カルテット

自然な演技がとっても良かった。特にメインの４人でおしゃべりをしているシーンは、「アドリブで話しているのではないか？」と思えるぐらい自然。
ヴィオラを演奏してる時は本当にステキで、改めて高橋一生の良さがわかったドラマでした。

高橋さんの演技はあまり見たことがなかったのですが、細かい性格の役をテンポ良く演じていて、笑わせてもらいました。実際にこんな人がいたら面倒くさそうだな、と思ってしまうような雰囲気がしっかり感じ取れるような演技でした。

カルテットでの高橋一生さんの役どころは、定職にもつかずふらふらしていてしかもバツイチ子持ちというなんとも情けない男性の役。スーツを着るような役だと知的でキレモノに見えるのに、今回のカルテットではどうしようもないダメ男という全く別の演技が見られてとても良かった。作中で変な屁理屈をこねたりする場面がありものずごくベラベラしゃべるのだが、その辺もはまり役に思えた。高橋さん自身、バラエティーで見かけることが無いのでどういう性格の役者さんなのか分からないが、変にクセがあったり濃い演技をしないから、とても見やすい役者さんだと思う。あまりドラマは見ないほうだけれども、高橋さんが出演するなら今後も何かしら見たい。

主要登場人物４人の中で一番普通の人生を送っている人なのに、言動がちょっと変わっている役だと思いますが、４人の食卓で真顔で面倒くさいことを言い出すところがコミカルでかわいらしくとても魅力的な人物に感じました。満島ひかりさん演じる「すずめちゃん」とのやりとりがとくに好きでした。「好き」がこぼれてるかんじで。でもそれを心に秘めたままにしているところも家森さんの意外と常識人なところを表しているのかな、と思いました。

息子と別れるシーンが素晴らしかったです。笑顔で手を振るものの、徐々に悲しみがこみ上げてくる様子がとても切なかったです。顔をくしゃくしゃにして声を漏らさないよう泣く演技に、もらい泣きせずにはいられませんでした。小さなこだわりを熱く語ったり、おちゃらけるシーンの演技も、見ていてすごく楽しかったです。

坂元裕二脚本作品には欠かせない役者である高橋一生さん。いつもは思慮深い役どころが多い気がしてましたが、今回は割とコミカルな役。見事に坂元作品特有のめんどくさい人を演じられていました。でも時たま見せる真面目な演技では、さすが！っといった感じで、何故か高橋さんが演じるとセリフに説得力が増すように思います。このドラマでまた高橋さんの新たな一面を見れた気がしました。

４人での共同生活の中で繰り広げられる掛け合いがとても良かったです。理屈っぽく面倒くさいんだけど、悪い気がしない不思議な感じ、喜怒哀楽はあまりなく、飄々としているキャラクターをうまく演じられていたと思います。高橋一生さんの味が出ていたと思います。高橋一生さんが出ているドラマはまた見たいと思いました。

高橋さん演じる家森さんはとても最高でした。一癖も二癖もある役柄でしたが、高橋さんが演じることで嫌味なく愛されるキャラになったと思います。特に「べっぷく?ん?」という独特の呼び方。あれは高橋さんのアドリブなのでは？と勝手に思っているのですが、とても可愛いかったです。また最終回にカルテットドーナツホールが雑誌に載った際、自分がちょうど見開きの中央にのってしまっていて、それをのばしているシーンがあったのですが、それも高橋さん演じる家森さんらしくて、とても好きでした。

最近テレビに多数でてるけど役があってるのか役にあわせてるのか、どちらにしてもぴったりあわせてきていてはまってます。
今回は役者全員が謎につつまれている部分があり全員が見事に謎を隠し期待以上に楽しめた！
特に高橋さんは理屈っぽさの中に優しさと熱さをもつ人柄をうまく演じたと思います。

不思議な役柄もぴったり、いまをときめく高橋一生さんです。影のある役柄も、明るい役柄もいつも楽しそうに演じられています。
カルテットはドラマ自体も個性的で、キャストさんも個性派ぞろいですが、とても馴染んでいました。

私は、個人的に、高橋一生さんの顔が好きで、このドラマを見始めたのですが、顔だけでなく、演技も上手でびっくりしました。印象に残ったシーンは、息子と離れ離れになってしまうシーンで、今まで一度も泣いた姿を見せなかったいえもりさんが泣いている姿は、感度的で、もらい泣きしました。

あまり自分がみてきた中でみたことのない俳優さんで、巷のブレイクな噂も小耳にはさみつつ拝見させて頂いたんですが、細やかな間や描写、演技がとても上手い方なんだなあと感服しました。カルテットのシーンで、家森さんがわが子を見送り、顔に手をあてて涙するシーンには、テレビの前でもらい泣きしてしまいました…！

何かと「あれ？これはアドリブなのかな」と思わせるような自然なシーンを作り出していたのは、高橋さんだと思います。『カルテット』が放送される以前より高橋一生さんが私は好きだったのですが、今回のドラマで随分女性人気も高まったようで、周りの友達と語れるようになりました。なんだかうれしいです。

細かい感情を小さな表情やしぐさひとつで視聴者に伝わるように演技ができていてすごい俳優さんだなと思います。登場人物のキャラクター自体はちょっとわかりにくい人物像だったのに、高橋さんだったから、最後には好きなキャラクターになりました。

前から高橋一生さんのことを見たことはありましたが名前は正直、知りませんでした。でも今回のカルテットのドラマを見ていて高橋一生が演じるキャラクターの独特の雰囲気が好きで、この人はなんと言う俳優さんなんだろう。と思い名前を知りました。キャラクターとしてはほんとに独特でなかなか癖のあるキャラクターでしたが見事にそれを演じきっていてほんとにすごい人だなと思いました。

格好いい印象が強かったですが、どうでもいい事にこだわりが多く本当に面倒くさいと思わせる演技はとても上手で面白かったです。言葉を使った場面ではいつも中心になっていてすずめちゃんと一緒に実用してみせる姿は笑ってしまいました。さり気なく優しい姿は素敵でした。

高橋一生さんは昔から気になっている俳優さんです。今回のカルテットの家森さんがとてもはまっていました。こだわりを語らせたらめんどくさい感じになるのと崩した服装がとても似合っていて結構好きなタイプなのかもって思ってしまいました。が、実際仲間にいたらめんどくさい人だと思うのかもしれなしです。