これは経費で落ちません！

毎回楽しみで最終回まであっという間でした。スカッとしたり、感動でポロっとしたり、セリフも魅力的でした。主演の多部未華子さん、伊藤沙梨さん、江口のりこさんが特に素晴らしかったと思います。是非たくさんの方にみてほしいです!

毎週毎週本当に楽しみにしてた。
秀逸な脚本と、作りすぎずに役者を生かす演出と、達者な役者さんとが魅力的な世界を作り出していた。
主人公を含め、登場人物全てが丁寧に描かれていて、それを役者さんたちが魅力的に生き生きと演じていた。
リアリティーとファンタジーの配合が絶妙。隣の会社を覗いているような気分で見れた。
仕事で疲れたらまた見返したいと思うドラマ。

沙名子に一途な太陽をみて清々しい気持ちになりました。天天のキャストも大好きです。ところで、太陽は北海道出身なのかな？「したら」とか「っしょ」とか。

あまり期待していなかったが、想像以上に面白かった。テンポが良かった。
最終回は、わりと淡々と終わった。これは続編を作る気なんじゃない？と思うのですが、どうでしょう、NHK。
わたしは相手役が重岡何某だったのがちょっと残念だったので（そんなに悪くもないけど、もっと達者な役者を持ってきて欲しかった）、
香港へ行っている間に、続編では山崎さんと三角関係になって欲しいですな。山崎さんの敵だか味方だかわからない感じが好きだ。
経理部の雰囲気がとても好きだった。あんなに和気あいあいとした職場なんてめったになかろうと思うが……
経理部の役者の顔ぶれも良かった。江口のりこ、吹越満が最高。

「これは経費で落ちません」が口癖の森若は最後までその言葉を貫き通しましたが、最初と最後では同じセリフでも意味合いがだいぶ変わっていました。太陽に出会ったことが大きいと思いますが、太陽も森若に出会ったことでこういう女性もいるんだと学べて双方にとって良かったと思います。太陽は最終的に森若と別れてしまうんじゃないかと思いましたがそれはなかったのでホッとしました。脇を締めるキャラクターも個性豊かで、また続編をやってほしいなと思えるドラマでした。

最終回で森若さんの無実ははらせるし、社長秘書・マリナの悪事が様々な人から噴出してすかっとした内容でした。太陽くんとの結婚話もタイミングを見計らって延期されるのも納得。天天コーポレーションの益々の事業拡大に期待したいだけに動き出した人事異動も専務ならではの選別でいい感じ。皆瀬と勇さんがそのまま成就して欲しかったけど、こちらは大人の火遊び程度に終わりました。期待するなら、森若さんと太陽くんとの結婚、その後の生活を特別編でみたいです。

会社が買収されてしまうのかドキドキしてましたが、最終的にそれぞれの天天コーポレーションに対しての強い思いが会社を救った感じで、とても良かったです。
誰か一人がスーパーヒーローなのでははく、個人個人の思いが大きな力になっていったところがこのドラマの素敵な表現だと思います。
数字でしか判断してくれなかった専務も、数字や効率だけでないところでの皆んなの能力に気が付いてくれたのだと思います。
意外な展開が多くて最後まで飽きずに見ることができました。

昨今「あまり光が当たらない職業」がドラマになることが多いが、とてもいいことだと思う。本作は経理。
正直、森若さんが勤める会社は経理の立ち位置としては相当に恵まれた方だと思う。
経理は上司がしっかりしていないと社内での立場が極端に弱くなってしまうところだ。
経理部内のチームワークが上手く行っているのは、吹越満がえらいのだと思う。いいなあ。あんな上司。
多部未華子は例によっての演技だが、わたしはこの人が好きなのでこのドラマはとても楽しい。
最終回を残しているが、今期のドラマで一番面白かったと思う。

だんだん話が複雑になってきましたね。今回は１話完結では無く最終回に向けての序章といった展開のようでした。私みたいな人間は一回見ただけではやや話の展開のテンポについていけませんでした。
信じていた人がだんだん怪しくなってきたり、濡れ衣を着せられたり。今までの楽しい痛快な印象より男性ビジネスマン向けの内容に近い感じでした。
救いなのが、森若さんと太陽くんの恋愛が進展してきていることと。
麻吹さんの様々な職歴による面白い知り合いとのやりとりでした。

