※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 4.7 /5.0(93.4%) | 24位 /1088件中 |
キャスト 4.7 /5.0(93.4%) | 76位 /1088件中 |
演出 4.3 /5.0(86.6%) | 121位 /1087件中 |
音楽 3.7 /5.0(73.4%) | 404位 /1088件中 |
感動 3.7 /5.0(73.4%) | 204位 /1083件中 |
笑い 3.7 /5.0(73.4%) | 192位 /1083件中 |
スリル・興奮 4.0 /5.0(80%) | 148位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 4.7 /5.0(93.4%) | 24位 /1088件中 |
キャスト 4.7 /5.0(93.4%) | 76位 /1088件中 |
演出 4.3 /5.0(86.6%) | 121位 /1087件中 |
音楽 3.7 /5.0(73.4%) | 404位 /1088件中 |
感動 3.7 /5.0(73.4%) | 204位 /1083件中 |
笑い 3.7 /5.0(73.4%) | 192位 /1083件中 |
スリル・興奮 4.0 /5.0(80%) | 148位 /1080件中 |
実は原作のアガサクリスティーの本を読んだことがあるので、ストーリーは知っていたのですが、そのことを忘れてしまうくらい、役者さんの演技が素敵で、見入ってしまいました。話の中で「なんでこんな目に」のような役柄を演じていた大泉洋が実は…という展開のギャップが面白かったです。斉藤由貴さん演じる天然ボケのお姉さんも、笑いのスパイスが効いていてよかったです。時代設定はどうなるのだろうと思っていましたが、結構原作に忠実で、かぼちゃのシーンなども本当にそのまま使っていて、さらに自転車の2人乗りなどで時代風味が加わっていたので「やるなぁ」と感じ入りました。
原作を知らずに見た人は、最後の種明かしでだまされた!って思う人も多いドラマだったと思います。
私も知らずにドラマを見て、このキャラクターがまさか!という大どんでん返しがありました。
その点で、キャスティングを考えた人、すごいなと感じるドラマでした。
また野村萬斎がホームズで、大泉洋がワトソンといった要素を暗示させていたのも騙された要因でした。
大泉洋・藤井隆・佐藤二朗が出ているので、もう少し笑いの要素は欲しかったかなとは思いました。
サスペンス感は、あったのですが、途中にホッとする笑いの部分で息抜きをさせてくれたら5点つけられたのにと思います。
原作のアガサ・クリスティーの「アクロイド殺し」全体に流れている少々陰鬱なイメージを壊すことなく、上手く日本的なイメージに合わせることができていて面白かったです。主人公の感情を抑えた少々陰のある様子と重い病に掛かっていることに気が付いていない様子の主人公の姉の無邪気さの対照が際立っていて良かったです。ただポアロ感を出そうとするのはわかりますが野村萬斎さんの演技が少々不自然かつ大袈裟な感じがあったのが少々残念でした。
三谷作品らしい、シリアスさと笑いのバランスが絶妙な質の高いドラマでした。キャストが豪華で、回想シーンしか出ない吉田洋さんなど、「この人の出番がこれだけ?」という贅沢なキャスティングも三谷さんならではでしたね。ラストの謎解きが圧巻で、「あれ?この人が犯人なんてあり得ないよね」という小さな疑惑が徐々に現実味を帯びてくる盛り上げ方がハラハラドキドキで非常に見ごたえがありました。
原作を日本風にアレンジしているので話に入りやすかったです。実写が難しい題材なので不安もあったがそれを覆すようなクオリティだったので最後まで楽しんで見ることができました。役者さんもひとりひとり味が出ており、違和感なく視聴することができました。脚本や演出も大正あたりの古き良き雰囲気が垣間見れていたと思います。話の流れもはやく続きが見たい、と視聴者側をワクワクさせるほどひかれながら見ていました。
アガサ・クリスティの「アクロイド殺し」が原作ですが、三谷幸喜監督らしい演出も散りばめられていてクスッと笑えるところもありつつ、ミステリーとしての質も高くて良かったです。ネタバレなしで書くのは難しいですが、原作を知らずに見たらすっかり騙されるように出来ていると思います。特に最初のシーンがそこに繋がるのかという点や、いくつも伏線が一気に回収される点はもう一度また見たくなる作りになっていて良かったです。
三谷監督は前に「オリエント急行殺人事件」もドラマ化していますが、どちらも良かったのでまたアガサ・クリスティの別の作品もドラマ化してほしいです。