おいしい給食

家族で全部観ました。この役は市原隼人でしかできない役です。
あんなにイケメンなのに自分を捨ててなりきってるし、ごくごく普通の給食をあんなにも面白く楽しく表現できるのがすごすぎる。給食をまた食べたくなりました。
かみや君との関係もライバルのようで同志のような絆みたいなものに感動。生徒を守るために突き進んでいく、こんな先生いたらいいな。

ファンだったのが恥ずかしくなった

表面はあくまでもクールで、溢れまくる熱い心の声と演技の表現力が見事にはまっていました。心の声が多いので活舌も大事ですが、聞き苦しいこともありませんでした。演技も大げさで、周りの人はどう見てるんだ？という疑問もありますが、コメディかよ！で片付けることもなく、あくまでもとにかくマジメに給食と向き合っている姿がとてもよかったです。

給食を楽しみにしすぎて、顔がにやけてしまう、という表情がとても演技とは思えないほど、魅力的でした。
顔立ちがとてもきれいなので、中学校教師役としてはどうなのかな？と思いましたが、眼鏡をかけての演技や、教師としての立場で生徒に注意するシーンなどは、さすが俳優さんだと思わずにはいられませんでした。
おいしそうに給食をいただくシーンのにこにこした表情もすてきでしたが、我が家で一番おもしろいとみんなが笑っていたのは、驚いて眼鏡をかけなおすシーンです。
眼鏡をかけている人ってこういう動きをするよね、ととてもリアリティーのある演技でおかしかったです。

市原さんが給食が大好きな甘利田を演じていて、クールなときと給食を食べるときの演技のギャップに笑ってしまいました。心の声とともに、鍛え上げている体を存分にいかした美味しさの表現がずっと飽きずに見続けられそうです。

給食が大好きすぎる様子、給食に対する想いが熱すぎる感じがたまらなく面白い。真面目に真剣に演じていることが、逆に笑えるし、生徒との向き合い方も好き。一見こわそうで硬派なんだけど、なんか可愛らしい。給食のメニューへのコメントや食べているシーンは本当に美味しそうで、給食を食べたくなる。