タイガーがどんどん良い人になっていて、頼りになる姉御的存在になりつつあるのが嬉しいです。
ただ、はっきりものを言ってしまったり、英語のイントネーションが良すぎるのは相変わらずで面白い！
他の登場人物たちの恋愛模様は描かれているのに、タイガーの恋愛模様が描かれていないのが残念なような･･･。
性格も実は悪くないし、ちょっと面倒くさいタイプとはいえ、魅力的なキャラクターなので、タイガーにもラブロマンスがあったらいいなと思います。

地味な制服姿の多部未華子が、普通の会社にいそうなリアルさがこのドラマのウリ。でも、彼氏のことを意識しはじめたら、急にピンクのリップを頻繁に塗り始めてから、表情が明るくなり、内面と外面の可愛さに拍車がかかるエピソードが特によかった。また今までは厳格な会計処理がモットーの経理部員として、何かとそっけなかった多部未華子の表情も、回を追うごとに表情が豊かになってきており、可愛いさを感じさせる演出以上に、彼女自身の計算された演技力を感じる。

熟練職人さんが、一見若い子にうつつを抜かして経費を使い込んでいるのかな？と内容の予想をしてみましたが、非常に中身の濃いちょっと切ないお話でした。
仕事にかける思い、生きがい、次の世代への期待。そんなことに使われる経費はきっと意味のあるお金の使い方でしょう。
周りから誤解されてしまうことがあったとしても、真実を知れば「なんだ、みんないい人」と言う終わり方がほのぼのしていてよかったです。
新メンバーのタイガーも、なかなかの目の付け所で良いですね。すっかりタイガーのファンです。

朝吹さんが加わって経理部もいい意味で活気がついた中で、森若さんもとうとう、山田君と自宅でキスをします。ええ！もうキスしちゃったの？森若さんなら段取り組んで、告白とか付き合ってください、などの文言は要らないの？と思いますが、すでに相思相愛で手つなぎまでしているのでもうここまで来たら何も口だしできません。そして森若さんの今回のお題、石鹸の質が落ちていることについて。これはちょっと感動でした。天天石鹸の伝説と言ってもいい、レジェンドと呼ばれる留田の老化を知ってしまった森若さん。必死で老化を隠そうと次世代を担う後継きへ石鹸づくりの技術をアイへ伝授している姿は泣けます。これは確かに経費が掛かっていても経費では落ちます、ということに納得です。最後に留田が天天コーポレーションで表彰を受けるのですが、その時に森若さんがこっそりと「これは経費で落とせます！」とヒソヒソとしている姿がかわいかったです。

ちょっと切ないストーリーでしたが、最後は救われました。
見た目や憶測で人を判断するのはよろしくないですね。
数字だけでは見えてこないストーリーが、だんだん人となりが分かってくるにつれて「これはきっと必要経費」と納得しました。
仕事＝人生＝プライドだったんだなと感動しました。
新メンバーの麻吹さんも相変わらずのTPOをわきまえない発言ですが、その洞察力も鋭く結局解決の手助けをしているあたりが面白さを増してますね。
部長のおとぼけも好きです。

仕事に対して真面目すぎて、一見人とのトラブルばかりで嫌われてしまうキャラでも、面白おかしく、最後は「この人いい人」と思わせてくれたのが興味深かったです。
なんでも正しければいいの？ってところに悩み出す森若さんにも心の変化がでてきましたね。悩みつつも冷静な仕事ぶりはやはり痛快です。
最強キャラ、麻吹美華（江口のりこ）も仕事に一直線で押しも強いですが、人間的にどこか不器用すぎるところも憎めません。謝るところは潔く謝れるところは尊敬します。
部長とのやりとりはかなりツボでした。

