『クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮 ‐決断‐』でのウィル・ケンプ (ダーンリー/ヘンリー・スチュアート役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
ウィル・ケンプ (ダーンリー/ヘンリー・スチュアート役) は 「2018年10月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
初登場から亡くなるまでずっとクズだったのが気の毒ですが、権力欲むき出しの傲慢で嫌味な演技も精神を病んでからの狂気じみた演技も本当に上手くて、視聴者にメアリーの脅威だと認識させる役割をしっかり果たしていたと思います。彼の熱演があったから主役であるメアリーに感情移入しやすくなりましたし、ジェームズやボスウェルの誠実さが際立ったと思います。
汗だくで常に落ち着かずソワソワしていて、明らかに普通の状態ではないと一目で分かる病んでいるような表情や見た目作りが上手いと思いました。亡くなったキーラを見る嬉しそうな、ちょっといっちゃってる眼差しも危ない雰囲気があって怖かったです。メアリーの破滅を予感させるような、登場するだけで不安に感じさせる雰囲気が漂っているところも良かったです。
ノックスがメアリーを殺そうとしていると知った時にサッと表情が変わったのが印象的でした。やることなすこと本当にクズだけど、決してメアリーが憎いわけではなくただ権力が欲しいだけで、彼女のこともお腹の子供のことも彼なりの愛情を持って大切に思っているんだなと感じられ、少し彼を見直しました。
ハンサムだし身のこなしも美しく、ファイティングをやらせてもそこそこ行ける男性なのだし、メアリーも妥協して幸せになってくれたらと思わずにはいられません。けれど共同統治という自分の要求を突きつけてくるタイミングの悪さ、断られることを見越していない、薄っぺらな性格が上手く演じられています。やがて悪意のある人物に軽く騙され、一方でちやほやされるとすぐに調子に乗るあたりも脇の甘さが出ていて良いし、時折、根っからの悪者ではないのかもと思わせる瞳からも目が離せません。
回を増すごとにダーンリーのことがますます嫌いになっていくくらい見事にクズを演じていると思います。メアリーを脅迫する時の、自分が優位に立っていることを楽しんでいるような表情が憎たらしくてたまりません。ヘラっとした締まりのない表情も彼の中身の無さを感じさせます。演じているウィル・ケンプさんはイケメンだし体もしっかり鍛えていてカッコ良いのに、その見た目の良さを全く感じさせずにクズ男になりきっているところが素晴らしいです。
演じているウィル・ケンプさんが気の毒になるくらいクズな役ですが、顔を紅潮させてムキになってメアリーに抗議する姿やボスウェルを見下したような表情、嘘を並べるときの泳いだ目線などでダーンリーの小者っぷりを見事に表現していると思います。吹き替えの声優さんの大人の男性にしては少し高めの声も、彼の器の小ささを感じさせて役にぴったり合っていると思います。
ハミルトン卿の挑発に乗らぬよう必死で耐える姿や戴冠式を内々に済ませようとメアリーに提案する時の思いやりある表情に、彼なりのメアリーへの誠意が感じられたのが良かったです。メアリーから妊娠を告げられた時の嬉しそうな笑顔や「良き父、良き夫になるよう誓う」という言葉にもいつものような薄っぺらさがなくて真実味があり、今まで大嫌いだったけどちょっとダーンリーを見直しました。
母親やメアリーに対して言い訳をする時の表情が、「この人の誤解を解きたい」とか「この人の信頼を取り戻したい」とか相手のことを考えているのではなく、どうすれば自分にとって一番得な状況になるのかということだけを考えているような計算高さが滲み出ているところが良いですね。品格がなく軽薄で自信過剰で、中身が備わっていない小者感満載な雰囲気作りも上手く、メアリーと並んでも全くつり合いが取れていないように見えるところも良いと思います。
嘘や出まかせを言っている時と真実を語っている時の表情の変化が上手いです。見下ろしたり見据えたり、愛おしそうに細めたり、目の動きだけで見事にダーンリーの本音を表現していると思います。個人的にジェームズが好きなので、ダーンリーの彼への態度は失礼過ぎて毎回カチンとくるのですが、メアリーやキーラへの態度や言葉には誠意が感じられ、本音を語っているように聞こえます。
自分に自信満々でとことんジェームズを下に見ている嫌味な雰囲気を上手く醸し出していて、ダーンリーが出てくるだけでイラっとします。ジェームズや衛兵を見る時は顎を上げて見下ろす感じですが、メアリーと会話する時はどんな時も真っすぐ彼女の眼を見ていて、身分や相手によって態度を変えるダーンリーの権力欲の強さと性格の悪さ、またクイーンへの敬意を丁寧に表現していると思います。
