名建築で昼食を

行ったことがない素敵な所を一緒に巡っている気分を味わえるドラマでした。登場人物が淡々としているのも見やすくて良かったです。特に、建築物の案内人との会話が自然なのがリアルだなと感じました。池田さんの衣装が毎回可愛くて、見所の一つでした。できれば、東京近郊以外の建築にも行って欲しかったです。そして、テーマ曲が2つとも素敵なので、今も聴いているくらい好きです。その他のBGMもドラマによく合っていて、心地よくドラマを見られました。

30棟もの歴史的建造物が移築されてるなんて、まさに建築のテーマパークですね。それぞれの建物に歴史があって興味深かったですが、神社のように豪華な外観の銭湯が特に印象深かったです。戦後復興で人々を元気づけるために派手な外観にしたといういきさつが東京らしい粋を感じました。毎回美しい建造物と美味しそうなランチ、ゆったり静かなドラマの雰囲気に癒されていました。今回は夏だったけど、紅葉や雪景色などでまた建物の見え方も変わってくると思うので、ぜひ違う季節に続編をやって欲しいです。

子ども図書館という名前から想像出来ないくらい、大きくてお洒落な建物で驚きました。建築当時の壁と増築されたピカピカの廊下のコントラストが不思議とチグハグな感じがなくマッチしていて素敵でした。気取らない昔ながらのナポリタンも美味しそうでした。藤と綾子の件は綾子が勝手過ぎて好きではないので、個人的にはあんまり時間割かなくて良いかなと思います。その分、美しい建築物の映像をもっと観ていたいです。

最初見た時はドラマと建築紹介のバランスがちょうどいい！と思ったのに、
だんだんドラマ部分の比重が増えて来て、30分のドラマでカフェ開店のディテイルはいらないんじゃないかなあと思った。
せっかくドラマ仕立ての建築紹介という方向性はいいんだから、
下手に余計な部分をくっつけて、内容がぼけるのは勘弁してほしかった。
池田イライザのお友達役はちょっとした登場しないし、あまり印象に残らない役。
せっかく「元カレからあずかったぬか床」という設定も作ったのだから、
そっちの設定を発展させるだけで良かった。

今回、初めて健吾が現れましたが、何だかパッとしない人で、とても藤の彼とは思えなかったですね。
この人だったら、まだ千明さんの方が（おじさんですが）魅力的です。
白洲次郎夫妻が終の棲家にした「武相荘」って、白洲次郎の「アウトロー」的なイメージとは違っていました。
奥さんの意見もあったそうですが、茅吹屋根で日本的で、そこだけ違うゆっくりした時間が流れているようでした。
白洲次郎のせいか千明さんのせいか、藤が健吾よりもカフェ作りを選んだのが吉と出るか凶と出るか、気になりました。

武相荘、趣があって素敵でした。緑に囲まれたお庭や落とし気味の暗めの照明が終の棲家に相応しい落ち着きを感じさせました。次郎さんの愛車ペイジも格好良かったです。和室を洋室に作り変えてしまったり、でも庭が見渡せる広い縁側もあって、和洋折衷な独特な雰囲気がお洒落な白洲次郎さんらしいと思いました。藤が元カレとの関係をスッキリさせて一歩前進出来たのも良かったです。

名建築をめぐるという今までにない新感覚のドラマだと思います。行ってみたかった山の上ホテルが今回の舞台とのことでわくわくしながら見ました。
毎回、取り上げられている建築を素敵なカメラワークの映像できりとっていて、魅力をあますことなく伝えてくれていると感じ、その建築に行きたい！この目で見たい！と思います。
素敵な建築はもちろん、藤ちゃんの部屋や服、持ち物などがいつもかわいくて目の保養になります。
悩みがある藤ちゃんに、ふっと肩の力がぬけるような助言をする植草さんもすごく良いです。
「なぜそんなふうに考えられるんですか？」「年をとったからだよ」という２人のやりとりに、歳を重ねるのは悪いことじゃないんだなぁとあたたかい気持ちになりました。毎回、そんなあったかいセリフがあると思います。
オープニング、エンディングの写真、音楽もおしゃれ！
特にエンディングの浦上想起さんの音楽をこのドラマで知り、大好きになりました。そんな新しい素敵な出会いもくれたこのドラマが大好きです。

千明さんって良いな、と思いました。
藤の悩みに対して「（アヤコに）早く謝んな」って軽く言って、そのあと「人間関係っていい加減でいいんじゃないかな」と。
下手に説教みたいな言葉より、よっぽど気が楽になりますね。
ランチの『山の上ホテル』って色使いがレトロで可愛いなと思いました。
去年の改修工事で、出来た当初の状態に近づけたとの事で、まさに『乙女建築』って感じです。
アールデコでも建築家によって全く違う雰囲気なんだな、と思いました。
『プリンアラモード』と『ババロア』が美しくって芸術作品の様！食べるのが勿体ない！

左右対称にデザインされたアール・デコ様式の外観がお洒落で素敵なホテルでした。「山の上ホテル」というネーミングも見たままだけど、それだけ当時の人たちにとって身近で愛される存在だったんだなと感じられました。上から見るとまるで絵画のように美しい階段が圧巻で全部の階から覗いてみたくなりました。白鳥のシューが乗ったプリンアラモードも可愛かったし、昔ながらの洋食という感じのランチもレトロで趣があり美味しそうでした。

大都会の六本木にあるとは思えない、緑が豊かで落ち着きのある庭園が素晴らしかったです。階段の手すりと窓の木枠を少しリンクさせたようなデザインもモダンでお洒落だったし、藤も気にしていた階段の手すりの何とも言えない滑らかな曲線も素敵でした。色鮮やかで可愛らしいフレンチも美味しそうでした。建物を案内して下さるのが役者さんではなく実際の職員の方というのもリアリティがあって良いですね。