部長にしても先輩にしても、あんなにやりやすい経理課はそうそうあるものじゃないけど、言いたいことを言えるのは沙名子や真由が生意気だからではなく偏屈な上司がいないからこその空気だと思う。
そこにやりにくさＭＡＸの美華の登場。なぁなぁを好まない紗名子ですら目をつぶっていたマリナのやりたい放題。空気を読まず自分の視点第一で物事をさばいていくタイプの美華のやり方を心の中では厄介だと思いながら、また美華は美華でこれまでの失敗の原因を知りつつ正義だけを押し通そうとし続ける。その葛藤は充分現実にもあるしその折り合いの付け方がこのドラマではうまく描かれていた。大事なのは人間としての成長であり、自分の主張も相手の主張もまず自分が受け入れ考えていくことから始まるのだと感じさせられた。この現実は協力し合って働く人間ならば多くの人が通る道だと思う。
あと先輩がマリナのカムフラージュメールを読むときの演技、笑えた。真面目な醤油顔でああいう演技、すごく面白い。

ついにニューキャラクター登場。麻吹美華。うーん、本当に癖が何重にもあってアクが強い。だけど仕事に対しては正直にまっすぐでたまらなく見続けていたい人の登場。ちょと森若さんのこだわりのある性格がマイルドに見えてしまうのは、気のせいなのか。でも仕事に対する姿勢は同じ。襟を正して真摯に取り組むので、ますます目が離せなくなりようです。そして山田君との発展も楽しみでならない。あの手つなぎの延長には何が待ち受けているのか、恋愛が発展しそうな予感です。

新しいキャストで江口のりこさんが経理部に入り、これまでの話で落ち着いてきた平和な経理部にスパイスが加わりました。高飛車なだけのキャラかと思いきや、彼女なりのしっかりした考えがあり、多部未華子ちゃん演じる主人公と通じるところもあり、これからなかなかの愛されキャラになるのではないでしょうか。

ドラマのベースにぶれないテーマがあり、それを上手なキャストさんが温かいドラマにしてくれていると思います。今回のような経理部みんなでわちゃわちゃ言い合うシーンがもっと見たいです！

今回登場した麻吹という新キャラクターがかなりインパクトがあって、森若が主役のドラマだということを忘れてしまいそうな感じがしました。
しかし周りにはなかなか麻吹のことが認められず敬遠されていましたが、結構いい人だったというのが意外でした。それにいち早く気づいていたのが太陽で、太陽は本当に人のことを良く見ているんだなと思います。
最後の方で森若は以前不正を見つけたときのことを指摘されて何も言えなくなってしまいましたが、麻吹が「森若さんは救ったんです！」と言い返してくれてスカッとしました。

主人公演じる多部未華子は仕事ができて冷静沈着、細かい点も見逃さない…そしてそれは私生活も一緒でしたが、重岡大毅に誘いを受けるとどうしようかと悩んだり、ぼーっとしたりすることがあるのが可愛いなぁと思ってしまいます。最初は絶対に拒んでいたのに、徐々に心を開いている…？と経費にまつわる問題、騒動、解決までの話以外に恋の話が発展しそうなところがとても面白いです。重岡さんの、多部さんを思う気持ちがいつも真っ直ぐで、まるで学生の一途さのようで見ていて気持ちが良いです。

経理ってそんなに細かいところまで突っ込んで仕事するの？と思いながら毎週楽しみに見ています。
会社の中での人間関係や、情に流されたり、義理だったりと言うありがちな感情の中で、いかに数字で真実をバッサリと暴くかが毎回楽しいのですが、「経理として正しい仕事をしただけ」と言う正義感だけでは割り切れない部分が切なくもあり、森若さんの悩みが伝わってきました。
「そんなに正義感ばっかりじゃ正直会社に居にくくなっちゃうのにねー」と心の中で突っ込みをいれながら、でも仕事としてはやっぱり正しくあるべきだと共感しました。

展開も構成も甘い（緩いっていうか）ドラマだけど背景や環境が経理や総務だというだけで見る気になっているドラマです。沙名子のピンと伸びた姿勢と矛盾しないドライさが実にいい。自分の分をわきまえ、その性分を仕事に生かし、さらにその仕事から学びまくっている沙名子に教えられること、すごく多いです。
一寸先は闇という言葉は一寸先は光でもあるという裏返しでもあるんだな。希望は自分でつかむ！と人はカッコイイことを言うけれど、人間って弱い生き物で気が付かないうちに何かに依存してしまう生き物だとも言える。その行為は実は自分で希望を摘み取っていることになるんだと感じた。