権力を得るためなら平気で卑怯な手を使う、出世欲丸出しな男を上手く演じていると思います。相手を小馬鹿にしたような眼差しや嘲笑っているように歪んだ口元などで、平気で人を裏切りそうな信用ならない雰囲気を醸し出していて、こんな男と結婚しなければならないメアリーの危機的状況をより際立たせているところも良いですね。
初登場から亡くなるまでずっとクズだったのが気の毒ですが、権力欲むき出しの傲慢で嫌味な演技も精神を病んでからの狂気じみた演技も本当に上手くて、視聴者にメアリーの脅威だと認識させる役割をしっかり果たしていたと思います。彼の熱演があったから主役であるメアリーに感情移入しやすくなりましたし、ジェームズやボスウェルの誠実さが際立ったと思います。
汗だくで常に落ち着かずソワソワしていて、明らかに普通の状態ではないと一目で分かる病んでいるような表情や見た目作りが上手いと思いました。亡くなったキーラを見る嬉しそうな、ちょっといっちゃってる眼差しも危ない雰囲気があって怖かったです。メアリーの破滅を予感させるような、登場するだけで不安に感じさせる雰囲気が漂っているところも良かったです。
ノックスがメアリーを殺そうとしていると知った時にサッと表情が変わったのが印象的でした。やることなすこと本当にクズだけど、決してメアリーが憎いわけではなくただ権力が欲しいだけで、彼女のこともお腹の子供のことも彼なりの愛情を持って大切に思っているんだなと感じられ、少し彼を見直しました。
ハンサムだし身のこなしも美しく、ファイティングをやらせてもそこそこ行ける男性なのだし、メアリーも妥協して幸せになってくれたらと思わずにはいられません。けれど共同統治という自分の要求を突きつけてくるタイミングの悪さ、断られることを見越していない、薄っぺらな性格が上手く演じられています。やがて悪意のある人物に軽く騙され、一方でちやほやされるとすぐに調子に乗るあたりも脇の甘さが出ていて良いし、時折、根っからの悪者ではないのかもと思わせる瞳からも目が離せません。
回を増すごとにダーンリーのことがますます嫌いになっていくくらい見事にクズを演じていると思います。メアリーを脅迫する時の、自分が優位に立っていることを楽しんでいるような表情が憎たらしくてたまりません。ヘラっとした締まりのない表情も彼の中身の無さを感じさせます。演じているウィル・ケンプさんはイケメンだし体もしっかり鍛えていてカッコ良いのに、その見た目の良さを全く感じさせずにクズ男になりきっているところが素晴らしいです。
演じているウィル・ケンプさんが気の毒になるくらいクズな役ですが、顔を紅潮させてムキになってメアリーに抗議する姿やボスウェルを見下したような表情、嘘を並べるときの泳いだ目線などでダーンリーの小者っぷりを見事に表現していると思います。吹き替えの声優さんの大人の男性にしては少し高めの声も、彼の器の小ささを感じさせて役にぴったり合っていると思います。
ハミルトン卿の挑発に乗らぬよう必死で耐える姿や戴冠式を内々に済ませようとメアリーに提案する時の思いやりある表情に、彼なりのメアリーへの誠意が感じられたのが良かったです。メアリーから妊娠を告げられた時の嬉しそうな笑顔や「良き父、良き夫になるよう誓う」という言葉にもいつものような薄っぺらさがなくて真実味があり、今まで大嫌いだったけどちょっとダーンリーを見直しました。
母親やメアリーに対して言い訳をする時の表情が、「この人の誤解を解きたい」とか「この人の信頼を取り戻したい」とか相手のことを考えているのではなく、どうすれば自分にとって一番得な状況になるのかということだけを考えているような計算高さが滲み出ているところが良いですね。品格がなく軽薄で自信過剰で、中身が備わっていない小者感満載な雰囲気作りも上手く、メアリーと並んでも全くつり合いが取れていないように見えるところも良いと思います。
嘘や出まかせを言っている時と真実を語っている時の表情の変化が上手いです。見下ろしたり見据えたり、愛おしそうに細めたり、目の動きだけで見事にダーンリーの本音を表現していると思います。個人的にジェームズが好きなので、ダーンリーの彼への態度は失礼過ぎて毎回カチンとくるのですが、メアリーやキーラへの態度や言葉には誠意が感じられ、本音を語っているように聞こえます。
自分に自信満々でとことんジェームズを下に見ている嫌味な雰囲気を上手く醸し出していて、ダーンリーが出てくるだけでイラっとします。ジェームズや衛兵を見る時は顎を上げて見下ろす感じですが、メアリーと会話する時はどんな時も真っすぐ彼女の眼を見ていて、身分や相手によって態度を変えるダーンリーの権力欲の強さと性格の悪さ、またクイーンへの敬意を丁寧に表現していると思います。
権力を得るためなら平気で卑怯な手を使う、出世欲丸出しな男を上手く演じていると思います。相手を小馬鹿にしたような眼差しや嘲笑っているように歪んだ口元などで、平気で人を裏切りそうな信用ならない雰囲気を醸し出していて、こんな男と結婚しなければならないメアリーの危機的状況をより際立たせているところも良いですね。