カルテット

最初は可愛い子だなという印象から、ドラマが進むにつれて小悪魔から悪女になって行く演技が怖いながらもゾクゾクしてしまいました。
家森さんに対する小悪魔な一面、巻さんやすずめちゃんに見せるダークな発言、一言でいうならば自然体な悪女という感じですかね。
すずめちゃんと巻さんのお義母さんがスーパーで話している内容をこっそり聞いていた場面が一番ドキドキしました。
表情だけでも見ている人を引き込んでしまう力がある方だなと感じました。

最初の方は普通の明るい女の子って感じで特に印象はなかったのですが、途中から変わった女の子になってきて、そのあたりからすごく演技が上手に見えました。
特に松たか子から旦那さんの話を聞き出しているシーンは怖さもあり、いい感じで危ないキャラクターを演じていました。

吉岡里帆さんは、NHK朝ドラ「朝がきた」で知りました。利発でしっかりした役柄が、そのままの印象の女優さんでした。「カルテット」では、笑顔なのに、目が笑ってない小悪魔な感じが、とても、ゾクッとして、ピッタリでした。優等生だけでなく、悪女もできる、期待の女優さんです。

カルテットの４人に負けないインパクトがありました。目が笑っていないミステリアスな雰囲気、コメントや表情が小悪魔でした。簡単そうで難しいミステリアスなキャラがとてもマッチしていて、またどこかのシーンで出て来ないかなと思いながら毎回ドラマを見ていました。

普通の可愛らしい店員さんだと思ってたら、すごい小悪魔の女の役で、すごく演技が自然体で上手だと思います。最近出てきた女優さんで、これからどんどん色々な役柄で出演させるのではないでしょうか。すごく見ててイライラする役柄でしたが、なんか憎めない感じでした。絶妙でした。

吉岡さんの役は笑わない目の人という設定でとても印象が強かったです。演技力がすごくてドラマにすごく引き込まれました。終盤にバイト先のオーナーを誘惑する場面にはドキドキさせられました。役ではすごく嫌な人でしたが、名前はばっちり覚えました。

ひとりだけ演技が鬼気迫るというか役になりきっていて凄かったです。初めは演奏家の4人を和ませる感じが面白く柔らかくて癒やされましたが、好奇心旺盛で誰をも魅了するというか誘惑してしまう女性でした。最後は外国の方とカップルになれた姿でしたが、それが羨ましいのか分かりませんでした。

なんだかすごくインパクトのある役柄だったので、すごく記憶には残っています。
が、インパクトがありすぎるし、そのわりに物語には絡まないし意味がわかりませんでした。
結果彼女に対してもいい印象がなくて、プッシュしたい新人女優のイメージしかありません。