と違う感性をすごく感じる。だから凛の天才っぷりに拍車がかかる。生意気でかわいげはないけれど、切れ者感はすごく感じる。主導権はすでに凛が握っている感じ。政宗といいコンビになりそうだ。
英語にフランス語、中国語、タガログ語、流暢な外国語の台詞が見事で、天才少女の説得力がありました。落ち着いた態度や大人びた口調で子供らしさ皆無な姿も、凛のミステリアスさを際立たせていて良かったし、生意気で可愛げのない感じも役に合っていて良かったと思います。