今回の千明さんの「みんな不幸せにはアンテナを張るのに、幸せには鈍感」って凄い名言だと思いました。
確かに例えばご飯が美味しいなどの「小さな幸せ」って当たり前になってしまって、流してしまっていたな、と。
千明さん行きつけのカフェが良い感じで、どこにあるんでしょう？セットじゃなさそうですし・・
ここでゆっくりしながら「小さな幸せ」を味わいたいですね
乙女建築の『国際文化会館』って日本近代建築の三大巨匠が作ったそうですが、いざ行ってとしても、とても三人で作ったとは気が付かなそうです。
ランチのフレンチを食べながら、藤のように「この建物はね」って千明さんに説明してもらいたいなぁ、と思いました。

宙に浮いたようなデザインの螺旋階段が印象的で、外観も内装もお役所とは思えないお洒落な雰囲気で美術館みたいでした。自然光で水がキラキラ光っているのも綺麗でした。茶室も趣があって良かったです。フルーツが丸ごと入ったフルーツサンドもボリュームあって美味しそうだったし、ちゃんと紅茶まで持参してくれる千明さんの気遣いっぷりも素敵でした。

いよいよ藤とアヤコが、カフェの開業の事でぶつかってしまいましたね。
起業するって大変なんだろうなって思いますし、2人でなので、色々分けて決めて来たことをすり合わせるのも揉めそうです。
千明さんが「（今の）仕事は辞めない方が良い」って言ったのも、自営業の苦労を知っているからこそ、だと思いました。
今回の目黒区総合庁舎って自然光が入る設計になっていて、車寄せのひさしやアルミでできた縦格子、渡り廊下など当時も今も「格好いいな」って思います。
自分の地元の役所にも工夫されているんだろうな、今度よく見てみようと思いましたね。

「トマソン愛好会」って良いですね～
確かに町の中に「これってなんで？」って思う階段や建物ってありますね。
千明さんは建築模型士との事で、そういうのを見つけるのが上手そうです。
今回の『東京都庭園美術館』はアール・デコとの事で、フランス調で「角のない曲線美」が素敵だと思いました。
『香水塔』なんて初めて見ましたが、まさに究極のおもてなしですね。
藤が、綾子とのカフェの内装について悩んでいましたが・・
千明さんと「乙女建築巡り」をしていって目が肥えてきたからかな、と思いました。

あちこちに細かな装飾やタイル貼りがしてあるのにごちゃっとした感じがなく、落ち着きと品があるデザインがとても美しかったです。全体的に穏やかな雰囲気が漂っていて、ご夫婦が過ごされた幸せな日々が感じられて切なくて温かい気持ちになれました。お食事もザ・洋食といった感じで美味しそう！ケーキがお勧めならケーキの映像も映して欲しかったです。

日本最古のビアホール、雰囲気があって素敵でした。レトロな内装と窓から見える車の行き来する姿が時代のギャップを感じさせてそれもまた趣があって良かったです。白かった内装が80年以上の年月を経て深みのある色合いに変わり、戦争の爆撃で窓が変形し、至るところに歴史が刻まれていて、映像を見ているだけでも興味深く面白かったです。

今回は日本最古のビアホール『ビアホールLION銀座』でした。
商業施設の中に入っている銀座LIONには入った事がありましたが、どっちかというと「飲みに行く」て感覚でした。
なので、あまり店の様子も見てなかったですし、確かここまで凝った店内では無かったです。
最古というだけあって、天井が白⇒茶色に自然に変化してて渋いですね。
床のタイルも、普通ひびが入っていたら取り換えそうですが、敢えて昔のままの状態を残しているのが良いですね。
ただ、藤が仕事の悩みを相談した時に、千明さんがありきたりな答えだったのが残念でした。

ドラマとドキュメンタリーが混じっていて、見ていて不思議な感覚です。
今回の『自由学園・明日館（みょうにちかん）』もまさにそんな感じで、周りにビルが立ち並んでいる中に、平屋の校舎が混じっていて不思議な空間でした。
全てが直線の作りで、幾何学模様がシャープなのに、なぜかレトロで懐かしく、そして柔らかな感じを受けました。
ランチがとても美味しそうで、クッキーも売っているあたり『ブランド』として成り立っているみたいですね(笑)
千明さんが言った「変わっていないようで、実は変わっている」を聞いた藤が、カフェを作るために少しずつアイデアが広がっていくのが面白いです。

美しい建物の映像や当時の写真、歴史などが丁寧に紹介されていて、ドキュメンタリーを見ているような感覚になれます。余計な会話やBGMなどがないので、靴音の響きや声の反響まで感じられて、建物内の雰囲気まで味わえるところが良かったです。ステンドグラスをイメージした窓も素敵だったし、98年使っている木のテーブルも食器を置いた跡が残っていて歴史が感じられました。建築物メインだから仕方ないけど、お食事も綺麗で美味しそうだったのでもう少し料理の映像も見たかったです。

「ハイブリッドドラマ」との事で楽しみにしてました。
『アンスティチュ・フランセ東京』って、建物も存在も初めて知ったのですが、フランスらしいお洒落感と色彩で「日本とは違うな」と思いました。
螺旋階段が2重になっているなんて日本にはまず無いですよね。しかも設計がフランスの師匠に付いた日本人（坂倉さん）に驚きです。
ドラマの部分は、まだ初回なので、藤と千明さんの会話が少なくって、その距離感も返って良かったです。
時間がゆったり流れている感じがしました。