女性の生き方セミナーに、意外に乗り気になった森若に驚いた。でも、一見、鉄の意志を持っていそうな森若も普通に若い女の子で、３０代を迎える時に、いろいろ不安になったりするんだなあと、親しみを感じた。それで、セミナーにどっぷりはまっちゃうのかな？どうするのかな？と興味津々で見ていたら、数字を深く考えて、理性的に判断する森若が、ここでもちゃんと顔を出してきて、すごいなあと思った。実際、私もああいう場に行ったら、セミナーの雰囲気に乗せられて、ホイホイ会費を払ってしまいそうになると思うので、ドラマではあるけれど、実際の生活にすごく参考になるなと思った回だった。４０代の平松の気持ちは、ものすごくよくわかった。でも、彼女も自分を取り戻して良かった。山田太陽が、回を重ねる毎に健気に思えてきて、応援したくなっている。森若とこれからどうなるのかも楽しみ。

第4話まできても、森若さんの生態は以前に増して揺るぎない。何事もイーブン。本当にいいことばの響き。初回は、漫画の原本どおりのストーリーでしたが、二話以降は、オリジナル展開が出てきているので、漫画好きの方でも、また違った話でドラマでも楽しめる二重なお得感です。経理ならではの用語が沢山でてきても難しく感じない。決算書から推理したカリスマ性ありそうなセミナー代表も木っ端みじんにした森若さん。お見事すぎます。

経理部って、あんな探偵もどきというか、税務署のようなことをするのでしょうか。真偽のほどはわかりませんが、経理の大変さが伝わってきます。営業職ってこのドラマみたいに強気か、真逆で力がないか、極端にどちらかという会社が多い気がします。いずれにせよ営業における必要経費をどう考えるか、根本的に不明瞭なだけに、多部未華子さん演じる森若のフェアな態度こそ正解だと思います。交際費って本当に曖昧ですものね。そう考えると経理というのは案外人間臭い部署なんだなと感じさせる点で、ドラマとしては成功だと思います。

森若さんの経理奮闘記、と言った感じのストーリーです。
最初は新鮮さを感じ、森若さんの仕事に関する徹底ぶりに共感も感じました。100万を超える数字違いに、必死に解明探しをする経理スタッフの真剣さは、とても伝わりました。が、ワンパターン感が否めないのです。「イーブンが好き」という森若の発言、態度、喋り方がいつも同じパターンで、だんだん陳腐なイメージがつきまとってきました。森若の引きつった笑顔でなく、別の表情が見たいですね。

コミカルとガチ真面目が混在しているからこそ、肩が凝らずに楽しめるドラマに仕上がってますね。主人公の紗名子は恋に奥手というより男性の気持ちを理解できない感じがする。そのカラがどんなふうに破られて気づいていくのかが伏線なのかな。
毎回起きるハプニングの謎解きがメインテーマになるけど民放ドラマよりも格段に良く練られてることは確か。だから「コミカルとガチ」のハーフ＆ハーフでもバカらしさを感じないで楽しめるドラマなんだと思う。
ラストのコトのおさまりかたは新発田の「良き上司ぶり」が最高に生かされてて吹越さんのさわやかな持ち味が生かされてました。

片瀬那奈さんの、仕事はできるけど他人から口出しさせないオバさん社員感がとてもリアルで最高でした。ザル村部長がとてもヘタレで、二人の対比で余計に面白かったです。
ウサギは追うなといいながらついつい気になって追ってしまう森若さんが素敵です。そんな森若さんを誘おうと必死な太陽くんがかわいいし、太陽くんの笑顔がまぶしくて、つい頑張ってって応援したくなります。今後森若さんと太陽くんがちゃんと恋愛に発展するのか楽しみです。

単純に悪いものは悪いと片付けることは簡単ですが、それをせず、みんなが幸せになれる展開に持っていったので観終わって後味の良い話しでした。
堅物でただ融通かきかないような人物はよくいますが、融通がきかない中でも、みんなが納得してしまうような筋の通し方が森若の最大の持ち味だと思います。
あれだけハッキリ言えるのは気持ちがいいですね。
営業部の山田太陽が惚れてしまうのも納得です！
太陽の良いところも見えてきて、森若も気にしているようなので、こちらの展開も気になるところです。

主人公が今時あまりいない、真面目で取っ付きにくいタイプに描かれているところがまず良いです。本当の自分を隠して無理している人が多い中、そのままでいい、他人の印象なんて気にすることは無いと、感じさせてくれるドラマです。第2話では、会社の経費の使い込みがテーマでしたが、使い込みに対する追求の仕方が経理関連ではなかったのが残念です。インタビューで主人公が自分の信念を答えるのを見て、使い込みを止めるなんてありえないです。現実はドラマではなく、もっとひどいこともあるよな、と突っ込みながら見ていましたが、こんな風に人間の良心を信じたいなとも感じました。

森若の真面目さ、融通のきかなさが全開に増してパワーアップしていた回だと思いました。森若は取材を受けたり動画を撮られたり、そういう他人に注目されることが苦手なのかもしれません。最初は真顔になってしまってインタビュワーを困らせ、2度目は不自然な笑みを浮かべてインタビュワーを戸惑わせ、森若は精一杯やっているのに笑ってしまいました。しかしうさぎを追わないという森若の信条が気になります。そこまで恋愛を避けているのは何か過去にあったのか。2話の最後では太陽の食事をOKしていましたが、果たして2人の恋はどうなるのか気になります。

偶然第一話を見た、多部未華子ちゃん主演のNHKドラマ、「これは経費で落ちません！」。
ドラマはあまり続けて見ないほうなのですが、これはリズム感が絶妙でおもわず最後まで見てしまいました。

経理部にいる、多部未華子ちゃん演じる真面目で優秀な”森若沙名子”が、領収書や請求書を見ながら経費精算をしていく、という内容なのだけれど。本当は淡々と仕事をこなしたいだけなのに、結局「これって経費なんだろうか…」ということが見過ごせず、結果なんだかんだと巻き込まれてしまう主人公の姿が面白い。
余計なことには首をつっこまない＝「ウサギを追うな」と、常に心の中で念じているのに、次のシーンでは毎回「結局来てしまった…」と、正しい経費の使われ方なのかどうか、確かめずにはいられない主人公。
随所に入る、暗算なの！？という、経費で換算すると…という細かい数字も「すごいなー」と感心します。

経理部はこじんまりと4人しかいない課ですが、それぞれの俳優さんのキャラが立っていて、あるある感が面白かった！
多部未華子ちゃんはもともとけっこう好き。淡々とした生真面目な話し方、姿勢の良さ、まっすぐに切りそろえた黒髪をきゅっと結んだ感じも、キャラに合ってます。
お堅く見えて、すぐに話が脱線して意外と恋愛話が好きな吹越満さん演じる経理部長や、無邪気な後輩の伊藤沙莉さんとのやりとりも、これから毎回楽しいのでは、という感じ。

企業に勤めている方はもちろん、自営業で確定申告とか、いつも「これって何費？」と頭を悩ませている人が見ても共感できるのでは。

森若沙名子が正確さや「イーブン」ということに固執しているけれど、それでいてうまく会社内でも立場を確立していて、後輩にされていることに、ちょっと感動しました。太陽や真夕たち若手社員のみんなも個性が細かく描かれていて、それぞれに共感しやすくてよかったです。また3人の部長たちの個性豊かなやりとりももらえて面白かったです。しかし、不倫でも会社のためになるなら経費で落ちるというのは、極論すぎて少しびっくりしました。

お仕事人間の森若が「これは経費で落ちません」を口癖にしていて見た目も中身も堅い人なのかなと思っていましたが、意外に人間臭いところもあっていいなと思いました。恋愛に臆病だったり、現代女性にあてはまるような感じのキャラクターで共感を持ってみることができます。融通の利かない女のように見えて結構周りのことを見ていて太陽のこともかばってあげたりして、森若って結構いい人なんじゃないかと思えてきます。今後太陽と接することでどんなふうに変わっていくか見守りたいです。